web制作、webマーケティングをサービス提供している企業の皆さん、CMSの対応もされていますよね?
CMS(コンテンツマネジメントシステム)を使ったwebサイト制作は、いまや、多くの企業で、CMSを使われているので、当たり前になってきていますからね。
しかし、どのCMSを担ぐか。ここが売上アップにかかわってくると考えられます。小手先の広告商品を導入するよりも、営業成績を考えるなら、CMSの対応レベルや範囲を増やした方がいい結果につながりやすいのは自明の論理です。
そうなると、CMSの対応は、セールスのポイントになってくるわけです。
そこで、2020年のCMSの利用数、導入数のランキングのご紹介です。当然ですが、使われている企業の多いCMSのほうがいいわけです。
このランキングのものは、DataSign Report 上場企業 CMS調査 2020年9月版になります。後ほど、こちらについてもご紹介します。
2020年 上場企業 で 導入されている CMS ランキング
さっそくですが、上位10位のご紹介です。
数字の右側はCMSの導入社数になります。
- WordPress ワードプレス 3,003
- ShareWith 123
- Movable Type エムティ 111
- Drupal 92
- Blue Monkey 51
- Adobe Experience Manager AEM 48
- NOREN 46
- DotNetNuke 41
- TYPO3 37
- RCMS 29
今回は、上場企業で導入されているCMSのデータにしました。理由は明確で、中小企業の場合、コストの問題で、選択肢が減るからです。
web制作会社で売上を上げるためには、やはり、大企業からの受注がいいはずです。そう考えると、上場企業の使っているCMSの対応はできるといいですよね。
ランキング上位 CMS 導入コスト 考える
ランキング上位に入っているCMSで、導入コストを見ていくと、
導入コストが高い
- ShareWith
- Adobe Experience Manager
- NOREN
導入コストが低い
- WordPress
- Movable Type
- Drupal
- Blue Monkey
- DotNetNuke
- TYPO3
- RCMS
のグループに分けられます。
その中でも、ワードプレスは、人気、ダントツですね。
- Googleが推奨している
- 無料
- 情報が多い
- 事例が多い
ということで、圧倒的なシェアになっています。
Movable Type も 安価で、動作が軽量なので、こちらも多くのホームページ構築で活用されているCMSですね。
ただ、完全に、ワードプレスに圧されていますね。
昔は、セキュリティが高いから、Movable Typeにする!という声も多かったのですが、ワードプレスと違って、デプロイ(書き出し)をしないといけないという点と、ワードプレスのセキュリティが上昇したことで、締め出されてしまった感もあります。
もちろん、Movable Type自体にも、セキュリティ的に脆弱性を指摘されたケースがあったので、その影響もあると思いますが。
CMS トレンド 考察
大手企業は、最近、この2つのCMS導入が増えているのも事実です。
- ShareWith
- Adobe Experience Manager
特に、アドビ製品は、海外でのシェアも高いため、上場企業が、海外の事業会社や、マーケティング会社との連携のために、Adobe Experience Manager(AEM)を選択するというケースも増えています。
導入もそうですが、メンテナンスコストもかなり高いので、海外展開をしているクラスの企業でないと、なかなか、大変だとは思います。
そこいくと、NORENは、昔からあるCMSなのですが、国産のCMSでも、人気の老舗CMSです。ただ、最近は、テンプレートの改修が難しいためか、改修コストが高くなり、徐々に、廃れていっているようですね。
さて、ShareWithについては、別途ご紹介しますね。
ShareWith について
ShareWith は、野村インベスター・リレーションズ株式会社が提供するCMSです。
ShareWith 公式サイト
https://www.share-with.info/jp/
コーポレートサイト向けのCMSで、スタンダードプランで、100ページまで、対応できるようになっているCMSです。
ShareWith 料金 は、スタンダードプランで、100万円~。月額費用は、12.8万円~となっているCMSです。
コーポレートサイト制作なので、100万円くらいから導入できるように作っているのでしょうね。
クラウド形式なので、サーバ費用も含まれています。
*料金は2020年12月3日時点
最近では、このShareWith を導入する企業も増えてきているらしいのは、このShareWithが、セキュリティ対策がきちんとされていると評判だからです。
また、国産のCMSなので、画面がわかりやすい!というのも評判のようです。
DataSign Report上場企業 CMS調査
今回のランキングの元データは、このDataSign Report上場企業 CMS調査です。
日本取引所グループの上場銘柄一覧に含まれている企業3,680社(2020年8月末時点)の公式企業Webサイトおよびトップページからリンクされている関連ページ、13,306URLを調査対象にし、Webサイト1ページのHTMLソース中に含まれている文字列からクローリングによる調査をまとめたレポート。
DataSign Report 上場企業 CMS調査 2020年9月版
https://datasign.jp/blog/datasign-report-cms_202009/
2020年9月15日のデータです。
CMSとは
だいぶ、浸透しているCMSという言葉なのですが、念のため、解説をしておきます。
CMSとは、Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)の略称です。
webサイトやコンテンツを制作、更新できるシステムのことをさします。
web制作に必要な専門的な言語の知識が不要で、
- バナーをはったり
- リンクをはったり
- 文字の色を変えたり
webのページ制作が簡単に?できるシステムです。
通常のweb制作だと、HTML や CSS js といった言語を知らないと、なかなかいいかんじには作れません。
しかし、CMSがあれば、簡単なページなら、今まで、webの制作をしたことのないアルバイトの方でも、webページを作れます。
CMSの料金は、無料のものから、数千万円単位のものまで、幅の広いソフトになっています。
cms ランキング 11位以下のCMSについて
ランキングの続きです。気になると思いますので、列挙してまいります!
- a-blog cms 28
- Site Miraiz 28
- infoCMS 27
- SITEMANAGE 26
- SITE PUBLIS 25
- BiND 22
- concrete5 22
- Vibit CMS 22
- はてなブログMedia 22
- Jimdo 18
- MODX 18
- HeartCore 12
- ant2 CMS 11
- baserCMS 11
- ferret One 10
- Joomla 10
- Sitecore 10
意外と、はてなブログMediaとかも人気なんですよね。
はてなブログMedia
http://www.hatena.ne.jp/contentmarketing/blogmedia