今回は状況の結論から、簡単にお伝えします。
2019年8月2日前後に、検索エンジンでの大きく順位の変動がありました。
ここ最近の順位の動きの中では、かなり大きい変動でした。
もちろん、2019年6月にあったGoogleの検索ロジックの見直し(コアアルゴリズムのアップデート)の影響はあるかと思いますが、それと同じくらいのインパクトだったように思えます。
Googleの検索ロジックのコアアルゴリズムが変わった事については、以下の記事をご参照ください。
https://saras-wati.net/news/seo-news-1906/
7月も、7月18、20日ごろに、検索エンジンの検索結果の順位変動は、そこそこありましたが、今回は、どのジャンル、カテゴリにおいて、影響が大きかったのでしょうか?
もちろんGoogleの求める良質なコンテンツや、オリジナリティのあるテキスト、画像、情報であれば、検索結果の順位変動に影響はすくないのでしょうが・・・
さて、2019年8月のSEO変動は・・・
2019年8月 SEO変動:Googleの検索順位で動いたジャンルは?
今回は、2019年8月2日前後に大きな順位変動していた模様です。
以下は、SEO変動の大きさを示す変動率です。
参考 SEMrush(エスイーエムラッシュ)
過去30日間のSEOボラティリティ
https://www.semrush.com/sensor/?category=&db=JP
変動幅が大きいほどボラティリティが高いので、この図を見ても、2019年7月18日のSEO変動並に大きく、検索順位が変わっているようです。
検索結果の順位で表示順が変わったジャンルは!
2019年8月2日前後の検索エンジンでの順位変動の影響があったキーワードのジャンルは、以下です。
- 健康・医学
- 住宅、引越し
- 暮らし・結婚・恋愛
- 美容、ファッション
気になる、注目すべきポイントは、前回7月18日のときと、健康・医学、住宅、引越し、暮らし・結婚・恋愛、美容、ファッションジャンルは同じということです。
つまり、Googleから、このジャンルは、コンテンツ対象として、良くも悪くも注目、着目されているジャンルだということです。
しかも、これらのジャンルの多くのホームページでは、さらに順位が落ちた!という声が聞こえています。
2019年3月に検索エンジンで順位変動があった健康・医学系のサイトは、わりと掲載されていたページの順位に影響があったようです。
コンサルをしている企業のページでも、ここはGoogleの検索結果の順位に変動が出ていました。
ヒューチャードスニペットのアルゴリズム変動も原因かも。
Google関連で、ヒューチャードスニペットのアルゴリズムが変わったというニュースがありますが、これの影響もあるのかもしれません。
米国時間の8月1日、Googleは、スニペット表示を実現するためのアルゴリズムを最近になってアップデートし、より新しい情報を優先するようにしたと発表した。
引用:TechCrunch Japan
https://jp.techcrunch.com/2019/08/02/2019-08-01-google-search-gets-freshers-featured-snippets/
そもそも、ヒューチャードスニペットとは、Googleが、検索結果に直接的な回答を示す仕組みのことです。
たとえば、Googleで、「天気」と検索すると、Googleアカウントでログインしていると、そのGPS情報か何かにひもづいた地域と天気の情報を出してくれます。
天気の場合、
東京都品川区
14:00 (水曜日)
晴れ
35C
とかの情報を返してくれる仕組みです。
今まで、この情報は意外とまともではなかったことも多かったのですが、Googleによるヒューチャードスニペットのアルゴリズムアップデートで、変わってくるのでしょうね。
もちろん、情報ソース元も表示されるので、コンテンツが良質であれば、Googleが使ってくれるのかもしれません。
2019年8月のSEO対策:検索エンジンにインデックスされるキーワードを増やす
先ほど記載したように、2019年8月の順位変動は、キーワードのジャンルが割りと固まって順位変動していました。
ということは、該当のジャンル上で、順位のあがったサイトもあるはずです。
それは、コンテンツが、サイトが評価されたからですよね。
そう考えると、例によって、良質なコンテンツを作っていけばよいのですが、それは愚直に行うSEO対策として、別の仮説も浮かびます。
ジャンルが固まっている=関連キーワードによっては順位があがりやすい
という仮説です。
順位変動するジャンルが固まっているので、そもそも、検索エンジンで、インデックスされるキーワードを増やしていく!という施策を行えば、いつもとは違うキーワードで検索結果の上位に表示される可能性が増えているということです。
それゆえ、今回8月のSEO対策として、提案したいのが、検索エンジンにインデックスされるキーワードを増やす施策です。
検索エンジンにインデックスされるキーワードを増やす方法
検索エンジンにインデックスされるキーワードを増やす方法の1つは、共起語を多くちりばめたホームページを作っていくという方法です。
共起語の細かい説明、効果は、上記ページで書いているので参照してください。
1例で共起語の説明をしておくと、
ニキビの共起語は、以下になります。
治療
ケア
毛穴
方法
原因
スキンケア
レーザー
皮脂
脱毛
大人
xE
