以前に、Google 広告設定で、リマーケティングについて解説をしました!
その際にもご紹介しましたが、リマーケティングは、実に効果的なGoogle 広告設定の1つです。活用しない手はありません。
ただ、ディスプレイ広告(GDNやYDN)にだけ、リマーケティングは使えると思っている方も多いようです。実際、GoogleやYahooの検索連動型広告を運用している人なら、リマーケティングは、検索エンジン連動型広告でも、使いたい!と思うと思うんですよね。
今回はそんなリマーケティングが、検索エンジン連動型広告でも、実施ができる、検索型リマーケティング(RLSA)について簡単に解説していきます!
RLSA 検索広告のリマーケティングとは
RLSAは、Remarketing Lists for Search Ads の頭文字をとったもので、検索広告のリマーケティングのことをさします。
それゆえ、検索広告のリマーケティング、RLSAは、事前に作成した検索広告向けのリマーケティングリストを活用し、一度、自社のホームページや、サービスサイトに訪れたことのあるユーザーに対して、検索広告として、web広告を表示する機能です。
注意点として、RLSAは、2020年4月現在では、Google 広告のみの機能です。
参考:Google広告ヘルプ
検索広告向けリマーケティング リストの概要
https://support.google.com/google-ads/answer/2701222?hl=ja
Yahoo!では、RLSA、すなわち、リマーケティングを、検索広告で使えません。
ただし、Yahoo!には、サイトリターゲティングという似たような機能があります。
ほぼ同じことはできます。サイトリターゲティングは、多くのヤフー広告を活用したアフィリエイターが使っていましたね。今は、アフィリエイターだと、審査で通らないことも多いですが、効果は、かなりのものがありました。
私のお客様で月に200万円くらい広告を出して、400万円くらい売り上げていた時期もありましたね。
参考:Yahoo!広告ヘルプ サイトリターゲティングとは
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/ss/articledetail?lan=ja&aid=7465
Google 広告設定 RLSAの効果
RLSAの広告設定をすることで、以下の広告効果が期待出来ます。
- 興味の高いユーザーへ広告配信しやすくなる
- 結果的に、CV率の高いユーザーにPR可能
- CVしやすいため、費用対効果が高くなりやすい
というロジックですね。
例をあげると、「白いソファ」を買いたいユーザーがいるとします。
しかし、白いソファを販売しているECサイトはたくさんあります。
そのなかで、1度でも、目に留まったサイトの広告が
検索結果で、広告として表示されていたら、、、
買う動機付けや、購入導線になっていきますよね。
だいたい「白いソファ」を扱っている競合の家具屋さんは、くさるほどいますからね。
そもそも、過去に何か購入経験のあるユーザーだった場合、購入ハードルはグッと下がってきます。
よく楽天市場で、店舗さん向けに、ECサイトは、大量の商品を掲載しなさい!という話をしていますが、それは、こういうRLSAや、リマーケティング広告と連動させたときに、大いなる効果を発揮してくれます。
実際のRLSAの効果事例として、こんな情報があります。
ネットリサーチをしたところ、製造業での事例が掲載されていました。
特定のBIGキーワードに対してRLSAを導入。
キーワードを検索した際に、RLSA経由で、広告表示設定したところ、、、
RLSA導入前に比べると全体のコンバージョン数は2.5倍!
参考:ウェブ部
2つの導入事例から紐解く、RLSAの活用方法!
https://webbu.jp/two-case-of-rlsa-1713
大きいですよね。こういうRLSAの事例は。
Google 広告設定 RLSA活用は、こんなときがおすすめ
上記のように、社名検索ばかりで、コンバージョンされているときに、
社名以外のビックキーワードでの、RLSA設定は効果的ですね!!
というわけで、Google 広告設定 RLSAをどんな利用シーンで活用すべきかをまとめていくと、こんな利用シーンが考えられます。
- ビックキーワードをあまり購入していないとき
- 広告予算が少ないとき
- SEOやリスティング経由でホームページのアクセス数が少ないとき
こんなときに、RLSAを活用するといいですね。
Google 広告設定 RLSA 設定方法
では、RLSAの設定方法を簡単に解説します!
- リマーケティングタグの設置
*GDNで設置している場合は不要 - リマーケティングリストの作成
- RLSAの広告用にキャンペーンを作成
- ターゲティング方法の指定
- 広告グループ 入札単価 設定
- 広告原稿 設定
という6STEPで、RLSAの設定は完了します。
最後の2つはいつものやつですがね。
結構簡単ですが、ターゲティング方法の指定をする方法だけ、別途解説を加えます。
- 左ナビゲーションにある「オーディエンス」をクリック
- 鉛筆ボタンをクリック
- ターゲット設定で「モニタリング」を選択
- 「ウェブサイトを訪れたユーザー」を選択
- あとは、すでに作成したユーザーリストを選んで、保存
という具合で、RLSAのターゲティングも設定できます!
簡単ですよね。
とはいっても、RLSAは、常に広告設定できるわけではありません。
どんなときに、RLSAの設定ができるか、などを、次に記載します!
RLSAとGoogleディスプレイネットワーク(GDN)の違い
リマーケティングにおいて、RLSAと、Googleディスプレイネットワーク(GDN)での違いをまとめてみました。
RLSA | Googleディスプレイネットワーク | |
最低リストユーザー数 | 1,000 | 100 |
リスト保持期間 | 180日 | 540日 |
Googleアナリティクス活用 | × | 可能 |
類似拡張配信 | × | 可能 |
ということで、
実は、1,000以上のリマーケティングリストができていないと、RLSAは実施ができないのです。これは、残念ですよね。
そして、もう1つ、RLSAでは、注意すべきポイントがあります。
RLSAの場合、Googleにログインしているユーザーは、広告配信の対象外とされてしまいます。それゆえ、ヘビーなGoogleユーザーの場合は、RLSAを活用した広告配信はできません。ただ、逆に、ライトユーザーに対しては、訴求できるので、ここを逆手にとる、ということも可能ですね。
つまり、広告に反応してくれやすそうな、BtoC商材の場合、非常に効果的に使えるということです。
「IT 転職」などのキーワードなどで、RLSAの設定などは、効果が期待できそうですね!
CPAを高めるRLSAの運用:コンバージョンしたユーザーへの配信除外
RLSAは、広告の配信をとめることもできる機能をもっています。
そこを活用して、自社ホームページにきたリマーケティングリストではなく、コンバージョンしたユーザーのリストを活用すれば、すでに、コンバージョンしたユーザーへの広告をとめられます。
これによって、資料請求や予約などで、無駄な広告費を抑制できます。
1度データを獲得しているなら、メルマガなどで、PRできますからね。
RLSAは、そういう点でも、CPAを抑えることのできる運用設定なのです!
まとめ:Google 広告設定 RLSAはビックキーワード狙いがおすすめ
いかがでしたでしょうか?
Google 広告設定の、検索広告向けリマーケティング(RLSA) について、イメージはついたかと思います。
RLSAは、前述のとおり、ビックキーワードの活用などで、非常に効果的です。
また、Googleヘビーユーザー以外に、広告訴求できるので、ネットリテラシーの関係上、広告効果も、期待ができます。
設定がわからない、やってみたいけど、、、という場合は、
広告代理店にご相談してみるのもいいと思います。
Google 広告設定で、検索広告向けリマーケティングを活用しないのは、もったいないと思いますので、ぜひ、活用してみてくださいね。