SEOに基づくホームページ設計術:商品詳細ページ SEO対策

企業ホームページのリニューアルは、増えてきています。働き方改革の影響で、ホームページを活用した営業、見込み顧客獲得が増えてきているからかと思われます。

リード獲得促進のMAツールについての紹介記事などでも、プル営業について、ご紹介していましたね。

また、もう一方向で、東京2020、東京オリンピックの関連で、多言語対応に注力する企業も増えてきています。

多言語対応を機会に、ホームページのリニューアルをしよう!というお話が増えてきているのだと思われます。
*主に英語サイト、あるいは、英語ページを作るという動きが多いですが。

そこで、今回は、そのホームページリニューアルのときの目玉ともなるコンテンツ、商品説明ページについて、SEOに基づいたおすすめの設計をいくつかご紹介します。

商品説明ページ 1ページになっていませんか?

ホームページを見ていると、よくあるwebページの構成で、商品の説明を1ページだけで終わらせているケースがあります。

たとえば、以下のケースです。

  1. 商品説明ページ1つに、複数の商品の説明が並んでいる
  2. 商品説明ページ1つに対して、1つの商品が掲載されている

2については、この記述が悪いわけではありません。

1のパターンは、SEO対策を考えると、良くないです。理由はページ下部を読めばわかります

ただ、この商品の説明を1ページだけで終わらせているのは、SEO的には、実はもったいない状況になってしまいます。

より、リード(見込み顧客獲得)獲得につながるように、ホームページをリニューアルしたいのであれば、商品説明ページは1商品1ページでは、もったいないです。

1商品についても、複数の商品説明、商品詳細情報ページを持つようにしたほうがいいです。

なぜ、1商品につき、複数の商品詳細ページを推奨するのか?

ホームページの設計をするときに、SEO対策を考慮するのであれば、大事な要素が1つあります。

それは、1ページに記載する内容は、1つのキーワードに基づいて、ページを作るということです。

その理由はいくつかありますが、そもそも、Googleさんのtwitterなどでも、以下のように、1ページ1コンテンツの原則について記載があります。

上記は、Googleのジョン・ミューラー氏の言葉です。

また、他にも、SEO対策について解説しているページでこのような記載もあります。

1ページ1キーワードで制作する理由
検索エンジンは内容を把握することが難しくなってしまうため、上位表示することができなくなってしまいます

1ページに設定するキーワードの数はひとつにして、そのキーワードで検索された際に上位表示するような内容のコンテンツを作ることが重要です。

引用 SEO Pack
https://seopack.jp/internal-seo/basic/1-page-1-keyword.php#11

というように、1ページ1コンテンツの原則があるわけです。

勘の良い方なら、もうお分かりかもしれませんが、商品の詳細を説明するページは1ページ。

ただ、商品のクチコミや使用方法などのページは別にした方が、SEO的には、効果が出やすいということなんです。

amazonを見てみてください。商品詳細ページとクチコミ一覧のページをわけていますよね?また、クチコミ詳細のページもわけていたりしますよね?

これはECサイトだけではなく、BtoB向けの商材でも同じことです。

SEOを考慮した、おすすめの商品説明ページの設計

上記から、オススメとしてご提案する、商品説明ページの設計は、以下になります。

  1. 商品Aの概要紹介
  2. 商品Aのクチコミ一覧
  3. 商品Aの使用方法
  4. 商品Aのスペック、詳細
  5. 商品Aの写真、動画一覧

まだまだ、商品Aについて、解説できるページは作れるかもしれませんが、上記5ページくらいにまとめていくのがよいと思います。

このほかにも、取り扱い店舗一覧、オプション商品などのページを入れていくと、結構なページ数になると思われます。

自動車のページなどを見てもらうとわかりやすいですが、各車種ページなどは、上記のページ構成に似たような作りをしていると思います。

例ですが、三菱自動車のRVRの車種サイトです。

https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/rvr/

テンプレート化のために、商品紹介ページのCMS化は重要

上記のように、仮に、ホームページの商品説明ページを構成した場合、かなりのページ数のコンテンツを作ることになります。

HTMLで作成していると、記載内容のミスも増えますし、場合によっては、レイアウトの統一化ができなくなったりして、わかりにくくなることも想定されます。

そうならないようにするためにも、商品紹介ページについては、CMS(コンテンツマネジメントシステム)を導入して、管理をしていくことが重要です。

テンプレート化をすることで、ユーザーにとってもわかりやすいコンテンツになりますし、更新や運用の管理もしやすくなります。

何よりも、ページの量産はしやすくなるため、ユーザーにとって多くの情報を与えることができるため、Googleさんからも良い評価を得やすくなるでしょう。

また、CMS化をすることで、重複したコンテンツを作らないようになります。テンプレート管理になるため、同じ内容を書かなくなるためです。

重複したコンテンツを作ると、Googleの検索エンジンから悪い評価を受けやすくなりますので、ご注意ください。
*コピーページと思われかねないからです。

まとめ:商品詳細ページは、1商品複数ページで設計する!!

いかがでしたでしょうか?

まとめると、

  • 商品詳細ページは、複数の説明を複数のページで行う
  • 1ページ1キーワード、1コンテンツを厳守
  • CMS化を行うことで、商品詳細ページの量産化
  • CMSを導入することで、運用管理がより容易になる
  • 重複コンテンツを作らないようにするためにテンプレート化

というかんじですね。

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