2020年3月時点では、猫も杓子も、自社のオウンドメディアを持つことが一般的になってきている時代です。
オウンドメディアは、Webマーケティング業界の中で注目されつづけている集客メディアで、コンテンツマーケティングをベースとしたメディアです。
ユーザー獲得、購入、申し込みのCV(コンバージョン)へとつなげていく集客方法で、SEO対策がはまれば、集客として、最高の武器となります。
広告と違って、ページ(コンテンツ)は、資産となるので、長く効果を持ち続けます。
ただ、オウンドメディアの最大の欠点は、なかなか運用で成果を出せないことです。オウンドメディアで成功するには、
- SEOの理解と実践
- 良質なコンテンツ制作
- キーワード選定のための分析
が重要です。
今回は、そんなオウンドメディア制作で重要なポイントをチェックリスト形式でまとめていきます。成果を出すオウンドメディア制作の参考にしてください。
- 1 オウンドメディア制作 必見のチェックリスト
- 2 オウンドメディアの目的
- 3 CV(コンバージョン)ポイントは?
- 4 KPIは、何と何と何を重要視するか
- 5 KPIの測定方法
- 6 サーバ
- 7 ドメイン
- 8 CMS(コンテンツマネージメントシステム)
- 9 デザインイメージ
- 10 初期制作の予算
- 11 CTAの設置とその内容
- 12 特別な仕様、システム
- 13 オウンドメディアの更新をする頻度
- 14 更新を管理する人は誰か?
- 15 更新をする人は誰か?
- 16 何人で更新をするか?
- 17 コンテンツ掲載承認のワークフロー
- 18 オウンドメディアのターゲット
- 19 コンテンツの口調、文言規定を決めるか
- 20 コンテンツ自体は何があるか?
- 21 コンテンツ、またページの画像素材は誰が用意するか?
- 22 動画の扱いはどうするか?
- 23 会員化をするか?
- 24 メールマガジンを配信するか?
- 25 オウンドメディアのメインキーワード
- 26 オウンドメディアのサブキーワード 3つ
- 27 SNSのシェアボタンは何を用意するか
- 28 SNSのフォロー設定
- 29 Googleアナリティクス 設定
- 30 Googleタグマネージャー 設定
- 31 Googleサーチコンソール 設定
- 32 Googleディスカバー 対応
- 33 PWAの対応AMP対応
- 34 構造化マークアップの対応
- 35 ヒートマップを導入するか
- 36 記事のテンプレート構成記事のキーワード設定、タイトル設定
- 37 まとめ:SEOをベースに集客するのではなく、コンテンツで集客
- 38 おすすめ SEO対策 関連記事
オウンドメディア制作 必見のチェックリスト
さっそくですが、オウンドメディア制作時に、外せない、要検討項目について、チェックリスト形式でまとめていきます。
もし、自社や自社サービスで、すでにオウンドメディアを持っている場合、すでに検討済みか、それとも、検討もしていないか、あわせて、チェックをしてみてください。
- オウンドメディアの目的
- CV(コンバージョン)ポイントは?
- KPIは、何と何と何を重要視するか
- KPIの測定方法
- サーバ
- ドメイン
- CMS(コンテンツマネージメントシステム)
- デザインイメージ
- 初期制作の予算
- CTAの設置とその内容
- 特別な仕様、システム
- 更新をする頻度
- 更新を管理する人は誰か?
- 更新をする人は誰か?
- 何人で更新をするか?
- コンテンツ掲載承認のワークフロー
- オウンドメディアのターゲット
年齢
性別
家族構成
居住エリア
興味関心
職業
役職
ライフスタイル
収入 - コンテンツの口調、文言規定を決めるか
- コンテンツ自体は何があるか?
記事
記事のランキング
LP(ランディングページ)
事例集
用語集
FAQ
診断コンテンツ
インタビュー
問い合わせフォーム
ホワイトペーパー
サイトマップ(自動生成) - コンテンツ、またページの画像素材は誰が用意するか?
- 動画の扱いはどうするか?
- 会員化をするか?
- メールマガジンを配信するか?
