SEO Google モバイルファーストインデックス 対応 今から始める準備3つ

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2020年9月から、Googleは、すべてのサイトを、モバイル ファースト インデックスにするということを発表しています。

参考:Google Webmaster Central Blog
https://webmasters.googleblog.com/2020/03/announcing-mobile-first-indexing-for.html

モバイルファーストインデックスは、
要するに、

Googleでの検索結果のランキングを、スマホベースにするよ!

ということになります。

その結果、起きるのは、

  1. モバイル向けサイトを作っていないホームページの検索結果でのランキング下降
  2. モバイル向けのコンテンツを省略しているサイトもランキング下降

という事象があります。

ホームページを開設しているのであれば、Google集客は重要なマーケティング方法です。

検索エンジンでのランキングが下がるのは、痛いですよね。

そこで、今回は、モバイルファーストインデックスについて解説していきます。

モバイルファーストインデックスとは

モバイルファーストインデックス(MFI:Mobile First Indexing)とは、

前述のとおり、

Googleの検索結果で、モバイル向けページの評価を、

PCの検索結果のランキングにも使用する対応です。

現在も基本はそうですが、スマホ向けページが評価のメインとなります。そして、PC向けのページの評価が参考値になります。

そもそも、モバイルファーストインデックスになったのは、

  1. スマホの検索利用が多いこと
  2. PCとスマホをわけて、データを参照することが効率的ではないこと

ということが基本になっています。

つまり、この前提から考えると、モバイルファーストインデックスは、スマホを優先にする、という考えではなく、スマホベースでGoogleは評価をすることを、前提としている対応になります。

エビデンスとして、Googleが公式サイトで掲載している内容を記載しますね。

モバイル ファースト インデックス登録とは、Google のインデックス登録とランキングで、モバイル版のコンテンツを優先的に使用することを意味します。

引用:Google検索
モバイル ファースト インデックス登録に関するおすすめの方法
https://developers.google.com/search/mobile-sites/mobile-first-indexing?hl=ja

モバイルファーストインデックスの影響

実は、モバイルファーストインデックスは、2016年11月4日(金)にGoogleが発表していて、2018年12月19日には、Googleが見ているWebページの50%以上は、モバイルファーストインデックスを適用していると発表しています。

参考:Google ウェブマスター向け公式ブログ
モバイル ファースト インデックスを開始します
https://webmaster-ja.googleblog.com/2018/03/rolling-out-mobile-first-indexing.html

そして、上記に記載のあるように、モバイルファーストインデックスに移行済みのホームページは、Google Search Console で通知されている状況です。

そう考えると、2020年6月時点で、すでに、モバイルサイト優先の、検索結果になっているのが主なところなのです。

が、モバイルファーストインデックスが強制的になると、おそらく、検索エンジンでの表示ランキングは、変わってきます。

強制的に、モバイルファーストインデックスに移行されると、大きな影響が出てくることが想定されます。

影響を受けるホームページについては、以下で解説しますが、基本、Googleでの検索結果において、順位が大きく下がる可能性がありますね!

モバイルファーストインデックス 注意すべきホームページは?

モバイルファーストインデックスの影響を受ける、注意すべきホームページは、どんなホームページなんでしょうか?

まず、あまり、影響を受けないホームページは、

  • レスポンシブデザインのホームページ
  • PCとスマホのURLが同じホームページ

どちらも、前提としては、Googleが提供しているモバイルフレンドリーテストで合格になっているホームページの場合です。

モバイル フレンドリー テスト – Google Search Console
https://search.google.com/test/mobile-friendly?hl=ja

そして、影響を受けるであろうホームページは、

  1. スマホ向けホームページのないwebサイト
  2. スマホ向けコンテンツを省略しているwebサイト
  3. PCとスマホで別々のURLで表示しているホームページ

この3つは、モバイルファーストインデックスの影響を受ける可能性が大きいです。

つまり、この3つのうち、1つに該当する場合、モバイルファーストインデックスの対応が必要だと思ってください。

そして、もう2つ。

モバイルフレンドリーテストで不合格なホームページも、当然ですが、対応が必要です。

また、スマホの検索結果を優先として評価するので、ページ表示速度が遅いホームページも、影響を受けることでしょう。

理由はコレです。

参考:Googleウェブマスター向け公式ブログ
ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します
https://webmaster-ja.googleblog.com/2018/01/using-page-speed-in-mobile-search.html

ということは、遅いスマホページは、Googleからの評価を落としやすい、ということになりますね。

モバイルファーストインデックス 対応策

モバイルファーストインデックスの具体的な対応策について、ここからは書いていきますね。そこそこ、多岐にわたって、考えないといけないので、早めの対応を推奨します。

スマホ向けホームページのないwebサイトの対応策

そもそも、モバイルファーストインデックス なので、スマホ向けホームページがないのは、論外です。

対応策は、明確で、モバイル向けのwebサイトを作りましょう。

といっても、あとで記述しますが、スマホ用のサイトを作っても、PCサイトとURLを別々にすると、あまり良くありません。

せっかくなので、レスポンシブデザインで、ホームページをリニューアルしましょう。

レスポンシブデザインは、Google推奨の、1ソースで、ホームページを、PC、スマホ、どちらも見れるようにするデザインです。

レスポンシブデザインの解説はこちら
https://www.kagoya.jp/howto/webhomepage/responsive/

ワードプレスなどのCMSで構築もできますし、2020年6月現在では、簡単にレスポンシブデザインの導入ができます。

スマホ向けサイトに、ホームページを移行しましょう!

