【データドリブンとは?】データドリブン 使えるツール 成功事例 まとめ

株式会社の目的は収益を出すこと。その目的を出すために必要なことは、顧客を獲得し、利益を上げていくことです。ということは、顧客とは何か?利益が出ることとは何か?顧客獲得の方法は何がいいか?といった分析が重要ですよね。

近年、データドリブンという言葉が、webマーケティングやDX化などで取りざたされてきています。マーケ領域の言葉である、このデータドリブン。これこそが、まさに、データを読み解き、そして、その読み解いたデータから、アクションを起こしていくことを指す言葉です。大量データの貯蓄+分析+アクションをしますのが、データドリブンです。

今回は、そんなデータドリブンについて、いろいろと解説していきます!

データドリブンは分析のことだと思っていた人も、しっかりと知識習得していってくださいね。

データドリブンとは?

データドリブンとは、英語で書くと、Data Drivenと書きます。

データドリブンは、複数の種類のデータ、かつ、膨大な量のデータを集約させ、特定のロジックによって分析された結果をもとに、アクションをしていく、ことを指します。

つまり

  1. 大量のデータ集積
  2. 分析
  3. アクション

といった業務プロセスを指す言葉になります。

データドリブンは、アクションの精度を高めるために、データを大量に集める必要があります。それゆえ、データドリブンは、ビックデータの分析だと勘違いされやすいです。しかし、実際は、そのあとのアクションを含めた行動までを指しています。

データドリブン メリット

データドリブンのメリットは、

  1. 勘に頼らない
  2. 俗人的にならない

ここが最大のメリットといえるでしょう!

基本的に、データを大量に扱うため、マーケティング分野での活用がイメージしやすいですが、実際は、販売計画などに使われているケースが多いのが現状です。

データドリブン 具体的なイメージ

データドリブンを、簡単に理解するために、具体例を解説します。

200店舗持つファミレスがあります。

ここで、ある食材の仕入れの意思決定をする際のデータドリブンをイメージしてみましょう。

  • お客様の注文データ
  • 天候情報
  • 商品ラインナップ
  • 付近のお店の競合情報
  • 価格
  • 在庫量

これらのデータをミックスして、仕入れを決定していきます。

たとえば、ハンバーグを作るたまねぎの仕入れ。

本部で一括で仕入れた方が、大量買い上げで、仕入れ価格を下げられます。

それゆえ、データドリブンで、どのくらいの数量を、1か月の間に、買い付けすればいいかを測れるようになるわけです。

データの分析は、俗人的になりがちです

もし、お店1つ1つに任せていると、俗人的になるでしょう。

しかし、このように、大量のデータをもとに、データドリブンすれば、正解に近い精度で仕入れを行えるようになるのです。

ただ、かつては、ここのデータ解析が、わかりにくかったので、着目されていなかったのですが、最近はこのデータドリブンと、DX(デジタルトランスフォーメーション)が密接に絡みあってきたために、非常に、有効視されてきています。

データドリブン 因数分解 データドリブンの要素

データドリブンの要素を因数分解すると

  1. データ収集
  2. 分析
  3. 可視化
  4. 意思決定

になります。

しかし、意思決定するには、目的が必要ですよね。

それゆえ、実際には、目的も要素ですね。

データドリブンは、原則、アクションまでのプロセスです。

それゆえ、結果が出ます。

出された結果に対して、悪ければ、変更をしていきます。

PDCAのサイクルです。

  1. プラン
  2. DO
  3. チェック
  4. アクション

のPDCAです。

つまり、webサイトの運用など、身近なところでいうと、

webサイトのPVを増やす目的で、

データを集積(Googleアナリティクスを活用)

コンテンツが不足しているのかどうかを分析

課題解決のコンテンツや、キャンペーンを企画

アクション!

そして、再度、それの効果検証をする。

これも、データドリブンなんですよね。

データドリブン ツール

データドリブンのできるツールについて、ご紹介していきます。

  • BI(ビジネスインテリジェンス)
  • DMP(データマネジメントプラットフォーム)
  • MA(マーケティングオートメーションツール)
  • アクセス解析ツール+CMS
  • CRM(カスタマーリレーションシップマネジメント)
  • SFA(セールスフォースオートメーション)

これらが、データドリブンのできるツールとなっています。

イメージ膨らませてみてくださいね。

いずれも、データを集め、そして、データを見える化してくれるツールです。

特に、DMP、BIツールは、そういう部分に特化しています。

データドリブン 事例

データドリブンの事例は、実は結構たくさんあります。

いくつか簡単にご紹介します。

  • USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)
  • ソフトバンク
  • 日清食品

1つずつ解説します!

USJ データドリブン 事例

USJは、とにかくデータドリブンが上手でした。

施設内での行動データをとるために、
施設内にビーコン、GPSを活用したサービスを展開!

これによって、ユーザーの動向を把握します。

このデータに基づいて、次に扱うアトラクションや、施設内導線を考えていきます。その結果、多くのお客様が来場してくれています。

また、お金を払ってでも、快適に過ごしたい人がいるなら、そのようにできるようにする!という姿勢も、こういったデータをもとに実施しているのでしょうね。

ソフトバンク データドリブン 事例

ソフトバンクといえば、3キャリアの1つですね。

かつては、つながらないソフトバンクと思われていました。

しかし、最近は、ドコモでもつながらないお店でも、電話がつながったりします。

これは、データを集めて、どのエリアでつながらないと不満がでているのか?などを調査していって、そこに電波がとおるように、していった成果です。

データドリブンを通して、顧客の体験をより快適にしていったんですよね。

日清食品 データドリブン 事例

日清は、カップラーメンが有名ですね。

実は、日清には、シニア層のマーケットに弱い!という課題があったんです。

おじいちゃん、おばあちゃんが積極的に食べているイメージないですもんね。

しかし、そこをどうにかしようと考えて、、、

まずは、SNS(ソーシャルネットワーク)で、カップラーメンを食べているシニア層について、大量にデータ収集したそうです。

その結果、写真などであがっているカップラーメンに共通項を見つけたんだそうです。

なんと、カップラーメンに豪華な食材をプラスしていたんだそうです。

そこで、健康+カップラーメンではなく、豪華でおいしい食材+カップラーメンというマーケティングに切り替えたところ、一気に、挽回できたそうです。

7か月で、1,400万食のセールスにひもづいたそうです。

すごいですね。

SNSもこういった活用があると、目からうろこのマーケッターもいるかもですね。

まとめ データドリブン 実はやっていることだが・・・

データドリブンについて、いかがでしたか?

実際は、業務などでやっていること、なのかもしれません。

しかし、データドリブンは、誤解されていることも多いのが事実です。

目的に沿って

データを集め

アナライズして

意思決定し

行動する

ここをしっかりと、把握してこそのデータドリブン経営ですね。

ただ、実情は、データに基づいて、課題を発見すらできないことも多いので、まずは、そういった課題の発見から、始めるのもいいかもですね。

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