Google アナリティクス 4は、Googleが無料で提供するホームページ アクセス解析 ツールです。従来から提供されていたGoogleアナリティクスよりも、機能が拡充され、そもそも、データの概念が変わって、2020年10月にリリースされました。
Google アナリティクス 4(GA4)は、管理画面のUIもリニューアルされ、約1年。GA4の設定をした方もいらっしゃると思います。しかし、まだまだ、従来のgoogleアナリティクスを導入されている方も多いと思います。
この記事では、Google アナリティクス 4 と、従来のgoogleアナリティクスとの違い、メリットなどを解説します。ホームページのアクセス解析を行う際、2021年9月段階では、両方設置するケースも多いと思いますが、Google アナリティクス 4 と、従来版 googleアナリティクス との 違い について比較してみましたので、参考にしてください。
おさらい Google アナリティクス 4 とは
Google アナリティクス 4とは、2020年10月に最新バージョンとしてリリースされたGoogleアナリティクスのことで、GA4と省略して、呼ばれます。GA(グーグルアナリティクス)に4がついたかんじです。
プロパティジャンルなどの概念が登場していて、ホームページ以外にも、ネイティブアプリの計測もできるようになっています。
参考)アナリティクス ヘルプ
次世代の Google アナリティクスのご紹介
https://support.google.com/analytics/answer/10089681?hl=ja
上記が、Googleが提供しているGoogle アナリティクス 4についての解説ページになっています。冒頭に、この記事は、Google アナリティクス 4 プロパティについて説明しますという記述があるように、正式名称は、Google アナリティクス 4 プロパティ となるようですね。
プロパティは、Google アナリティクス 時代から、本当は、うしろについていた プロパティを引き継いでいるようですね!
ちなみに、従来版のGoogle アナリティクス は、そのタグから、ユニバーサルアナリティクス(UA)と呼ばれます。この記事でも、ユニバーサルアナリティクス(UA)という名称で、従来版のGoogleアナリティクスを、以下、記載、呼んでいきます。
比較 Google アナリティクス 4 機能的な違い
Google アナリティクス 4 は、新しい機能として、
- ネイティブアプリの計測機能をもった
- 機械学習による 分析 & 予測 機能
- UI リニューアル
- プライバシー 配慮した 計測
- 計測方法の変更 イベント方式 へ
が違いになっています。
比較して、機能的にアップデートされている部分として、
以下の部分については、別記事でご紹介しています。
- ネイティブアプリの計測機能をもった
- 機械学習による 分析 & 予測 機能
- UI リニューアル
- プライバシー 配慮した 計測
以下、ご参照ください。
【おすすめ】Google アナリティクス 4(GA4) 設置方法 解説 アクセス解析 始め方
https://saras-wati.net/web-ad/analyze/google-analytics-4-ga4-setting-howto
なので、
計測方法の変更 イベント方式 へ
といった部分などを重点的に、この記事では、解説していきます。
ちなみに、多くの方が、アナリティクス 4 と、旧Googleアナリティクスとの違いを知りたいと思っています!Youtubeでも、紹介されていますので、参考までに、Youtubeで掲載されている動画もご紹介しておきます!
【GA4】Google Analytics 4と旧Google Analyticsとの違いは?
アナリティクス 4 の 計測における単位と方法が違う点を、この動画では、解説してくれています!
計測方法の変更 イベント方式 とは
Google アナリティクス 4 は、セッションごとではなく、イベントごとで、情報を計測するように変わっています。
イベントとは、
- PV
- 問い合わせ
- クリック
などの、ユーザーアクションのことを指しています。
Google アナリティクス 4 が、イベント方式で計測することで、
カスタマージャーニーがより見えるようになっています。
時系列で、ユーザーの動きが解析できるようになったんですよね。
- ページにアクセス
- スクロール
- 別ページへ遷移
などの動きをおえるようになっています。
Google アナリティクス 4 は、このイベント方式で、データを計測することで、コンバージョンが、どうして起きているか?の流れをつかみやすくなっています。
具体的な Google アナリティクス 4 の 表記の違い
Google アナリティクス 4 では、PVという項目が、ありません。
イベントの中のPVになっています。
eコマースの分析、稼働なども、すべて、イベントの 表記になっています。
また、直帰率や離脱率という概念は、Google アナリティクス 4 では、ありません。直帰率、離脱率は廃止されています。
セッションが切れるタイミングも、変更になっています。
従来のGoogleアナリティクス(UA)の場合は、
- 30分以上操作しないとき
- 1分~4時間で変更可能
となっていましたが、
Google アナリティクス 4 では、
30分以上操作しないときは、同じですが、
5分~7時間55分まで5分単位で変更可能になっています。
流入元が変わったときに、Google アナリティクス 4 では、新しいセッションにならないようになっています。継続したセッションとなります。
これは、日付をまたいだ時も同じです。新しいセッションになりません。
セッション時間の上限が、24時間だったUAに比べると、Google アナリティクス 4 ではその制限がなくなっているのです。
Google アナリティクス 4 イベント 仕様
Google アナリティクス 4 では、イベントの仕様が変わり、1つのイベントに複数のパラメータの付与が可能になりました。
これによって、個別のイベント設定を、パラメータ上、触れるようになったので、グローバルタグに記載するパラメータの処理が簡単になっています。
GA4のイベントリファレンスについては、以下をご参照ください
参考)Google アナリティクス 4 イベント
https://developers.google.com/gtagjs/reference/ga4-events
イベントの設定方法については、より特化したことが可能になっていますね。
【絶対おすすめ】GA4 データ 保持期間 設定
GA4 の Google アナリティクス 設定をするなら、絶対おすすめな設定が、データ 保持期間 設定 です。
GA4 は デフォルト では 2ヶ月間 のデータしか 蓄積 しないようになっています。
えーってかんじですよね。
データ 保持期間 の設定を変えないと、2ヶ月 以前のデータ の 確認ができなくなってしますので、まずいです。
GA4では、必ず データ 保持期間 設定 をデフォルトから、最長の14か月にしておきましょう。
GA4 データ 保持期間 設定 方法
GA4 の データ 保持期間 設定方法は、
GA4の「管理」メニューから
「データ設定」をクリックして、「データ保持」を選択してください。
ここのデフォルト設定「2ヶ月」を「14ヶ月」に変更して保存しましょう。
まとめ Google アナリティクス 4 比較すると 時系列 ユーザー単位 計測 強化
Google アナリティクス 4 と、従来のGoogleアナリティクスとの違い、いかがでしたでしょうか?
圧倒的に、違いとして出ている項目は、比較すると
- 時系列
- ユーザー単位
の部分です。
具体的には、セッションではなく、イベント単位計測になった点です。
これによって、時系列に、ユーザーのデータを分析できるようになったので、よりユーザー単位での計測が可能になりました。
これを可能にしているのは、Googleシグナルです。クロスデバイスの機能が強化しているかんじですね。
PCとスマホで、同じユーザーの場合、その動きを計測できるのは、ネイティブアプリとwebとの垣根を減らしていきます。
一方で、戸惑いも多いと思います。Googleは今後、Google アナリティクス 4 を標準のアクセス解析サービスとしていくと思います。いずれにせよ、はやいうちから、データを貯めておき、慣れていくことで、Google アナリティクス 4 の変化に、準備をしていきましょう!
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