- オウンドメディアのメインキーワード
- オウンドメディアのサブキーワード 3つ
- SNSのシェアボタンは何を用意するか
- SNSのフォロー設定
- Googleアナリティクス 設定
- Googleタグマネージャー 設定
- Googleサーチコンソール 設定
- Googleディスカバー 対応
- PWAの対応
- AMP対応
- 構造化マークアップの対応
パンくず
FAQ
記事の構造化 - ヒートマップを導入するか
- 記事のキーワード設定、タイトル設定
- 記事のテンプレート構成
という内容になります。
結構、ボリュームありますが、
1つずつ解説していきます。
オウンドメディアの目的
そもそも、オウンドメディアで、何がしたいか。
つまり、オウンドメディアの目的ですね。
たとえば、肩こりに効くサプリメーカーがオウンドメディアを制作するなら、商品を買ってくれる人を集客したいわけです。
つまり、サプリの購入が目的です。
しかし、一直線に買ってくれるとは限りません。
それなら、検索エンジン広告のほうが、つかまえやすいでしょう。
実は、ここは、重要なのですが、
- もともと明らかなニーズがある人でも、比較をしたい人
- そもそも、ニーズの薄い人
こういうユーザー層へのPR、アピール、囲い込みを目的とした方が、オウンドメディアとしては成功しやすいです。
いわゆる、まっすぐに検索してくれなさそうだが、関連情報を配信することで、啓蒙をしていく、というイメージです。
もちろん、検索エンジン広告の代替として、展開していくのもありです。
その場合は、このオウンドメディアは、検索エンジン広告のかわりに、Googleなどの検索エンジンからの誘導で、購入を促進することが目的です。
肩こりのサプリを売りたいなら、
- 肩こりのメカニズム
- 肩こりのデメリット
- 肩こりのメリット
- 肩こりをほぐす筋トレ
といった内容の記事を書いていって、購入へ誘導していくのもありです。
いずれにせよ、何のために、オウンドメディアを作るのか、ここを明確にしておくことが重要です。
CV(コンバージョン)ポイントは?
重要な要素なので、しっかりと、考えてほしいところです。
オウンドメディアを通して、何をユーザーに促したいか?ということです。
購入促進
もちろん、これだけでもいいですが、
購入促進をするための、囲い込みをするのであれば、
- メルマガ登録
- twitterや、インスタ、facebookのフォロワーを増やす
- Youtubeチャンネルのチャンネル追加を促す
- LINEのお友達追加
というのもCVポイントです。
オウンドメディアは、自分でコンテンツ領域を作るため、自由に、いろいろなボタンを設置できます。
広い範囲で、しっかりと、情報を取得できる仕組みを入れていきましょう。
ただし、目的から逸れないことが重要です。
昔あった話ですが、賃貸不動産の申し込みを促したい、オウンドメディアを作っていたのに、いつの間にか、寄付の情報や、アフィリエイト広告の記事を掲載している会社がありました。
本来の目的から外れていくアクションを増やしても、ユーザーの誘導がうまく機能しません。
KPIは、何と何と何を重要視するか
KPIは、目標達成に向けて適切なプロセスが実行されているかどうかを計測するものです。この役割を担う指標を何とするかです。
オウンドメディアの目的を最初に定めておけば、KPIの指標も決まってきます。
KPIの指標となるのは、
- PV
- セッション
- UU
- 問い合わせ数
- 購入ボタンのクリック数
- 滞在時間
- 離脱率
などがあります。
先ほどの肩こりに効くサプリを販売促進したいのであれば、
潜在ニーズも拾っておいたほうがいいので、
そのオウンドメディアで、重要視するKPIの指標は、
- セッション
- 滞在時間
- 購入ボタンのクリック数
にしよう、というかんじで決まってきます。
UUとセッション、どちらをKPIにするかは、迷うところもありますが、UUは計測方法やタイミングによって不安定な数字になるので、セッションを使うことをおすすめします。
KPIの測定方法
KPIの測定方法をどう考えるか。
ここには、
- どんなツールで測定するか?
- 期間は、どんな頻度で測定するか?
