web広告の運用を改善する方法の1つであるマイクロコンバージョン設定。マイクロコンバージョンとは?その設定方法、Google広告、facebook広告での活用方法などをまとめてみます。
リスティング広告や、ディスプレイ広告を運用していて、以下のお悩みありますよね。
- CVが出ない
- データが少ない
- 継続の判断がつかない
こんな課題でお悩みの広告運用の担当者向けにおすすめの設定方法の1つがマイクロコンバージョンです。
この記事では、マイクロコンバージョンとは、マイクロコンバージョン 設定 方法、設定内容、Google広告、facebook広告での活用法などをご紹介していきます。
マイクロコンバージョン とは
マイクロコンバージョンとは、最終的なCV(コンバージョン)に到達するまでの、中間んのCVのことを指します。
マイクロコンバージョン は、略称で、MCVという呼び方もします。
マイクロコンバージョンは、最終的な成果が、ECサイトの場合、購入になりますが、その前に、カートページや、商品詳細ページに、どれだけ、アクセスされたか?などをマイクロコンバージョンとして設定します。
マイクロコンバージョンは、1つでなくてもかまいません。複数あっても、管理さえできれば、マイクロコンバージョンとして、設定できます。
マイクロコンバージョンの具体例をECサイトで解説すると、
- 確認画面へのアクセス
- カートページへの到達
- ランディングページ(LP)の購入ボタン クリック
といったものをマイクロコンバージョンとして設定します。
マイクロコンバージョン について、解説しているYoutube動画もご紹介します。Yahoo広告が公式チャンネルで、マイクロコンバージョンについて、解説してくれていますので、より明確なイメージができると思います。
Youtube動画なので、無料で、マイクロコンバージョンについて、学べますよ!!
マイクロコンバージョン 設定 メリット
でも、なぜ、マイクロコンバージョン 設定 するのでしょうか?マイクロコンバージョン 設定 メリット について、まとめます!
主なメリットは以下です。
- webページ改善の指標
- 広告運用の指標
- 広告の自動入札に活用
個別に解説します。
webページ改善の指標
マイクロコンバージョンを設定することで、webページの改善データとして、検討を進めることができるようになります。
たとえば、LPから商品詳細ページへ導線を張っている場合で
広告からのクリックはあるが、詳細ページへの遷移が少ない。
という場合、どう見ても、広告ではなく、Webページの改善が必要ですよね。
- 広告で呼び込んでいるユーザーのニーズとLPの内容がミスマッチしていて、詳細ページに行かないのか?
- はたまた、導線が悪いのか?
といったwebページへの改善箇所が想定されます。
いずれにしても、マイクロコンバージョンとして、商品詳細ページへの到達を設定していた場合、ここが明確になります。
広告運用の指標
web広告の予算や、商品・サービスによっては、そもそも、CVが発生しません。そのとき、ユーザーのニーズとあっているかどうか、などは、CVがないので、正直、判断すらできません。
しかし、こういうときこそ、マイクロコンバージョンです。
マイクロコンバージョンを設定することで、LPから商品詳細ページやお問い合わせフォームへのアクセスがどうなっているのかを把握できるので、そもそも、広告をやるべきなのか?変な集客になっていないかを仮説検証できる一助になります。
広告の自動入札に活用
マイクロコンバージョンのメリットで、一番わかりやすいのは、このインターネット広告における自動入札機能への活用です。
近年、インターネット広告は、自動入札がメインになってきています。昔は、クリック単価100円で入札!などをしていましたが、今は、CV単価1万円とかで、1回のクリック単価ではなく、CV単価で入札をしていきます。入札の手間が圧倒的に下がりますからね。
この自動入札の機能は、CVを計測要素とします。そのため、そもそも、CVが少ないwebサイトの場合、正直、稼働がうまくいきません。例えば、Google広告では、過去30日間に30CV以上を目安で、自動入札の機能が稼働するとうたっています。
普通に考えて、予算1万円で購入30件は、結構きついですよね。
