CDP DWH DMP 違い比較カスタマーデータプラットフォーム始め方

2022年7月12日
2022年6月14日
マーケ
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デジタルマーケティングにおいて、重要視されてきているCDP。似たようなキーワードである DWH や DMP との違い比較をまとめていきます。カスタマーデータプラットフォーム活用ポイント始め方についても記載をしていきます。

現場の運用のデジタル化で、重要視され始めているCDP（カスタマーデータプラットフォーム）。この理由は、結局は、パーソナライズされたサービスをシステムで提供することで、顧客との、より濃密な接点を作ることになってきています。

しかし、現実問題、CDP DWH DMP それぞれの違いを把握、理解して、情報を集めていったり、設計していくことがうまくいかない！という悩みも耳にします。IT人材がいないから、などの理由も聞きますが、目的がブレているケースも散見されます。

この記事では、

CDPって何？
DWHとは？
DMPとの違いは？
CDPの目的は？
CDP、何から始めればいい？

という観点においてののお悩み、課題をお持ちの経営企画室担当者、情報システム部、web担当者、webディレクター、webマスター、マーケティング担当、広告代理店の方向けの記事です。

CDP DWH DMP についての基礎知識から始めて、CDPについてのイメージをより豊かに、そして、具体化させて、まず、CDPで、何をできるようにしていくのがいいか、CDP構築についての解説をしていきます！カスタマーデータプラットフォームの構築についての参考になれると思いますので、ご参照ください。

1 CDPとは
2 CDP できること
3 DWH とは
4 DMP とは
5 CDP DWH DMP 違い
6 カスタマーデータプラットフォーム目的
7 カスタマーデータプラットフォーム始め方
8 CDP（カスタマーデータプラットフォーム）とは解説動画
9 まとめ CDP DWH DMP 違い理解からデータ統合された CDP 始め方を知る
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CDPとは

CDPとは、カスタマーデータプラットフォームのことを指し、Customer Data Platformの略称です。

CDPは、企業ごとに独自にためてきた顧客データを管理するプラットフォームのことを指しています。

CDPを具体的に解説すれば、顧客データなので、

B2Cビジネス、たとえば、飲食店なら、

・性別、年齢、住所、興味関心などの属性情報

・電話番号、メールアドレス、SNSアカウントなどの情報

・来店回数、累積利用料金、グループ店利用などのアクションログ

などの情報になります。

B2Bビジネス、たとえば広告代理店なら、

・社名、業種、住所などの情報

・担当者名、性別、性格、連絡先などの情報

・売上、購買商品履歴などの情報

などなどです。

基本的には、興味関心、嗜好、ライフログ、アクションログなど、消費者や顧客にかかわるデータを管理するのが、CDPとなります。

なお、これらの情報のもとになってくるのが、web、アプリ、QRコードなどのトラッキングシステム、請求書、見積もり、担当者の手動入力データになります。

CDP（カスタマーデータプラットフォーム）はプライベートDMPとも呼ばれます。

CDP できること

CDP できることは、いろいろありますが、一般的には、

データ収集
データ統合
データ分析

です。

これらがベースとなって、CDP（カスタマーデータプラットフォーム）の中で、データをもとに、何をしていくか、どう反映させていくか、がカギになります。

CDP データ収集

CDPにおいて、データは、重要なもので、これを集める機能を持っています。

ユーザーの属性情報
ユーザーの興味関心
Webやアプリ上のアクション、トランザクションログ

これらの情報を収集していく機能です。

集めたデータをもとに、ニーズの高い商品、サービスの開発につなげていくのです。

当然ですが、webだけではなく、実店舗での購入データ、アンケート、ポイントなど、webにない情報もデータとして取り込める機能もあります。

CDP データ統合

CDPで集めたデータを、まとめる、マージする機能が、データ統合です。

具体的に言えば、

ポイントカード上の登録データ
webでの登録データ

この2つが違う場合、顧客IDを軸に統合します。

これによって、顧客1人1人のデータをまとめていき、顧客ごとのデータベースを充実化させていく感じになります。

当然ながら、このデータは、自社の中のデータだけでなく、外部データとの連携も可能ですよね。他社システムに登録されている情報で、公開されているものがあれば、それを連結させることが可能です。

顧客データが貯まれば貯まるほど、顧客に対してのフォローや提案は、精度を上げることが可能になります。広告配信、webサイトのパーソナライズ化、レコメンドコンテンツ、アプリのクーポンなどなど、いろいろなマーケティング展開が可能になります！

CDP データ分析

最後に集めて、統合したデータを基にしたデータ分析です。

顧客ひとりひとりにフォーカスしての分析はもちろん、ビックデータとしての顧客分析ができるようになってきます。

属性情報の近いAさんとBさん。

似たような商品を買っていたら、それぞれで、AさんとBさんが買っていない商品をレコメンドしていく！みたいなことが可能になります。

データ分析を通して、マーケティング施策に落とし込めて、それを、UIUX、コンテンツ、システムに変えていくことが可能になってきます。

DWH とは

DWH とは、データウェアハウスのこと。データウェアハウスとは、Data Ware Houseと記載して、DWHがその略称です。

データウェアハウスとは、webや基幹システムから集めたデータの保存場所、保存データベースのことです。

webだけでなく、請求、問い合わせなどのユーザーを含めた、過去のデータ履歴、トランザクションデータ、カスタマーのデータベース、そして、コンテンツ、アクセスデータなど、さまざまなデータが入っている場所、システム、データベースのことを指します。