という部分があります。
測定ツールとして、多いのは、Googleアナリティクスや、Adobe Analytics、アドebisになるでしょうか。
TV-CMで有名になってきているbdash(ビーダッシュ)などもありだと思います。
https://bdash-marketing.com/
ちなみに、複数のツールで、測定をしようとすると、
必ずといっていいほど、数字のばらつきはでます。
これは、各ツールごとに定義が異なってくるためです。
そのため、KPIを測定するツールは1つに絞りましょう。
KPIを測定する期間は、
最初は、月間で見たほうがいいです。
というのも、最初は、アクセス数も多くないためです。
アクセス数が増えてきて、月間のセッション数が10万くらいになったタイミングくらいで、weeklyで見る、などをするようにしましょう。
デイリーで、KPIの指標をチェックするのもよいのですが、おそらく、最初は、そもそも、その指標にあう数字が出てこないはずです。
サーバ
サーバは、オウンドメディアに限らず、webサイトを運用するのであれば、
出てくる話題ですね。
最近では、サーバレスなどのトレンドもありますが。
通常考えると、サーバの選定は、オウンドメディア特有ではないですが、
- どのくらい、サーバの冗長化を考えるか
- 月間のコストはどのくらいで考えるか
といった部分を検討すべきですね。
もう1点。
AWSなどのクラウドサーバを活用する際には、
メールなどの配信をどう考えるかも重要です。
- AWSで、メール配信用のサーバを作る必要があるか、
- それとも、メール配信のASPサービスを活用するのか。
そういった部分の検討も重要事項になります。
メルマガ配信のところでも、解説しています!
ドメイン
ドメイン名を何にするか、を検討する必要があります。
オウンドメディアの場合、集客の軸がSEOになる可能性があるので、
その場合を考えると、
独自ドメインで、そのオウンドメディアのサービス名に関するものが
いいですよね。
その際、なるべく、comやnet、biz、jpなどのドメインのほうがいいと思います。
理由は単純で、特殊なドメインにすると、そのドメイン自体がなくなる可能性もあるからです。
CMS(コンテンツマネージメントシステム)
オウンドメディアの場合、CMS(コンテンツマネージメントシステム)を何を利用するかも重要なポイントです。
最初は、そんなにコストを使えない!という状況であれば、
wordpress(ワードプレス)でもいいでしょう。
インストールも簡単ですし、比較的、システムとしての融通もききます。
ただ、最初から、web広告を配信して、アクセス数を稼いでいきたいようであれば、そこを見越したCMSの導入が重要です。
ワードプレス以外のCMSの選択肢としては、
Movable Type
https://www.sixapart.jp/movabletype/
Adobe Experience Manager(AEM)
https://www.adobe.com/jp/marketing/experience-manager.html
NOREN
https://noren.ashisuto.co.jp/
concrete5
https://concrete5-japan.org/
などがあります。
おすすめは、それでも、ワードプレス。
あるいは、スクラッチのシステムです。
デザインイメージ
オウンドメディア特有の話ではないですが、当然、デザインイメージも検討すべきポイントです。
もちろん、目的に沿っているかどうか、などはチェックするとして、
何を優先度を高めて、デザインを考えるか。
そこが重要なポイントになってきます。
使いやすいレイアウトも当然ですが、
あくまで、CVを増やすという観点で考えたときに、
何をもって、良いとするかを、考えておいたほうがいいです。
また、サンプルのURLなども、見つけておくと、
コミュニケーションを他社とする際にも、ブレなくなります。
初期制作の予算
最初にオウンドメディアを作るうえでの予算感です。
無限にコストを使えるわけではないと思いますので、初期制作の予算が検討事項になるのは、当たり前のことだと思います。
ただ、オウンドメディアについては、
年間の制作、運用費用で、予算計画は立てておいたほうが、
本来的には、運用しやすくなるとは思っています。
CTAの設置とその内容
CTAについての解説は、他サイトでも記載がありますので、参考にしてください。
以下、1つだけ、引用として、CTAについての紹介をしておきます。
CTAとは「Call To Action」の略であり、日本語では「行動喚起」と訳されます。Web上のユーザーに行動を喚起させるするためのテキストや画像に対して使われている用語です
引用:ferret
CTAとは?コンバージョンを増やすための基礎知識とチェックポイント7選
https://ferret-plus.com/8430
検討すべきポイントは、どんな文言や画像で、どのような場所にCTAをおいて、どうCVに誘導するか、です。
そこを検討すべきです。
HubSpotのウェブサイトにて、CTAの事例があります。
https://blog.hubspot.jp/14-real-life-examples-of-cta-copy-you-should-copy
参考にしてみてもいいでしょう。
CTAについては、最近のワードプレスのテーマに、自動で設置ができるような仕組みもついていたりします。
特別な仕様、システム
会員システムや、課金システム、診断システム、オウンドメディア外の情報と連動するAPIシステム、などなど、特別な仕様、システムの導入は、オウンドメディアでも、いろいろと発生します。
ワードプレスなどでも、これらの機能の導入は可能ですが、
そもそも、そういう機能が、最初から必要なのか?