それゆえ、マイクロコンバージョンの設定を行って、その結果を含めて、広告を最適化させて、自動入札機能を動かしていくのです。コンバージョンのデータが多いほど、自動入札の予測精度は高まるので、うまく機能してくれます。
マイクロコンバージョン設定方法によっては、出なかったCVも、出るようになるかもしれません。
マイクロコンバージョン コンバージョン 比較
コンバージョンは、WEBサイトにおける結果、成果地点なので、ここで大きく、マイクロコンバージョンとは異なってきます。
例えばECサイトでは、コンバージョンは、商品の購入ですよね。マイクロコンバージョンはこの場合、商品詳細ページへのアクセスなどに設定します。
コンバージョンには、よく、広告での計測タグを設定します。
しかし、マイクロコンバージョンには、設定しないケースが多いですね。
マイクロコンバージョン 設定 デメリット
マイクロコンバージョン 設定 は、いいことばかりではありません。ちょっとしたデメリットもあります。
主なデメリットは以下です。
- 管理工数の増加
- 自動入札機能が混乱
個別にまとめると。
管理工数の増加
マイクロコンバージョン 設定のデメリットとして、指標が増えるので、結果、レポート作成、管理画面のチェックで、工数が増えます。
手作業で、マイクロコンバージョンの値をレポートに記載していかないといけないこともありますからね。
広告レポートツールを活用していれば、ここら辺は軽減できそうですね。
自動入札機能が混乱
ネット広告の自動入札機能で、CVとマイクロコンバージョンが2つあると、これによって、CV単価がぐるぐる変わってしまう可能性はあります。
たとえば、今まで、CV単価はCVだけの値を見ていたのに、ハードルの低いマイクロコンバージョンの設定をいれたことで、自動入札機能が混乱し、結果的に、コンバージョンには至らないユーザーの集客をしてしまうこともあります。
マイクロコンバージョンによって、自動入札機能が混乱して、ネット広告がうまくいかなくなるパターンですね。
Google広告 マイクロコンバージョン 設定 方法
Google広告でのマイクロコンバージョン設定について、解説します。
まずは、設定方法の流れ、手順からです。
Google広告 マイクロコンバージョン 設定 手順
手順は3ステップです。
- Googleタグマネージャー(GTM)の設定
- Google広告でマイクロコンバージョンタグの設定
- GTMに設置
という流れになります。
Google広告 マイクロコンバージョン 設定方法 詳細
まず、webサイトに、Googleタグマネージャー(GTM)のタグを設定しましょう。
続いて、Google広告で、コンバージョン設定画面から、コンバージョンと、マイクロコンバージョンと2つの設定をして、タグをゲットしましょう。
このとき、Google 広告で、自動入札機能を利用するのであれば、マイクロコンバージョンの方も、コンバージョンアクションの設定画面にある「コンバージョン列に含める」を「はい」に設定します。
あとは、Googleタグマネージャー(GTM)に、上記で得た、コンバージョンとマイクロコンバージョンのタグを設定するだけです。
ポイントは、Google広告の管理画面で、コンバージョンアクションの設定画面にある「コンバージョン列に含める」をONにしておくことです。
ちなみに、これは、Yahoo!のリスティング広告やディスプレイ広告でも、同じで、マイクロコンバージョンの設定をしたコンバージョンも、「コンバージョン列に含める」設定をしないと、マイクロコンバージョンをコンバージョンとしてカウントしてくれません。
これで、Google広告 マイクロコンバージョン 設定 ができます。
Facebook広告 マイクロコンバージョン 設定方法
次に、インスタグラムやfacebookに広告を掲載できるFacebook広告でのマイクロコンバージョンの設定方法をまとめます。
Facebook広告のマイクロコンバージョンの設定手順
基本的には、以下の手順です。
- Facebookピクセル 設定
- 標準イベント設定か、カスタムコンバージョンの設定
というかんじです。
Facebookピクセル 設定
Facebookピクセルとは、Facebook広告でのトラッキングをするためのタグです。これがないと、CVすらカウントできません。
基本的には、タグの貼り付けですが、以下のように設定できます。
- 広告マネージャのビジネス設定をクリック