データウェアハウスは、データ分析に活用するために、まずは、データの保管庫として作るケースが多いですが、そもそも、最初から、このあたりのデータベース設計は、まとめておいた方が、本当は効率的です。集めたデータでは、経営、カスタマー、売上分析できない！となると、使い勝手が悪いからです。

そのため、おすすめとしては、仕様や目的を考えて、データウェアハウスを考え、ある程度、データベースの設計に詳しい人が、データウェアハウス設計をした方が、後々使いやすくなります。

DMP とは

DMPは、データマネジメントプラットフォームのことで、Data Management Platformの略称です。

マーケティング活動の最適化をはかるために、存在するのが、DMPです。

分析、施策、蓄積、統合。といったデータのやりとりをかさねて、プラットフォームとして成長をさせていきます。

DMPは、具体的に考えると、

リスティング広告を実施する前に企画
リスティング広告をする
キーワード、表示回数、ＣＶ数、クリック数のデータを保存する
売れたキーワードのデータを格納し、過去データとマージする
次の広告企画に反映させる

みたいなかんじなのが、1つのDMPの具体例ですね。

DMPは、「オープンDMP」と「プライベートDMP」の二つに分けられ、主に具体例で扱った内容を保存すると、プライベートDMPとなり、広告の際に、活用した広告側に用意されている配信ユーザーの属性情報などは、オープンDMPになります。

CDP DWH DMP 違い

CDP DWH の違いから、解説します。

そもそも、システムとしての目的が異なります。

CDPは、顧客情報からの顧客理解
DWHは、データの保存、集積

と目的が異なります。

それゆえ、

CDPは顧客軸でとらえますし、DWHは、データ軸でとらえます。

なお、一般的に、CDPの中に、DWHの一部の機能がある！という扱いの時もあります。

そして、次に、CDP と DMP 違いです。

実は、CDPとDMPはできることが似ていますし、目的も似ていることが多いです。そもそも、CDPは、プライベートDMPとも呼ばれます。

CDPは、顧客理解なので、マーケが使うもの
DMPは、よりニッチで、広告配信管理で使うもの

というかんじの違いが括りとしてあるかもですね。

カスタマーデータプラットフォーム目的

CDP（カスタマーデータプラットフォーム）の目的についてです。

カスタマーデータプラットフォームの目的は、前述のとおり、顧客理解です。

ただ、顧客を理解したうえで、何を提供するか？ここがポイントです。

基本戦略としては

優良な顧客体験（CX）の提供

です。

ファンの醸造という言葉で置き換えられたりもしますが、基本、いい体験をしてもらうことです。

そのために、顧客ひとりひとりへのパーソナライズが重要です。

CDPを活用して、顧客軸で、データを分析して、顧客が求める体験をサービス提供していくことで、結果が出てくるというものです。

そのツールとして

レコメンドエンジン
MA（Marketing Automation）ツール
webのパーソナライズ

などがあります。

カスタマージャーニーも考えながら、マーケティング全体で、俯瞰しつつも、深堀できるようにしていく、これが、CDPの目的になるのでしょうね。

カスタマーデータプラットフォーム始め方

カスタマーデータプラットフォームの始め方について、言及しますね。

顧客理解の始め方なので、まずは、データ収集です。

属性情報
行動

この2つのデータを集めていきましょう。

この2つのデータだけでも、正直膨大です。

これらのDBを統合させ、顧客軸で、どういう顧客がいるのかを明確化して、それにあわせた商品設計、サービス設計、はては、価格設計となってくると思います。

新規顧客の獲得は、コストがかかります。成果も出るかわかりません。

しかし、既存顧客からのリピート購入は、比較的低コストで、成果も読みやすいのです。それは、80対20の法則からも明らかです。

CDP（カスタマーデータプラットフォーム）とは解説動画

CDP（カスタマーデータプラットフォーム）初心者の方向けに、CDP（カスタマーデータプラットフォーム）とはから、CDPの概念について解説している、Youtube動画をご紹介します。

CDP（カスタマーデータプラットフォーム）とは何か？デジタル化に伴い、注目度が上がっているCDP（カスタマーデータプラットフォーム）の概念などを理解しやすくなります。そもそも論、CDP（カスタマーデータプラットフォーム）って、どんな場面で使えるのか？など、デジタルマーケティング領域で重要なポイントの解説動画です。

カスタマーエクスペリエンス、データ活用、ビックデータなど、マーケティングのベースデータを活用して、どのように、プラットフォームを構築していくかは、結局のところ、誰に、どんなパーソナライズした情報を提供できるか？になると思うのですが、なかなか、把握しづらいですよね。この動画を通して、そういった部分につながるCDP（カスタマーデータプラットフォーム）の活用イメージの参考となればと思い、ご紹介をさせていただきました。

CDPについてのこの動画は、視聴回数が13,000回以上となっている、CDP（カスタマーデータプラットフォーム）とは、何かを解説した動画ですので、人気のデジタル化ノウハウの動画となっています。

CDP（カスタマーデータプラットフォーム）のパッケージソフトのメリットや、データ統合のメリットなども、プレゼンデータのようなかんじで紹介している動画です。しかも、この動画、短いのです！約6分で、CDP（カスタマーデータプラットフォーム）とは、何か？の部分を解説してくれています。スマホで、移動時間に、CDP（カスタマーデータプラットフォーム）についての知識を高めよう！！ということも可能ですね。

CDP（カスタマーデータプラットフォーム）のように、時間軸などのデータをあつかう場合、データの整理の部分も重要ですが、そのへんも、わかりやすく、言語化してくれている動画ですよ！！