CVの誘導がぼけてしまうような仕組みを増やすだけで、本当に意味があるのか、など、考えるべきポイントの多い場所でもあります。
オウンドメディアの更新をする頻度
意外と、ここは、忘れられがちですし、更新するのが手間になりがちです。
最初に、週に1回なのか、月に6回なのか、毎日なのか。
ある程度、ルールを決めておくことが重要です。
それによって、そもそも、集客の方法や、SEO対策、コンテンツのボリュームなども変わってきます。
そして、そこに依存して、オウンドメディア自体のページの見せ方、作り方もかわってくるケースもでてきます。
更新を管理する人は誰か?
これも意外と、チェックし忘れる話です。
誰が、更新管理をするのか?
です。
クオリティチェックでの重要なポイントです。
更新をする人は誰か?
更新を複数人でするのか、
ライターさんや、外部の人などを活用していくのか、
そういった仕様にかかわってきます。
Aさんの書いた内容は、Bさんは触れないようにしてほしい
オウンドメディアのシステムを作っていると、
こういう仕様が後から出てくるケースがあります。
あとで、仕様変更すると、結構大きな改修にもなりかねないので、注意点ですね。
何人で更新をするか?
これも、上記の話と重複しますが、体制の観点は重要です。
これによって、
- 更新頻度
- コンテンツの更新方法
- 更新フロー
なども考えていく必要が出てきます。
コンテンツ掲載承認のワークフロー
クオリティチェックの話をしましたが、ここの部分にもかかわってきます。
また、システム的な要素でも、承認・非承認の機能をつける必要があるのか、
ないのか?といった部分で、仕様設計が必要になります。
ワードプレスには、権限・承認フローの機能があります。
この機能を活用するのか、どうかなども、チェックポイントになりますね。
参考)WordPressの権限・承認フロー
https://www.slideshare.net/yuusukeyoshida7583/wordpress-57671294
オウンドメディアのターゲット
オウンドメディアを誰に見てもらうのか、ターゲットを明確にするという部分です。
これだけでも、説明が多くなる箇所なので、ある程度、概要の説明にします。
どんなユーザーに見てもらえるようにするのかを考える、設定するという
イメージになるので、ペルソナを設定する という概念になります。
基本的には、ユーザーの属性情報から、ペルソナを考えるのが良いです。
- 年齢
- 居住エリア
- 性別
- 家族構成
- 興味関心
- 職業
- 役職
- ライフスタイル
- 収入
といったところがメインの属性情報です。
たとえば、肩こりのサプリを販売したい場合、
- 年齢は、30~60代
- 性別は、どちらでもいいが、比較的女性
- 家族構成は、夫婦、子供1名
- 興味関心は、健康、肩こりの悩み、腰痛も?
- 職業 会社員 あるいは 主婦
- 役職 課長クラスまで
- ライフスタイルは、ゴルフ、マッサージ、スーパー銭湯に行く
- 収入は、年収400~600万円前後
といったように、
具体的に、ユーザーのイメージを固めます。
これによって、ターゲットとして狙うユーザーのペルソナを
作り上げていきます。
ちなみに、ペルソナは、複数パターン想定するのも良いです。
上記であれば、男性タイプのペルソナ、女性タイプのペルソナで
あえて、わけて、ペルソナ設定をすることで、
コンテンツ作りの際に、誰をターゲットにした記事にするかを区分できます。
コンテンツの口調、文言規定を決めるか
記事の体裁を整えることで、コンテンツのバリューはあがりやすくなります。
特に気を配りたいのは、文言の統一です。
ください と 下さい では、イメージも変わってきます。
表現によって、文体のやわらかさが変わってきますので、最初に、文言規定や、コンテンツの口調などを決めておくといいです。
では、何を基準に決めるのが良いのでしょうか?