- ビジネスアカウントを選択
- データソースから「ピクセル」を選択
- 追加をクリック
- 任意の名前でピクセル名とURLを入力
- ピクセルを今すぐ設定をクリック
あとは、表示されたタグをコピーし、自社サイトやブログに貼り付けますが、基本的には、すべてのページへFacebookピクセル は入れてください。
標準イベント設定
こちらは、割と簡単で、標準イベントの設定を変更するだけです。
コンバージョンイベントをコンテンツビューにして、保存するだけですね。
カスタムコンバージョン設定
この方法の場合、カスタムコンバージョンの設定を変えるため、ちょっと、管理画面での変更設定が必要です。
- コンバージョンイベントを「全てのURLトラフィック」に変更
- 標準イベントをコンテンツビューに変更
- ルールに対象ページのURLを入力
というかんじです。
カスタムなので、設定箇所が増えます。ご注意ください。
これで、CVもマイクロコンバージョンも、facebook広告は計測してくれます。
マイクロコンバージョン 設定 コツ
マイクロコンバージョンの設定で、意識しておくべきポイント、コツについて、記載していきます。
コンバージョンとの関連性
マイクロコンバーションを設定する場合、コンバージョンの増加と関係性があるかを意識してください。
特に間接的な関係性でなく、直接的かどうかを見ておいてください。
CVを増やしたい!のに、通過しないTOPページなどのアクセスをマイクロコンバージョンに設定しても意味がないです。
CVへの通過点で、CVに関係性の高いページなどの到達を、マイクロコンバージョンとして設定するようにしましょう。
マイクロコンバージョンを含める場合の自動入札単価
Google広告、facebook広告で、マイクロコンバージョンを、CVとして含める場合、コンバージョン単価は、従来のコンバージョン単価よりも、下げて設定しましょう。
自動入札機能なので、うまくいけば、単純に、CV単価を下げてくれるのですが、マイクロコンバージョンを活用することで、無駄なコストを使ってしまうケースもあります。
それゆえ、マイクロコンバージョンをCVに含める場合、マイクロコンバージョンの設定したページから、CVするまでの変換率、CV率を計算式に入れて、みましょう。
たとえば、CV単価が、1万円だった場合。
マイクロコンバージョンの地点から、30%はCVするなら、CV単価は、いったん、6,000円くらいでセットしてみましょう。
本来なら、7,000円ですが、多少の調整値を踏まえて、安く設定しておくことがおすすめです。
マイクロコンバージョン 滞在時間
マイクロコンバージョン として、滞在時間をカウントすることもありますね。
たとえば、認知拡大などのPRをしていく場合、対象ページへの滞在時間3分以上をマイクロコンバージョンとして計測してみましょう。
これによって、ホームページの精読率がカウントできます。
PVだけでなく、滞在時間を計測することで、オウンドメディアなどの場合、ユーザーの満足度を計測することもできると思います。
ここがずれているようであれば、興味関心の低いユーザーしか集客できていないことになるので、広告の設定を変えるべき!という判断もできますよね。
まとめ マイクロコンバージョン 設定 方法 理解で、CV改善に試してみる!
今回は、マイクロコンバージョンについて解説しました。マイクロコンバージョンはご紹介した内容以外でも、広告運用のレポートなどでも活躍している要素です。
マイクロコンバージョンがあれば、広告運用をするとき、コンバージョンを増やすための判断基準を持てます。判断するためには、多いデータから、考察や仮説を立てられた方がいいわけですからね。
マイクロコンバージョンの設定方法次第では、CVをGETする過程で設定するマイクロコンバージョンが、Google広告や、facebook広告など、インターネット広告の自動入札機能の最適化に効果的です。
コンバージョン数を増やすためにも、まずは、マイクロコンバージョン 設定 方法 理解で、CV改善に試してみるのは、いかがでしょうか?
もちろん、webサイト内での、コンテンツ改善も必要ですが、広告運用の最適化の1つの方法として、マイクロコンバージョン設定からの自動入札機能の最適化で、集客を進めてみませんか?
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