Googleアナリティクス で アクセス解析や、設定ををしている方は、ビックリしたかもしれません。Googleアナリティクスのプロパティ作成が変わったんですよね。
これは、Googleが、新しくリリースしたサービスによるものです。Googleは、2020年10月14日(米国時間)に、アプリとウェブとプロパティの正式版「Google アナリティクス 4 プロパティ(GA4)」をリリースしました。
そこで、今回は、Google Analytics 4 プロパティ(略して、GA4といいます)について、簡単に、解説しようと思います。
Google Analytics 4 プロパティとは、何か?そして、何が今までのGAのプロパティと異なるのか、といった概要や、そもそものGoogle Analytics 4 プロパティの導入方法をまとめてみました。
ちなみに、2020年11月10日時点で、すでに私は、Google Analytics 4 プロパティでの設定を3サイトほど、終えました。。。
Google Analytics 4 プロパティとは
▼Google Analytics 4 プロパティについての、Google公式 参考ページ
アナリティクス ヘルプ 次世代の Google アナリティクスのご紹介
https://support.google.com/analytics/answer/10089681?hl=ja&ref_topic=9143232
アナリティクス ヘルプ Google アナリティクス 4 プロパティへのアップグレード
https://support.google.com/analytics/answer/9744165?hl=ja
Google Analytics 4 プロパティとは、次世代のGoogleアナリティクスとして、展開しているサービスになっています。
これから、Googleアナリティクスで、新しいプロパティを作成する際のデフォルト、標準となるサービスになっています。
すごく簡単に言えば、2020年10月最新のGoogle アナリティクスです。
基本的に、Google Analytics 4 プロパティは、webのアクセス解析と、アプリの解析とを統合させた基盤になっています。
そのため、従来GAのセッションベースからイベントベースの解析になっています。
イベントベース??ってなりますよね。
イベントとは、ユーザーのアクションに紐づくページ内の動きなどです。
クリックや、このページに遷移したとか、そういったものが中心となります。
Google Analytics 4 プロパティ と 旧Google アナリティクス との 比較
Google Analytics 4 プロパティ(GA4)と、旧GAとを比較して、その違いを書きます
- コンバージョン設定の方法が変わった
- 離脱率・直帰率がなくなった
- カスタムレポートがなくなった
- プライバシー問題に対応
- ユーザー単位での計測
大きなところでは、この辺でしょうか。
コンバージョンの設定方法は、イベントを使った方法で、設定をしていきます。
概念的には、アプリの計測によっているようなかんじですね。
離脱率・直帰率がなくなった、とか、カスタムレポートがなくなったというのは、どうでもいい!と捕らえる人もいるかもしれません。
webコンサルタントで、離脱率・直帰率をベースにしていた人にとっては、結構衝撃的な話だな~とは思います。
プライバシー問題に対応というのは、以下の2つに対応している、という観点です。
- GDPR:EU一般データ保護規則
- CCPA:カリフォルニア州 消費者プライバシー法
大きな企業の場合、かなり大きな問題ですからね。
ユーザー単位での計測については、イベントベースになったことで、セッションやページをベースとした解析ではなくなっています。
むしろ、Google Analytics 4 プロパティ(GA4)は、1ユーザーの行動を解析するツールという位置づけに変わっています。
Google Analytics 4 プロパティ 新要素 エンゲージメント とは
Google Analytics 4 プロパティ(GA4)で、登場した要素で、エンゲージメントというのがあります。
これは、サイト上で行なわれたユーザーの操作のことです。
ユーザーの操作とは、
- クリック
- 閲覧
- 遷移
- スクロール
- イベント
などを指します。
このエンゲージメントが、指標としてとらえられるものになるでしょうね。
GAは、結果的に、webマスターのKPIのもとになるため、近未来において、重要な指標として、このエンゲージメントが扱われると思います。
また、このエンゲージメントが、Google Analytics 4 プロパティ(GA4)のセールスポイントとなる機械学習の成果の対象になります。
これを元に、Googleは、Google Analytics 4 プロパティ(GA4)にて予測シミュレーションと対応する改善アクションの提示をしていくはずです。
自動的なインサイトの提示で、ビジネスの改善、プロセスの改善提案を行っていくことでしょう。
Google Analytics 4 プロパティ(GA4) 設定方法
Google Analytics 4 プロパティ(GA4)の設定方法について、簡単に解説します。
上述したように、新規にGoogleアナリティクスのプロパティを作ると、Google Analytics 4 プロパティ(GA4)になります。
新規と切り替えの方法は、基本一緒なのですが、古いプロパティから切り替えをするときは、基本、旧GAのプロパティは残しておいたほうがいいと思います。
実は、設定方法は簡単です。
- Google Analytics 4 プロパティを追加する
- データストリームを追加
- WebサイトにGoogleタグマネージャのタグを設定
この3つで、新規に、Google Analytics 4 プロパティ(GA4) 設定はできます。
データストリームは、簡単に言えば、何を読み込むか?の設定です。
データストリームの設定は、
- Webサイトのアクセス解析なら、「ウェブ」をクリック
- webサイトのURLとストリーム名を入力し「ストリームを作成」
これで終わりです。
なお、細かいことを解説すると、
「ウェブストリームの詳細」に表示される測定ID「G-XXXXXXXXXX」を、Googleタグマネージャーの管理画面からタグとして追加すれば、基本的に、アクセス解析は動きます!
意外と、簡単ですよね。
基本的に、GAのタグをそのまま掲載するのではなく、Googleタグマネージャー(GTM)からの、タグ読み込みになります。
まとめ Google Analytics 4 プロパティ(GA4) まだ ベータ版?
Google Analytics 4 プロパティ(GA4) いかがでしたか?
最初、戸惑うのですが、基本は、GTMベースで設定すれば、だいじょうぶです。
どちらかというと、問い合わせフォームの成果の計上や、ページビューなどのデータを読み取りにくくなっているので、そのへんが、Google Analytics 4 プロパティ(GA4)だと、わかりにくい印象を受けます。
Google Analytics 4 プロパティ(GA4)は、アプリの解析がしやすくなっています。そこはいいですよね。
Google Analytics 4 プロパティ(GA4)は、原則、ユーザーを基本にとらえた次世代型のGoogleアナリティクスです。
それゆえ、ユーザー1人1人の動きを追えるようになっていくと思います。webサイトのアクセス解析ツールから、ユーザー動向を見つけられるツールになっていくんだと思いますよ。
その点では、マイクロソフト クラリティ に近いかもですね。
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今後もGoogle Analytics 4 プロパティ(GA4)には、目が離せません。
いろいろとご紹介していきます!
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