当然ですが、目的、そして、ターゲットによって変えるイメージです。
そのうえで、他社のオウンドメディアと比較をしてみるといいでしょうね。
コンテンツ自体は何があるか?
オウンドメディアを作る!といっていても、実際、記事のコンテンツ以外、どんなコンテンツを用意するかを考えていないケースは、非常に多いです。
せいぜい、動画で。。。みたいな話が多いです。
具体的に、オウンドメディアのコンテンツで、どんなものがあったらいいかを、考えておくべきです。
よくあるオウンドメディアのコンテンツを以下にまとめました。
- 記事
- 記事のランキング
- LP(ランディングページ)
- 事例集
- 用語集
- FAQ
- 診断コンテンツ
- インタビュー
- 問い合わせフォーム
- ホワイトペーパー
- サイトマップ(自動生成)
多くの記事を主体としてオウンドメディアに多いコンテンツが上記です。
自社のオウンドメディアで必要なコンテンツの、そうでないコンテンツを、最初に考えるにあたっては、目的から考えましょう。
たとえば、肩こりのサプリのECのオウンドメディアなら、ホワイトペーパーのコンテンツは不要でしょう。
逆に、インタビューなどのコンテンツは、あったほうがいい気もしますが、実は、これは、記事の1カテゴリーとして、掲載してしまえば済むコンテンツになります。
ランキングや、事例集は、アクセスを増やす上で、鉄板のコンテンツです。
オリジナリティも出しやすいので、必ず用意したいコンテンツですね。
また、ECサイトであれば、問い合わせフォームは、すでに用意されているので、わざわざオウンドメディア用に、問い合わせフォームは作らなくてもいいと思います。
コンテンツ、またページの画像素材は誰が用意するか?
オウンドメディアを作っていく、運用していく上で、重要なファクターとなる画像。
しかし、意外と、このデータを集めるのは大変です。
取材を必要とする場合は、容易に写真を集められますが、ネットリサーチなどで、記事を作成する場合は、なかなか画像が集まらないというケースもあります。
そんなときは、商用利用可能な写真素材を活用していきましょう。
たとえば、
2020年3月現在で、Unsplashなら、無料でハイクオリティの写真素材を利用できます。
UnsplashのWebサイトは、軽いので、DLもしやすいです。
しかも、会員登録不要、著作権表記も不要。商用利用可能で、加工もOKです。
便利なwebサービスですね!
動画の扱いはどうするか?
上記と同じ話にもなりますが、動画素材の取り扱いも、オウンドメディアでは重要です。
私のお勧めは、動画は、Youtubeにチャンネルを作って、そこにアップロード。
そして、そこからの共有を、オウンドメディアに差し込んでいく
というフローになります。
この方法のメリットは、
- Youtubeからのアクセスが見込める
- 動画によって、サーバの負担を軽減できる
というメリットになります。
動画素材は、テロップなどの編集が必要なケースも多いです。
自分で、さくっとやりたいのであれば、動画編集のフリーソフトなどの活用も検討したほうがいいですね!
以前にご紹介した
【無料】動画編集のフリーソフト ShotcutとOpenShot 比較
なども参考にしてください!
会員化をするか?
オウンドメディアは、会員化のシステムを入れていないケースが多いです。
オウンドメディアに会員化の仕組みを導入しない理由は
- 会員システムの構築にコストがかかるから
- すでに、会員システムが別にあるから
- 会員のメリットを提供できないから
というのが主な理由のようです。
実際、会員だけには見せられる情報などを準備できるのであれば、本来は、会員化したほうが、リレーションがとれるのでおすすめです。
イベント情報などを配信するオウンドメディアであれば、シークレットイベントなどを提供することができるので、会員化の仕組みも面白いと思います。
会員化しないとできないことの1つには、課金があります。
課金のできるコンテンツを用意できるのであれば、1つの武器になりますよね。
実際に、noteなどで、読み物の課金コンテンツがうまくいっているケースも非常に多いようです。
また、以前にご紹介したcodoc(コードク)なども、ネット上では、そこそこ評判が良いようで、検索回数も多いキーワードになっています。
ブログ記事の販売、サブスク販売ができる課金システム codoc(コードク)
メールマガジンを配信するか?