皮膚科
ビタミン
おすすめ
美容
医療
ピーリング
にきび
皮膚
クリニック
炎症
情報
この共起語を探す方法は、以下のようなツールを活用することです。
このURLは、共起語検索ツールです、無料で使えます。
https://neoinspire.net/cooccur/
Googleの検索ワードTOP30サイトを母集団に共起語を抽出してくれるサービスです。
上記の共起語を見てもらえるとわかると思いますが、
ニキビ と にきび は違うキーワードなんです。
それゆえ、ちょっと変えるコンテンツ、記事を作るのであれば、ニキビといつも使っているところを、にきびにしてみるとかも1つの方法です。
また、上記のキーワードにはないですが、ニキビの場合、カラダの部位と一緒にキーワードを作るというのもいいですよね。
鼻の下のニキビ とか、おでこ ニキビ とかも、記事としては作りやすいキーワードになるのではないかと思います。
このように、共起語を分散させて、いつもとは違うキーワードで、コンテンツを構築してみてください。
結果的に、上位への表示がつながり、アクセスをとれるようになるかもしれません。 ソースコードの内部でのSEO対策をしっかりしていれば、そういったちょっとしたキーワードとのマッチング率の高いコンテンツを作れるはずです。
そもそも、集客は、特定のキーワードでの誘導でなくてもいいのです。ユーザーモチベーションが高いであろうキーワードで、上位表示、ホームページへの集客ができればいいのです。
webマーケティングの目的を忘れずに、SEO対策も取り組んでいくことが必要です。
広告に頼って、SEO対策から逃げるのも1つの方法ではありますけどね。
検索エンジンにインデックスされているキーワードの探し方
今、現状で、検索エンジンにインデックスされているキーワードは、どうやって見つければいいのでしょうか?
この検索エンジンにインデックスされているキーワードの探し方は、簡単です。
30秒で見つかります。
- Googleサーチコンソールにログイン
- 検索パフォーマンスへ
- クリック数、表示回数、CTR、掲載順位にチェック
- 掲載順位をクリックして昇順にソート
たった、これだけで、検索エンジンにインデックスされているキーワードは見つかります。個人的には、SEO対策上、インデックスされるキーワードを増やしていくことも重要な指標だと捉えています。
ある程度のwebサイトであれば、1,000は超えます。
トライアンドエラーで、1,000以上のキーワードで、検索エンジンに掲載されるように、コンテンツを作っていってください。
追記:2019年8月29日前後にも、検索エンジンで順位変動!
実は、2019年8月29日前後にも、SEO変動が発生していました。
発生したジャンルは、
- 法人向けサービス
- 婚活、恋愛、出会い
の2ジャンルで、検索順位が大きく変動していました。
順位変動としては、以下のようなかんじです。
https://www.semrush.com/sensor/?category=&db=JP
結構大きな変動だったんですが、
これは、海外のSEOメディアでは、
Googleからのアナウンスはなかったものの、夏の終わりでの変動によるもので、関係者の間では予想されていた順位変動だったようです。
参照:Signs Of A Google Search Ranking Algorithm Update On August 29th
https://www.seroundtable.com/google-search-ranking-algorithm-update-august-29th-28145.html
まとめ:2019年8月の検索順位変動ジャンルと、そのSEO対策
2019年8月は、以下のキーワードカテゴリで大きく順位が変動しました。
- 健康・医学
- 住宅、引越し
- 暮らし・結婚・恋愛
- 美容、ファッション
実は、7月18日の検索順位の動きとかぶるジャンルが多いので、Googleは、これらのホームページに注目している可能性が高いと想定されます。
そこで、SEO対策としては、
検索結果にインデックスされるキーワードを増やしましょう
インデックスされるキーワードを増やす方法は、共起語。これをベースに、しっかりと良質なコンテンツを作っていきましょう!!
共起語を見ると、このキーワードとセットで出てくるキーワードは何かが見えてくるはずですので、共起語検索ツールを使ってみてください。
そして、今現在、Googleの検索エンジンでインデックスされているキーワードを調べるなら、Googleサーチコンソールを使いましょう。
ソート機能を使えば、サクッと、サイトへの誘導がうまく稼動しているキーワードが何かが見えてくるはず。
webマーケティングの基本として、特定キーワードに固執するのではなく、関連キーワードでの上位表示、検索エンジンへのインデックス化を狙っていきましょう。
企業担当者のみなさま、ホームページのリニューアル、コンテンツの更新、追加は、SEO対策を常に意識されていると思います。ただ、共起語のリサーチなど、事前準備は重要です。闇雲にコンテンツを作っても、もったいないです。
ワードプレスなどのCMSを導入しているのであれば、コンテンツを作る時間も抑えられているはずなので、どんどんリサーチをして、顧客に便利な、あるいは、顧客にメリットのある新しい情報を公開していってください。
引き続き、2019年8月もSEOの変動がありましたらお伝えしていきます!!