コロナの影響で、日本の広告市場は大きく低下しました。そもそも、お店やホテル、イベントが営業していないので、販促費、広告費をかけても仕方がないわけですからね。
もちろん、ECサイトなどへの広告、販促費用のデジタルシフトは進んだものの、結局は2020年は、前年比88.8%、6兆1,594億円市場となりました。
その中で、インターネット広告は、総広告費全体の36.2%で、2.2兆円規模。インターネット広告媒体費だけでも、広告費1 兆 7,567 億円(前年比105.6%)と、成長した市場となっていました。
ですが、結局、どんなネット広告が1番売れたのでしょうか?成長したのでしょうか?2021年の広告は、何がいいのか?という観点から、インターネット広告媒体費 分析 してみたいと思います。
この記事では、2021年のネット広告の戦略についてもまとめていきます。
2020年 インターネット広告媒体費 詳細分析 主要ポイント
まとめられている内容の中で、ポイントをまとめると、こんなかんじでした。
- 動画広告は3,862億円、インターネット広告媒体費全体の2割超
- 運用型広告が前年比109.7%と成長
- 予約型広告、成果報酬型広告は減少
- SNS広告は5,687億円 インターネット広告媒体費全体の3割超
気になる点は、いくつかありますが、詳細を解説していきます。
が、その前に。
この記事での、ネット広告の種類についての定義をまとめます。
ネット広告 種類
この記事での、ネット広告の種類 を 簡単に定義しておきます。
- 運用型広告:広告を運用して、掲載面や単価の調整をしていく広告
- ディスプレイ広告:サイトやアプリ上で動画、画像、テキストなどで表示する広告
- 検索連動型広告:いわゆるリスティング広告。検索結果ページに掲載する広告。
- 動画広告:動画での広告。音声、動画、どちらもあります。youtube広告など
- 成果報酬型広告:ユーザーのアクションに応じて報酬が支払われる広告。
- SNS広告:SNS内で表示される広告。
ちなみに、予約型広告というサービスもあります。わかりにくいので、これだけ抜き出して、詳細を記載しますと。
予約型広告とは
予約型広告とは、広告を出稿した後にチューニングが必要ではなく、あらかじめ、料金、掲載期間、出稿内容(掲載面、配信料、掲載内容等)が決まっている広告のことです。
簡単に言えば、純広告というもので、バナー広告などが、これに当たります。
内容が決まっているので、効果はあまり変わらないんですよね。
2020年 もっとも成長した広告 は 動画広告
ネット広告の中で、もっとも広告は、動画広告で、動画広告は前年比121.3%。
もっとも、伸びが大きかった広告でした。
Youtubeが巣ごもり需要で、閲覧者が増えた!というのが大きいと思われます。
また、動画広告でも、CM的な利用が増加していると思われます。
認知度アップ→ECでの販売数へ!
というのが、結構事例として、増えていたのもあると思います。
実際、動画広告は、商品やサービスの説明がしやすいのが特徴です。
基本的には、動画のクリエイティブを作る必要はありますが、やはり、webマーケティングの市場として、動画は、今や、見過ごせない広告市場です。
ここは、少しでも投資をした方がいい分野ですね。
運用型広告 堅調 成績!前年比109.7% 成長
運用型広告は、
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
- 動画広告
- SNS広告
と、さまざまな広告の中で、利用される取引形態の1つですが、運用することで、販売促進していくものなので、成長している市場でした。
ちなみに、運用型広告は、今では、ネット広告市場の82%を占めている取引形態になっているので、ここが成長するということは、インターネット広告市場が伸びる!ということです。
なお、運用型広告が伸びた背景としては、実利を増やしたい!というweb担当者、経営者側の思惑も大きいと思います。
デジタル化の促進により、運用型広告が伸びたといっても過言ではないです。BtoBの市場などでも、フィールドセールス(対面営業)ができない期間もあり、運用型広告は、重要視されたものと思われます。
そもそも、イベントよりも、運用型広告に投資する方が効率が良い!と判断した事例も多いのではないでしょうか?
予約型広告、成果報酬型広告は減少
予約型広告(純広告)と、成果報酬型広告(アフィリエイト広告)は、売上が下がっています。
ただ、意味合いが違いますね。
予約型広告(純広告)の売り上げが下がったのは、収益につながらない、つながりにくいからだと想定されます。
それゆえ、売れなくなったのだと思われます。
成果報酬型広告(アフィリエイト広告)の売り上げが下がったのは、消費者の消費が減少したからだと思われます。
この背景には、エステ、脱毛サロン、イベント、レストラン、宿泊事業など、緊急事態宣言の影響を受けて、営業時間、営業できる人員が減少したからです。
それゆえ、売れなかったのではなく、広告予算が使えなかった!というのが事実だと思います。
しかし、それだけでなく、アフィリエイト広告は媒体側が強くなりすぎて、CPAがあいにくくなっていたというのも事実だと思われます。ECサイトなどで、アフィリエイト広告を本気で実施しようとすると、CPAをLTVでみないとあわない、という事象が往々に発生してきています。
SNS広告 ネット広告 全体の3割超
これは、大きくなってきた市場ですね。
SNS広告は、
- インスタグラム
- ツイッター
- line
- tiktok
などがメインとなると思いますが、当然ですが、これ以外にも、趣味のSNSなど、ユーザーが投稿、各自で、共有、コミュニケーションするサービスも含まれます。
ちなみに、前年比較では、「動画共有系」のSNS広告が大きく伸びていたようで、ここでも、動画広告の影響が大きいと思われます。
2021年、SNS広告も期待のネット広告ですが、ここでも、動画を活用することが重要だということがわかります。
参考 2021年3月10日
株式会社サイバー・コミュニケーションズ
株式会社D2C
株式会社電通
株式会社電通デジタル
2020年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析
https://www.dentsu.co.jp/news/release/2021/0310-010348.html
まとめ 2021年 ネット広告なら 動画 と SNS と ディスプレイ広告
これらの分析情報をもとに考えると、2021年のネット広告の予算の中心は、
- 動画広告
- ディスプレイ広告
- SNS広告
になってくると考えられます。
ディスプレイ広告は、検索エンジン広告についで、投資が多いのですが、その中でも、200億円ほど、2020年伸びている分野です。
それゆえ、こんな具合の展開が、ネット広告としては、考えておきたいですね。
認知拡大 目的 で、
動画広告
潜在顧客獲得 目的 で、
ディスプレイ広告
顕在顧客獲得 目的 で、
SNS広告
の活用が、多いのではないでしょうか?
引き続き、このサイトでも、動画広告など、おっていきたいと思います!
【Youtube広告】ノウハウ 動画広告 選び方 おすすめターゲティング 運用方法は
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