会員化と双璧をなす話になりますが、メルマガ登録→メルマガ配信という流れをオウンドメディアの中で展開するか、どうか、という点です。
集客の方法として、メルマガは、以前、相当重要な位置にありました。
スマホの普及で、BtoCビジネスでは、少し有効度が下がりました。
今では、LINEのPush通知のほうが強いですよね。
しかし、BtoBビジネスのオウンドメディアでは、いまだに効果の高い武器となっているメールマガジン。
しかし、メールマガジンの配信を考えるのであれば、
- メール配信用のサーバを用意する
- メールマガジン配信のASPと契約をする
という2つのやり方を検討しないといけません。
いずれの場合もコストがかかります。
最初、オウンドメディアの展開を地道に始めたいなら、メルマガ配信は、いったん考えずに、まずは、コンテンツに、資金投資をしたほうが良いと思います。
ちなみに、メルマガ配信のかわりに、twitterのフォロワーを増やしていく、という方法もあります。
個人的には、オウンドメディアの目的から考えると、Twitterを活用するほうが、集客につながるのと、コストが低く収まるので、Twitterのフォロワーを増やす方法が効率的だと考えています。
オウンドメディアのメインキーワード
キーワードのお話なので、
オウンドメディアを盛り上げるためのSEO対策の話になってきました。
結局は、どんなキーワードで、自社のオウンドメディアに集客できるか、という点になってきます。
また、そもそも、テーマに統一性がない場合、記事をたくさん書いても、Googleから高い評価はもらえません。
サイト全体としての評価を高められるように、テーマの統一をしましょう。
そのための、メインキーワードです。
軸となるキーワードがあってこそ、コンテンツがブレなくなります。
したがって、ユーザーの検索しているキーワードを調査していくことも大事です
調査の方法としては、
Google広告の キーワードプランナー が王道ですね。
キーワードプランナー
https://adwords.google.co.jp/keywordplanner
*Googleキーワードプランナーの使い方は、こちらでも解説されてます!
参考情報:Googleキーワード プランナーの効果的な使い方
https://keywordfinder.jp/blog/seo/kwplanner-effective-use/
また、
Googleトレンド も、キーワード選定で使いやすいツールですね。
Googleトレンド
https://www.google.co.jp/trends/
以前にご紹介したUbersuggest(ウーバーサジェスト)も、わりと活用されているキーワード調査のツールです。
無料のSEOキーワード分析ツール「Ubersuggest(ウーバーサジェスト)」
いずれにしても、何をメインキーワードとして考えるか、は重要です。
個人的な意見ですが、キーワード として、ユーザーが求めることは、悩みの解決です。
そこに着目して、メインのキーワードを考えましょう。
オウンドメディアのサブキーワード 3つ
そして、メインキーワードが決まってきたら、比較、あるいは、セットで紹介していくサブキーワードも3つほど考えましょう。
たとえば、
メインキーワードが 手荒れしにくい固形せっけん と設定した場合
サブキーワードは、
- 乾燥
- 皮膚炎
- 液状せっけん
というかんじで、考えてみるといいかもしれません。
常に、乾燥との戦いを、書いていく!
とか
皮膚炎の種類を紹介して、そこに対しての対応方法や、溶かしたせっけんの使い方などを解説していくとか。
液状せっけんとの価格メリットや、固形せっけんと液状せっけんの比較とか。
そういった記事の作り方をしていくと、非常にオウンドメディアの運用はしやすくなります。そのため、3つのサブキーワードは重要なコンテンツソースになります。
SNSのシェアボタンは何を用意するか
これは解説不要かもしれませんが、SNSのシェアボタン、何個つけるか?という話です。
SNSのシェアボタンの主なものは、以下になります。
- はてなブックマーク
- Feedly
- LINE
SNSのシェアボタンを配置するなら、OGPタグを設定するようにしましょう。
OGPタグは、headタグに記述して、シェアされた時の画像表示、表示方法の指定が可能になります。
OGPタグを設定するメリットは
- クリック率向上
- ブランディング
- シェア回数の増加
につながります。
オウンドメディアを作るなら OGPタグの設定はセットくらいに覚えて起きましょう。
個人的には、2020年3月現在では、SNSのシェアボタンは、
- はてなブックマーク
- LINE
くらいのシェアボタンがあればいいと思います。
SNSのフォロー設定
SNSには、シェアだけではなく、フォローの機能もあります。
公式twitterや、facebookページ、インスタグラム、LINEなど
フォローをしてもらうことで、
何らかの情報をメルマガのように配信できるようになります。
それゆえ、SNSのフォローボタンの設定は、重要な要素になります。
ただ、闇雲に、フォローボタンをセットしても、効果は薄れるので、
フッタなどに、さりげなく配置しておき、
記事の末尾などで、
気に入ったら、フォローしてくださいね!