スマホ向けコンテンツを省略しているwebサイトの対応策

意外と企業のホームページで多いのは、このパターンですね。

PCサイトを作っていて、あとから、付け焼刃で、スマホのホームページを作ったケース。その結果、スマホ用のホームページは、TOPページだけ。

となっているケースです。

当然ですが、ページ数が少ないので、Googleの検索結果に、インデックスされるページ数が、圧倒的に下がります。

結果、Google検索 からの、集客は下がります。

このパターンの場合も、ホームページのリニューアルがいいと思います。

ワードプレスなどのCMSを活用して、レスポンシブデザインのホームページにリニューアルしていきましょう。

参考:ワードプレス公式サイト
https://ja.wordpress.com/

ちなみに、私が書いたワードプレスの説明記事も参照してみてください。

WordPress(ワードプレス)がホームページ制作で人気な理由とメリットを解説

PCとスマホで別々のURLで表示しているホームページの対応策

盲点ともいえるのが、このパターンです。

PCとスマホで、URLが別々のホームページ。

このパターンのホームページの場合、Googleが、スマホを優先的に見てくれるものの、PCサイトとスマホサイトの関連性をGoogleが捉えてくれない可能性があります。

その結果、Googleから見ると、スマホのサイトがないホームページ、と誤認識されてしまい、検索結果から、順位が下落してしまう可能性があります。

そこで、モバイルファーストインデックスのためにすべき対策は、

  1. アノテーション タグの設置
  2. PCサイトから、スマホサイトへのリダイレクト
  3. FLASHコンテンツの削除

です。

アノテーション タグの設置は、地味ですが、簡単です。

PCサイトでは

<head>内に、

<link rel=”alternate” media=”only screen and (max-width: 640px)” href=”http://www.XXX.com/sp/” />

というような記述を追加します。

http://www.XXX.com/sp/は、自社のスマホサイトのURLです。

そして、SPサイトでは

<head>内に、

<link rel=”canonical” href=”http://www.XXX.com/” />

と記述をいれてください。

ちなみに、アノテーション タグの扱いは、あまり気にしない、とGoogleはいっていますが、やっておいて損はないでしょうね。

なお、コンテンツの内容が一致するページに対して、上記のアノテーションタグは設置するようにしましょう。

たとえば、

きゅうり のことを書いているPCページから、にんじんについて書いてあるSPページへアノテーションタグを書いても何もなりません。

むしろ、悪影響です。

そして、もう1つ。面倒だからといって、トップページを指定しないことです。
これも、悪影響を与えますので、ご注意ください。

PCサイトから、スマホサイトへのリダイレクトについては、302か、301で、リダイレクトをかけるようにしましょう。

もちろん、スマホで、ホームページを見に来たときだけ、リダイレクトがかかるように設定をするイメージです。

.htaccess にて、リダイレクトの設定はしてください。

.htaccess サンプルです。

RewriteEngine on
RewriteCond %{REQUEST_URI} !/sp/
RewriteCond %{THE_REQUEST} !^.*\.(jpg|gif|png|css) [NC] RewriteCond %{HTTP_USER_AGENT} (iPhone|Android.*Mobile|Windows.*Phone) [NC] #RewriteCond %{QUERY_STRING} !mode=pc
RewriteRule ^(.*)$ /sp/$1 [R=302,L]

また、PCサイトで、FLASHコンテンツがある場合、削除しましょう。

動画や画像での表現に変更してください。

ページ表示速度が遅いホームページの対応策

ページ表示速度が遅いホームページの場合、多いケースは、

  1. webページ内の画像が重い
  2. サーバがロースペック
  3. ソースの書き方が古い

この3つが多いですね。

webページ内の画像が重い場合は、軽くしていきましょう。

圧縮をかけていくのが、手っ取り早いですね。

画像圧縮ツールは、こちらを推奨します!

たとえば、squoosh
https://squoosh.app/

とても、軽いjpeg画像に変換してくれます。

また、圧縮率の高いwebpフォーマットにも変換してくれます。

サーバがロースペックの場合は、サーバ移行です。

こちらは、結構大変なケースもありますので、web制作会社さんに相談したほうが速いですね。

ソースの書き方が古いケースは、ホームページリニューアルですね。

1つ1つ作り直すよりも、今の、HTMLの書き方を、最初から作っていくほうが効率的でいいですね。

また、ワードプレスに移管していくというのも1つの方法です。

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