【新規事業立ち上げ】プロダクトマーケットフィット とは PMF PSF 比較

プロダクトを持つのは、企業として、当然といえば、当然のことです。なぜなら、自社商品の方が利益率があがるからです。つまり、スタートアップ企業や、新規事業の立ち上げにおいて、自社のプロダクト保有は、重要なことになります。

しかし、プロダクトを持つことが、終わりではないですよね。それが、売れるのがどうかによって、大きく、そのプロダクトの価値は変わります。

では、プロダクトが売れるかどうか。これが、プロダクトマーケットフィット(PMF)にかかわってきます。実際、自社のプロダクトがPMFを達成できているかどうかによって、経営判断は変わってくるので、とても重要です。

ということで、今回の記事では、スタートアップ、新規事業立ち上げをされている方向けに、改めて、プロダクトマーケットフィットとは プロダクトマーケットフィットは何か?という点を解説していきます!

プロダクトマーケットフィットとは

プロダクトマーケットフィットは、Product Market Fitの略称です。読んで字のごとく、プロダクト、自社商品が、マーケット(市場)にあっているかどうか?というステータスを示した言葉になります。

プロダクトマーケットフィットとは、つまり、市場にあっている状態かどうかを示す言葉になっています。

プロダクトマーケットフィットについて

プロダクトマーケットフィットは、スタートアップの起業家や、M&Aなどをされている方とお話をすると、登場してくるキーワードなので、プロダクトマーケットフィットについてのセミナーなども、起業家セミナーなどで、盛んに叫ばれているケースがあります。

また、もう1つの観点で、プロダクトマーケットフィットは、マーケティングの1つのメソッドとして見られているため、広告代理店やコンサル業界の人も、利用する言葉です。横文字なので、わかりにくい、というイメージを持つかもしれませんね。

ビジネスにおいて、市場と製品のマッチング度が高いということは、需要が高い製品を世の中に出せているということなので、それは、とてもいい状況にあると思われます。

プロダクトマーケットフィット 重要 ポイント

企業は、プロダクトを作ることに没頭しがちです。

しかし、いい商品でも、市場ニーズがない中で、商品を作っても売れません。

どのマーケットで、商品を訴求していくかは、とても重要とされているのは、プロダクトマーケットフィットの考え方に基づきます。

ちなみに、マーケティング上、市場規模の大きい業界を狙うことが、最善の策とされているのは、このプロダクトマーケットフィットの考え方に通じます。

なぜなら、小さい市場で、商品を作っても、売上の天井や施策が見えているからです。

市場の大きなところで、商品を作るように、考えましょう!

プロダクトマーケットフィット 事例

プロダクトマーケットフィットの事例として、最たるところは、以下の事例です。

  1. Google
  2. facebook

この2つは大きな事例といえます。

もともと、この2つは、市場ニーズの高い部分に参入して、商品を改善しつづけました。その結果、大きく市場シェアを獲得して、超有名企業になっています。

ちなみに、amazon、楽天市場も同じ例になると思います。

ただ、楽天市場は、そこに軸足を持ちつつも、別の事業での展開が、楽天市場自体の価値を高めていったという稀有な例ではないか?と思われます。

結局、市場ニーズにあわせて、製品の改善を続けることが、成功の事例になっているのだと思われますが、力技的な、別の視点も存在しそうです。

PMF PSF(プロブレムソリューションフィット) 比較

PMFについては、ご理解いただけたと思います。

そこで、比較されがちなPSFについて。

PSFは、Problem Solution Fitの略称で、プロブレムソリューションフィットのことをさします。

プロブレムソリューションフィットは、商品ではなく、課題を解決できる状態を維持できていること、をさします。

ITベンダーなどが、顧客のシステムを作り、改善し続けられる状態を指します。

プロブレムソリューションフィットが適切でないと、結果的に、ITベンダーは、売上はあがりません。システムが課題を解決できないので、売れるわけがないからです。

つまり、PMFとPSFは、似たようなイメージですが、そもそもの出発点が異なります。

プロブレムソリューションフィットは、あくまで、課題の解決の持続性であって、それができるからといって、すべての企業の収益があがるわけではありません。

それよりも、PMFのほうが、すべての企業においての重要なポイントになります。

なぜなら、プロブレムソリューションフィットは、利益については語っていません。プロブレムソリューションフィットは、あくまで課題解決なので。

逆にプロダクトマーケットフィットは、自社プロダクトが出発地点でもあるので、この時点で、基本は、収益性が、加味されています。

この違いは大きいですよね、企業にとって。

プロダクトマーケットフィット 指標

PMF(プロダクトマーケットフィット)の状態になっているかどうかを判断する指標、データは何になるでしょうか?

わかりやすいのは、新規とリピーターの数ですね。

繰り返しの利用者数が、どれだけ多いか?

新規利用者の数が、どれだけ多いか?

この増加の割合が、プロダクトマーケットフィットの1つの指標になります。

新規利用者が増えるということは、市場ニーズにマッチしている可能性が高いですし、また、リピーターが増えているということは、これも、市場とマッチしている可能性が高いと考えられます。

言い換えると、

  • 新規顧客増加
  • 利用率増加

これが、プロダクトマーケットフィットをはかるデータだと考えられます。

ただし、新規顧客ばかり増えて、利用率が増加していない場合は、PR、広告が功を奏しているということになり、その場合、商品・製品の改善が必要!

ということになります。

ここは、重要なポイントですね、プロダクトマーケットフィットを理解するうえでは。

MAU(月間のアクティブユーザー)を指標にするアプリが多いのは、プロダクトマーケットフィットの考え方を踏襲しているわけです。

まとめ プロダクトマーケットフィット 常に意識してプロダクトを改善

いかがでしたでしょうか。プロダクトマーケットフィット

プロダクトマーケットフィットとは、

商品・製品が、市場からどれだけ求められているか?

を指し示すステータスであること、ご理解いただけましたでしょうか。

起業家であれば、プロダクトマーケットフィットを理解して、市場の大きいところに向けて、プロダクトを展開していくべきです。

プロダクトマーケットフィットを意識していくことで、市場シェアを取れれば、大きなマネタイズにもつながります。

Google、facebookなどを見てみてください。

プロダクトマーケットフィットの事例として共感できるはずです。

プロダクトマーケットフィットは、MAUの指標をベースに考えるといいと思います。

データで判断するなら、MAUは、わかりやすいです。

アプリだけではなく、サービス、商品でも、この考え方が、プロダクトマーケットフィットの状態になっているかどうかを判断できるポイントだと思われます。

ちなみに、電通デジタル社でも、以下のようなコラムが展開されています。参考にしてみてはいかがでしょうか?

Product Market Fit(PMF)を定量的に測定する方法「Growth Accounting」とは?
https://www.dentsudigital.co.jp/topics/2020/0602-000484/

大手デジタル広告代理店ですからね。

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