というかんじで、フォローのボタンを用意しておくのが良いです。
また、CTAなどに設置しておくのも効果的ですね。
ただ、当然ですが、twitterや、facebookページなどの公式アカウントを作っていないと、意味がありません。また、そもそも、コンテンツの投稿をしていない場合も、このフォローボタンの効果は期待できません。
なお、ワードプレスには、ワードプレスの投稿情報を、twitterや、facebookに投稿してくれるプラグインが用意されていたりもするので、この機能を活用するのも1つの方法です。
ただ、ハッシュタグなどの設定が難しいので、手動投稿のほうが、集客はしやすくなりますので、ご注意ください。
Googleアナリティクス 設定
ここで、Googleアナリティクスについて書いておくのは、2つの意味があります。
- Googleアナリティクスの導入を忘れない
- Googleアナリティクスでクリックイベントを設定して、ボタンのクリック数をはかる
この2つの意味合いで、記載をしています。
後者は、特に、計測をしないのであれば、気にしなくてもいいと思います。
また、あとで書きますが、ヒートマップのツールなどを導入するのであれば、そもそも、このイベントタグの設定は不要です。
ヒートマップツール以外でも、有料のアクセス解析ソフトであれば、クリック数をはかれる設定ができたりします。
Googleタグマネージャー 設定
Googleタグマネージャーについての設定を導入するかどうかです。
個人的には、導入することをおすすめします。
Googleタグマネージャーの導入を、推奨するのは、
- 広告を打ちたくなったときにタグの設定が簡単
- Googleアナリティクスのタグが変更されたときに設定が簡単
この2つの理由です。
特に、前者は、計測用のタグだけではなく、リマーケティングタグの設定をするときに非常に便利です。
最初のうちに、Googleタグマネージャーの導入はしておいたほうが良いですね。
Googleタグマネージャーは無料のツールです。
Googleタグマネージャー
https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/tag-manager/
Googleサーチコンソール 設定
これは絶対、オウンドメディアの運営をしていくうえで重要です。
webサイトを作ったら、必ず、設定をすべきものが、Googleサーチコンソールです。
Googleからのお知らせも、SEOに関連することは、ここに着ます。
Googleサーチコンソールがあれば、どんなキーワードで、Google検索エンジンから、どんなページに流入しているかもわかります。
キーワードとページのCTRも把握できるのが、Googleサーチコンソールなので、どの記事のキーワードが、いい影響をオウンドメディアにあたえるかも把握できます。
おって解説する構造化マークアップなども、うまく稼動しているかどうかを調べられるのも、このGoogleサーチコンソールです。
Googleサーチコンソールのページには、以下の記述があります!
Google 検索での掲載順位を改善する
まさに、この役目を果たしてくれる、Googleサーチコンソール。
無料なので、必ず、設定しましょう。
Googleサーチコンソール
https://search.google.com/search-console/about?hl=ja
以前にご紹介したGoogleのSEO対策ペナルティについてでも、サーチコンソールについて、解説しています。
Googleディスカバー 対応
Googleディスカバーについては、以下のGoogleのページに解説されています。
https://support.google.com/webmasters/answer/9046777?hl=ja
この設定を考えて、記事画像を作るかどうか、ですね。
幅1,200ピクセル以上で、アイキャッチ画像を作る というのが基本になります。
これは、対応をしておいたほうがいいと思います。
そんなに制作コストに影響を与える要素ではないので。
PWAの対応
AMP対応
まとめて解説しますが、コーディングの方法?マークアップの方法になります。
PWAとは 以前に、SEO対策に役立つことを解説しました。
AMPは、
AMP(Accelerated Mobile Pages)とは、ひとことで言うならば「モバイルページを高速に表示させるための手法」のことです。
引用:【AMP】Googleが推進するAMPとは?概要と対応方法まとめ
https://digitalidentity.co.jp/blog/seo/amp/what-is-amp.html
このマークアップを行うかどうかです。
正直、ここらへんは、初期制作の予算との相談だと思っています。
あったほうがいいのは、確実です。
集客力を高めてくれるツールになります!
