インターネット広告のいいところは、広告配信先、ターゲットを絞れることです。これによって、広告コストが絞れることです。また、届けるべきメッセージを変えられることです。
通常のweb広告は、ユーザーの属性、あるいは、行動履歴で、絞込みができます。しかし、すべては、過去の情報です。
今回ご紹介するTimeTree Ads(タイムツリーアド)は、未来のユーザーの予定と属性情報から、広告配信ユーザーを絞り込んで、広告を配信できるという面白いインターネット広告です。厳密には、スマホ広告でしょうけどね。
TimeTree Ads(タイムツリーアド)とは
TimeTree Ads(タイムツリーアド)公式サイト
https://guides.timetreeapp.com/ja/tta/
TimeTree Ads(タイムツリーアド)は、株式会社TimeTreeが提供する広告プラットフォームです。株式会社TimeTreeが提供するカレンダーアプリ「TimeTree」を活用した広告プラットフォームです。
TimeTree Ads(タイムツリーアド)は、登録されている「予定情報」カテゴリを軸にターゲットユーザーにアプローチできることが特長です。
また、TimeTree Ads(タイムツリーアド)は広告もコンテンツの1つとして捉え、広告を適切なユーザーに適切なタイミングで配信することを意識しているそうです。なので、だらだらと同じ広告を配信する・・・なんてことは、考えていないそうです。
たとえば、予定にあわせて、広告を配信するというのは、どういうことでしょうか?
わかりやすいのは、この例です。
海外旅行の予定があるユーザーに向けてなら、
- スーツケースの広告
- 海外で使えるwifiの広告
- クレジットカードの広告
と、海外旅行で活躍する商品、サービスの広告を配信する
というようなイメージです。
TimeTree Ads(タイムツリーアド)の効果については、以下のような情報がよせられている。
テスト運用では、CTRが平均1.5倍に伸びているという。現在1,700万DLに上る同アプリが広告主の支持を集める
引用 Markezine
予定データ×属性でモーメントを捉える。“広告の無駄撃ち”をなくす「TimeTree Ads」の可能性
https://markezine.jp/article/detail/32212
TimeTree Ads(タイムツリーアド)の広告掲載位置は、フィードやアプリを開くとまず確認するページに広告掲載されるそうです。それゆえ、ユーザーの目につきやすい場所に広告が掲載されるので、クリックもされやすそうですね。
カレンダーシェアアプリTimeTree とは
カレンダーシェアアプリTimeTree 公式サイト
https://timetreeapp.com/intl/ja/
そもそも、TimeTree Ads(タイムツリーアド)の元となる、カレンダーシェアアプリTimeTreeとは、どんなカレンダーアプリなんでしょうか。
基本的には、1人用のカレンダーアプリではありません。
カレンダーシェアアプリTimeTreeは、誰かとカレンダーを共有するために作られたアプリです。それゆえ、共有することが重要になるのですが、共有する方法は、なんと、LINEを使って共有できるサービスなんです。
ここがウケているんでしょうね。
誰かと一緒に予定するカレンダー。
- 家族
- カップル
- 仕事
- 友達
ビジネス利用なら、案件の重なり、誰がどこにいるかがわかりやすくなります。シンプルさを売りにしているので、誰でも使いやすい!というのが、カレンダーシェアアプリTimeTreeの長所ですね。
この長所がうけて、Apple「BEST OF 2015」受賞しています。
そして2019年には、1,700万ユーザーもいるサービスになっているそうです!
日本の人口の10%以上も使っているってすごいですよね。
TimeTree Ads(タイムツリーアド) で ターゲティングできる予定カテゴリー
TimeTree Adsで、絞込み、ターゲティングのできる予定カテゴリーは、以下の14カテゴリーです。
- 育児関連予定
- 健康、ヘルスケア関連の予定
- エンタメ関連予定(ライブとか映画)
- 旅行関連予定
- 飲み会、宴会関連予定
- 記念日関連予定
- 仕事関連予定
- レジャー関連予定(キャンプ、BBQなど)
- 教育関連予定
- ビューティ関連予定(エステ、美容サロンなど)
- スポーツ関連予定(ゴルフ、テニスなど)
- ショッピング関連予定(アウトレット、ECなど)
- 引越し関連予定
- 予定ナシ
14このカテゴリーで、ユーザーが登録する大量の予定をAIによってカテゴライズしていっているそうです。これがすごいですよね。
最初からカテゴライズしていない、というのが、今風ですね。
日付指定広告 TimeTree Ads ターゲットデイ リリース
株式会社TimeTreeは、未来の日付を指定して、その日付に限定して、広告を配信できるサービスを2020年12月1日に開始しました。
その名も「TimeTree Ads ターゲットデイ」といいます。
スケジュールのアプリなので、日別のスケジュール枠にあわせて、
1日1社1枠限定で、デジタル広告を配信できる仕組みだそうです。
ただ、1日だけ、露出されるのではなく、
アプリのデイリー表示画面で、
広告の配信指定日の13日前から、当日を含めて14日間広告を掲載してくれます。
12/24が広告配信日なら、12/10から、広告が掲載されるわけです。
このTimeTree Ads ターゲットデイという広告の利用用途は
- 新商品発売
- 大型セール開始日
- イベント告知
- セミナー告知
など、そもそも、日程が決まっているプロモーションにマッチします。
2020年7月には登録ユーザー数が2,500万を突破
引用:PRTIMES
タイムツリー、世界初*の日づけ指定型広告「TimeTree Ads ターゲットデイ」の提供を開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000017462.html
これだけのパワーがあるアプリも珍しいですからね!
面白い広告商品ですね!
まとめ:TimeTree Ads(タイムツリーアド) 予定以外に使えるデータも検討してみた
このTimeTree Ads(タイムツリーアド)をみて、未来の予定という情報で、広告の配信先をセグメントするというのが、どれだけ、面白いかを感じます。
予定にFITした商品は売れるはずですから。
同じように、予定以外にデータとしては、何が使えるのでしょうか。
やはり、健康ですかね。
こういう健康不安があるとか、こういう病気であるとか、こういうところが痛むとか。ネガティブな情報かもしれないですが、ここはわかりやすいですよね。