企業ホームページで、やっかいな管理の1つが、リンク切れの管理です。
リンク切れは、ページ数が増えれば増えるほど発生します。リンク切れ発生の原因は、さまざまだと思いますが、ホームページを運営するのであれば、このリンク切れ対策は必要な管理業務です。
この記事を読んでも、リンク切れについて、気にしない!という方もいると思いますが、そもそも、リンク切れの悪い点をご存知でしょうか?
リンク切れになっていると、SEO対策上、良くないことをご存知ですか?
もちろん、webページを見てくれているユーザーにとっても不利益です。
今回は、そんなリンク切れをチェックできるツールについて、ご紹介します!
そもそも、リンク切れとは
リンク切れは、ファイルの削除やURL変更、そもそも、自社・他社のサイト閉鎖が主だった原因です。最近では、常時SSL化を自動で行ったことの弊害として、リンク切れがでていることがあります。
なお、リンク切れは、リンク先のページにアクセスできない状態をさしています。
リダイレクトがされて、ページがないので移動をしてください!というような文言が出てくるからといって、SEO的によい対策ではありません。
リンク切れが良くない理由
リンク切れが良くない理由は、大きく分けると2つあります
- SEOの影響
- ユーザー向けの影響
SEO対策上での影響としては、Googleが、表示した検索結果ページで、そのサイトにデータガないことで、エラーになるホームページをいつまでも反映していません。
また、エラーになった場合、Googleがつけているサイトへの評価は下がります。検索エンジンのアルゴリズム上、クローラビリティは、重要視されており、このサイト評価が低いほど、表示されなくなりますし、Googleなどの検索エンジンでの掲載順位は下がります。
ユーザー向けの影響としては、ユーザービリティの低下ですね。
考えてみてください。
知りたい情報があると思って、クリックしたのにエラーになるページ。
ユーザー的には、歓迎しないし、そもそも、そんなサイト使わなくなりますよね。。
リンク切れ 対策
リンク切れの対策方法は、運用上、チェックをルーチンワークに組み込むことですね。
- 月初に、リンク切れチェックで調べて、対応をする。
- そもそもページをアップするときにリンクチェックをする
というイメージです。
リンク切れがおきていたときにすべき対応としては、
- リンクを削除する
- ページを直す
この2つですが、大規模サイトの場合は、前者がメインになるでしょうね。
まずは、リンク切れの状態を解除していくようにしましょう。
リンク切れ チェックツール 注意点
リンク切れをチェックしてくれるツールは、web上にあります。
また、有料であれば、クラウドで便利なものもありますが、結構、無料で対応できます。そもそも、ブラウザ上でできるレベルのものですからね。
ちなみに、webサイトから使えるリンク切れチェックツールは、そこそこ重いですので、時間があるときに、実施しましょう。
また、web制作会社がクライアントサイトに実施する場合は、アクセスの少ないときなどに実施するようにしましょう。
リンク切れチェックツールが、ホームページのアクセスのボトルネックになる、なんて、論外ですよね。
【無料】リンク切れチェックツールについて
では、さっそく、リンク切れチェックツールについて、ご紹介していきます!
今回ご紹介する4つのツールは、すべて無料です。
そして、webブラウザから使えます。ソフトをインストールしなくていいので、誰でも簡単に使えます。
1、Online XML Sitemap Generator
Online XML Sitemap Generator
http://www.web-site-map.com/
Online XML Sitemap Generatorは、アメリカのツールです。
Googleサイトマップを作ってくれるツールなのですが、副産物的に、リンク切れチェックもしてくれます。
このツールの長所は、ページ数が多くても、対応が可能なことです。
私は、過去に3,000ページ以上のサイトでも使ったことがあります。
結果は、テキストファイルで、ダウンロードできるので、他者との共有も簡単です。
難点は、全部英語、、、ということだけですね!
もちろん、無料です!!
2、Dead-link-checker.com
Dead-link-checker
http://dead-link-checker.com/ja/
株式会社エスロジカルさんが提供している無料のツールです。
https://www.slogical.co.jp/
URLを入力してチェックを行えば、サイト全体のリンク切れを調査してくれます。
ちなみに、結構重いです。
それはそうですけどね。サイト全体を見に行くので。
簡単に使えます。URL入れるだけなので。
3、takotubo.jp(タコツボジェイピー)
リンク切れチェックツール:takotubo.jp
http://takotubo.jp/linkbreak_checker.php
株式会社ディーボが運営しているツールです。
老舗です。cromeなどのwebブラウザから、URLを入力すると、簡単に使えます。
ただ、このツールもページ数が多いと、結構重いです。
個人的には、日本語なので、使いやすいですが。
4、Googleのサーチコンソール
いわずと知れたSEOツールのGoogleサーチコンソールでもリンク切れチェックをすることができます。
インデックス カバレッジ レポートから見れます。
https://support.google.com/webmasters/answer/7440203
2019年3月から、Googleサーチコンソールの更新で名称が、インデックス カバレッジ レポートになっています。
プロパティを選んで、カバレッジというメニューを選択すれば、使えます。
ここでエラーになっているものがリンク切れを起こしている可能性があります。
ただ、サーチコンソールだけだと、正直わからないケースもありますし、サーチコンソールは見るのが苦手!という人もいます。
テキストデータなどでDLもできるので、共有はしやすいですが。
サーチコンソールはプロパティ権限で、Googleアカウントをもつ別の人に見てもらうこともできるので、その機能で分かる人、SEOに詳しい人や、webサイトに詳しい人に見てもらうのがいいかもしれません。
リンク切れチェックツールのまとめ:放置が一番良くないです。
リンク切れチェックツールは、無料で、ブラウザから利用できるツールがたくさんあります。
簡単に使えるので、毎月1回など、TRYしてみてはいかがでしょうか。
リンク切れは、SEO対策やユーザビリティ上も、放置が一番良くないです。
ページ数が増えてきた、運営の歴史が長くなったホームページは、この機会にぜひ、リンク切れチェックツールを使って、対応をしていきましょう!!