実際のコーディングについては、web制作会社のスキル次第ではありますが。
構造化マークアップの対応
構造化マークアップの対応も、オウンドメディアの初期制作予算次第です。
構造化マークアップについても、SEO対策の方法として、解説しました。
構造化マークアップのメインどころとしては、
- パンくず
- FAQ
- 記事の構造化
になります。
重要な内部構造化対策ではあるので、こちらも導入できるのであれば、導入したほうがいいです。
この辺は、アウトソーシングする場合、web制作会社のスキル次第で、うまく設定をしてくれるので、あまり、制作コストにインパクトを与えずに、実装することができるようになっています。
ヒートマップを導入するか
ABテストなどをしていくときに、ヒートマップがあれば、どのくらい記事を読んでくれているかを調べることができます。
ただ、このツールに関しては、LP(ランディングページ)には、導入をおすすめしますが、オウンドメディアでは、そんなに活用しないと思います。
オウンドメディアをリニューアルしたい!
そういうときに、既存のwebサイト調査の1つの方法として、活用するかどうかレベルだと考えられます。
記事のテンプレート構成
記事のキーワード設定、タイトル設定
これもセットで、解説します。
要するに、記事を書くとき、パターン化できているかどうかです。
パターン1
結論→事例→理由→まとめ
パターン2
課題→結論→事例→まとめ
パターン3
課題→結論1→結論2・・・列挙→まとめ
みたいな、記事の構成パターンですね。
こういうパターン化ができてくると、オウンドメディアの運用もしやすくなります。
オウンドメディア運用のノウハウがある会社は、こういうパターン化が上手です。
まとめ:SEOをベースに集客するのではなく、コンテンツで集客
良質なコンテンツを展開することが、基本となるオウンドメディア。
そのうえで、その良質なコンテンツをGoogleにしっかりと伝えられるようにするマークアップ。
2020年では、構造化マークアップも重要な軸になってくると思います。
プレゼンがうまい会社ほど、事例や、成果などをわかりやすく、数字や画像でまとめてきますが、まさに、あれと同じです。
オウンドメディアは、SEO対策をベースとするため、成果を出せた場合、
本当に、大きな成果につながります。
実際に、私も多くの企業さまからお問い合わせをいただき、お話を聞いていただいたりしています。
場合によっては、他社さんや、自社のweb担当者が考えたオウンドメディアについての提案書を見ることもあるのですが、本来、ヒアリングしないといけないこと、まとめて決めておいたほうがいい事項などが漏れているな、と感じることも多いのが事実です。
今回は、webマスターの方向けに、オウンドメディア制作で活用できるチェックリストのテンプレートについて解説しました。
おすすめ SEO対策 関連記事
検索インテントとは 検索意図 を 考慮し SEO コンテンツ 制作 調査方法は?
https://saras-wati.net/seo/search-intent/
【SEO】ドメインパワーとは 調べ方 目安 ドメインパワー アップ 方法 を 網羅!
https://saras-wati.net/seo/about-domain-power/
【AI】SEO 自動分析 ツール SEARCH WRITE サーチライト で コンテンツマーケティング強化
https://saras-wati.net/seo/about-search-write-seo/
Chrome キーワードサーファー キーワード調査 選定ツール が SEO対策 に 便利
https://saras-wati.net/seo/chrome-keyword-surfer/
共起語とは|調べ方 SEO対策 ライティング 方法 使い方 かんたん 解説
https://saras-wati.net/seo/co-occurrence-words-seo/
Google 低品質コンテンツ 基準 探し方 ページ削除 の SEO 対策
https://saras-wati.net/seo/google-low-quality-content/
moz seo 対策 ツール 使い方 を 簡単解説!ドメインオーソリティ を 知ろう
https://saras-wati.net/seo/moz-seo-tools-howto/