web広告のクリック数とGoogleアナリティクスのセッション数があわない原因と解決方法

web広告の運用をしていると、「あるある」なのですが、クライアントから、Googleアナリティクスの数字と、web広告のクリック数がぜんぜんあわない、という指摘をもらうことがあります。

ほとんどのケースで、web広告のクリック数が多くて、Googleアナリティクスのセッション数が少ないという事象です。

クリック課金の場合、クリック数に対して、支払い、請求が発生するので、クライアント側からすると、ネット広告で、なんらか不正をしているのではないか?と思うわけです。
この問題は、ネット広告の予算が大きければ大きいほど、発生する問題ですが、どうして、こんなことが起きるのでしょうか?

そこで、今回は、web広告のクリック数とGoogleアナリティクスのセッション数があわない原因について解説しつつ、その解決方法についても、まとめてみました。

ズレる原因1:そもそも計測仕様が異なる

web広告のクリック数とGoogleアナリティクスのセッション数があわない理由の1つです。当たり前の話ですが、Googleアナリティクスと、ほかのネット広告とは、開発ベンダーも異なれば、サービスインの時期が異なります。それゆえ、計測の定義も異なってくるのです。

もっといえば、Google広告とGoogleアナリティクスでも差が出ることもあります。

Googleでは、そんな課題が起きた時の対応として、以下のようなソリューションも用意しています。

課題についてのチェックをしていくと、対応方法や、数字の乖離がある理由を教えてくれます。
https://support.google.com/analytics/troubleshooter/7400792?authuser=2

若干、言葉が難しいですが。

Googleアナリティクスのセッション定義

Googleアナリティクスの計測定義について記載します。

デフォルトでは、30分以内の同じ参照元によるセッションは1つのセッション

具体的に解説すると、

  • ネット広告からクリック
  • サイト訪問
  • その後、サイトを離脱
  • 30分以内にもう一度同じネット広告で同じサイトへアクセス

この場合、

  1. 広告の管理画面上、クリックは2回
  2. Googleアナリティクス上、セッションは1回

このようなカウントになります。

もちろんですが、30分以内なら、ブラウザの戻るボタンで、再度同じネット広告をクリックして、アクセスしてきた場合も、広告の管理画面上、クリックは2回、Googleアナリティクスの計測上、セッションは1回ということになります。

セッションの持続時間

デフォルトでは、セッションはユーザーが何も操作を行わないまま 30 分が経過するまで持続しますが、この有効期限は数秒~数時間に変更することもできます。詳しくはセッションの設定の変更方法をご覧ください。

引用:Google アナリティクスヘルプ
アナリティクスでのウェブ セッションの算出方法
https://support.google.com/analytics/answer/2731565?hl=ja

ちなみにですが、セッション時間を30分ではないように設定を変えることは可能です。
最小1分から最大4時間まで設定変更可能です。

Googleアナリティクスのセッション時間 変更方法

Googleアナリティクスで、セッション時間を変更する方法を簡単に解説します。ちなみに、これは2019年9月2日時点です。

  • Googleアナリティクスにログイン
  • Googleアナリティクスの管理へ
  • プロパティで変更したいプロパティを選択
  • トラッキング情報をクリック
  • セッション設定というメニューをクリック

あとは、この画面で変更するだけです。

ちなみに、これは、gtag.js または analytics.js を使用しているホームページでしか設定の変更はできないそうです。

詳細は、以下のアナリティクスヘルプにも記述があります。

セッションとキャンペーンのタイムアウト処理
セッションとキャンペーンの期間を設定します。

引用:Google アナリティクスヘルプ
https://support.google.com/analytics/answer/2795871?hl=ja

ズレる原因2:webページのリダイレクトによる影響

ネット広告の管理画面のクリック数と、GAのセッション数が乖離する原因は他にもあります。

ネット広告のリンク先にアクセスするとき、リダイレクトがあると、セッションが切れてしまい、参照元の情報がなくなってしまいます。これによって、Directになってしまうケースがあります。

utmパラメータで、どこから流入したのかを追えるように設定していても、リダイレクトが関所になってしまうケースがあるのです。

では、リダイレクトをホームページで設定している「あるある」ケースについて、ご紹介していきます。

PCサイトからSPサイトへのリダイレクト

リダイレクトで、あるあるなケースとしては、PC⇒スマホサイトへの遷移パターンです。これで、セッションが切れてしまって、計測ができていないケースがあります。

対応方法は、ネット広告のLPを、スマホサイトで掲載される広告なら、スマホページへ飛ばすようにする、という方法があります。

抜本的なことを言うと、レスポンシブデザインのLPやサイトへの遷移にする、というのが対応としては、スマートな気がします。

httpからhttpsサイトへのリダイレクト

常時SSL化対策で、httpでのアクセスをhttpsのサイトに飛ばすというリダイレクトも、昨今非常に増えてきています。この影響で、セッションが途切れてしまうケースもあります。

そこで、web広告で掲載するURLは、あらかじめ、httpsのURLにリンク遷移できるように入稿するようにしましょう。

ズレる原因3:直帰速度が速い

web広告から遷移した先のURL。このURLの画面からの直帰速度が、Googleアナリティクスのタグを読み込むよりも速かった場合、Googleアナリティクスでのセッションはカウントされません。

それゆえ、そういう媒体や設定にならないように、リマーケティングの調整や、サーバのレスポンス速度を高める必要はあります。

もちろん、コンテンツを読みたい!と思わせる広告文、バナーも重要です。

webサービスとはいえ、人の動きが絡む箇所なので、人為的にも、状況を調整していくことも大事です。

まとめ:web広告のクリック数とGoogleアナリティクスのセッション数の乖離対策

計測の仕様が異なるということを、広告主は理解をする必要がありますし、それを担当者も把握しておく必要があります。

当然ながら、

原則的には、ネット広告の入稿の際、リンク先URLで気をつけておきたいのが、

  • リダイレクトがないか
  • PCとスマホで区分けがされているか
  • そもそも、httpsのURLになっているか
  • LPやサイトのサーバのレスポンス速度が遅くないか
  • 広告文でコンテンツ内容の興味喚起ができているか

ということになります。

乖離対策をとりつつ、Googleアナリティクスのセッション仕様の理解も重要であることをお伝えしておきます!

Googleアナリティクスで、この言葉の意味は?

Google アナリティクスの用語集:集客サマリーのOrganic Searchとは