Spotify広告について解説します。デジタル音声広告の市場において、もっとも注目を浴びている音声メディア、Spotify。Spotify広告 種類 事例 媒体情報 国内でのSpotifyの市場などをまとめていきます。
Spotifyは、音楽、ポッドキャストをさまざまなデバイスで聞けるサービスとして有名ですね。オフィスでも有線などの代わりに、Spotifyで音楽を流している企業もいますね。
Spotify広告は、そんなSpotifyの耳からコンテンツの中に広告を配信できる、あるいは、Spotifyのサービス内でのバナー、動画の広告サービスです。
音声メディア、音声コンテンツは、もはや、ラジオだけではなく、技術の進化に伴い、徐々に変わってきています。ラジコなどもありますが、音声端末の普及が、今後も進んでいくことで、デジタル音声広告の市場は変わっていくことでしょう。
ということで、Spotify広告について、解説していきますね。
そもそも Spotifyとは
Spotify 公式 ホームページ
https://www.spotify.com/jp/
Spotifyとは、スマホ、PC、タブレット、音声配信端末、テレビ、車などのデバイスから、音楽やポッドキャストを聞くことができるサービスです。
Spotifyは、スポティファイという読み方になります。
Spotifyは、全世界中で使われています。クラウド型のサービスで、基本的には、音楽のストリーミングサービスです。
2021年3月時点で7,000万以上の音楽、コンテンツが、Spotifyにはあります。
プレイリストは、40億以上！世界170か国で利用されています。
Spotifyは、デジタルサービスなので、聴きたい音楽を検索できます。また、Spotifyから音楽やコンテンツをおすすめされることもあり、その音楽を聴くこともできます。
Spotifyには、自分が設定できるプレイリストも作れます。これが、先程書いたように40億超えているんですよね。ひとり１０個でも、4億人が作っているわけです。
Spotifyには、知人・有人・アーティストが聴いている音楽を知ることのできる機能もあったりします。共有などの機能は、facebook、インスタグラムのようなSNS的な機能も持っているんですよね！
Spotifyの総ユーザー数は計り知れませんが、アクティブユーザー数は、3.5億人超！（2021年3月時点）。
Spotifyは、無料プランと、月額有料のプレミアムプランがあります。約2億人がフリープランのユーザーです。
Spotifyの利用者は1日2時間程度、利用をしているそうですね。
デジタル 音声広告 市場
デジタル 音声広告 の 市場観について、解説します。
2020年のデジタル音声広告市場規模は前年比 229%の16億円を見込む。今後は右肩上がりで爆発的な成長を続け、5年後には420億円に達すると予測されている。
引用：＠DIME
市場規模は4年後に日本国内だけで420億円!?音声メディアとともに広がるデジタル音声広告の未来
https://dime.jp/genre/1155720/
この記事でもあるように、2025年には、数百億円規模の市場になるそうです。
比較として、動画広告の市場は、2021年には、約4,000億円市場です。
まだまだ、音声広告は、そこまでにはいきませんが、規模感が増える想定なのもイメージつくと思います。
Spotify ユーザー層
Spotify に 広告を出すなら、Spotifyのユーザー層を知っておきたいですよね。Spotifyのユーザー層について解説します。
もちろん、Spotifyの日本版のデータです。
Spotifyの日本ユーザーは、
- スマホが9割以上
- 35歳未満で５５％
- 男女比はほぼ変わらず
- 通勤通学と家、運転中での利用が圧倒的
- 音楽ライブ好き、映画好き、運動好きが多い
- SNS利用率が高い
- トレンドに敏感
というかんじです。
基本的に、日本のSpotifyユーザーは、45歳以上になると、26％になるので、ぐっと減っていきます。Spotify 広告 は、若年層にリーチしたい場合に活用するメディアだと思われますね。
ちなみに、媒体資料上、日本国内のユーザー数は明記されていません。
Spotify 広告 とは
Spotify 広告 公式 ホームページ
https://ads.spotify.com/ja-JP/
Spotify 広告は、大きく分けて2種類です。
- 純広告
- プログラマティック広告
プログラマティック広告は、いわゆる、運用型広告で、フリークエンシーやサードパーティーのデータによるターゲティング配信ができます。
Spotify 広告は、無料プランであるフリープランのユーザーに向けて、音声、動画、ディスプレイバナー（静止画）の広告を配信できます。
Spotify 広告 出稿 メリット
Spotify 広告 出稿する際のメリットは、
- 広告を基本見せる仕様でできている
- 細かくターゲティングできる
- 自動車ユーザーへのアピール
といったところが、出稿メリットです。
Spotify広告は、スキップができない音声広告などもあるので、広告で、メッセージを伝えやすい仕様になっています。
そもそも、有料サービスを無料で提供している部分もあるので、ユーザーも仕方なく、、という部分もありそうですね。
Spotify広告 種類
Spotify 広告の広告フォーマットは、前述のように、音声広告、動画広告、ディスプレイ広告（バナー広告）にわかれます。個別に解説します。
Spotify 音声広告
Spotify広告の音声広告は、曲の間に、最大30秒の秒数で、広告が入ります。Spotify 広告の配信頻度は、1時間に数回程度。ユーザーから嫌悪されても困りますからね。
また、音声広告が流れているとき、Spotify の端末上では、バナーが表示されるようになっていて、広告出稿企業のサイトへのアクセスがしやすくなっています。
モバイルとデスクトップ(PC)、クロスデバイスで音声広告（オーディオ広告）を配信しているサービスとなっております。
また、プレイリストターゲティングも可能なので、ユーザーの行動タイミングに合わせて、音声広告で、企業のメッセージを配信できます。
そして、面白いのが、「車の中」ターゲティングや、Google home などのスマートスピーカーへの音声広告配信ができること。Iotデバイスについても、広告配信できるのも面白いですよね。
参考）スマートスピーカー ビックカメラ
https://www.biccamera.com/bc/i/topics/googlehome/index.jsp
こちらのリンクから、藤原竜也 の「絶叫」を サウンドロゴとしているSpotify デジタル音声広告のサンプルとして、映画『Ｄｉｎｅｒ ダイナー』での活用事例のSpotify音声広告のサンプル動画を見ることができます。
Spotify広告 活用事例
https://ads.spotify.com/ja-JP/inspiration/digday-warner-bros/
参考になりますね。
Spotify 動画広告
Spotifyの動画広告はスマホ、デスクトップ、タブレットといった各デバイスで動画広告の視聴ができます。年齢、性別、言語などの属性の絞り込み配信も可能です。
Spotify 動画広告は、Spotify 楽曲と楽曲の間に最大30秒間、広告が配信されます。ただ、Youtube広告と異なり、Spotify 動画広告は、視聴者？が、Spotifyのアプリ画面を見ている場合のみ（アクティブなときだけ）広告が配信される仕様になっています。
そのため、動画広告を視聴者に見てもらえる確率が高いですね。YouTube広告に比べて、動画広告の視聴完了数（CPCV）が高いです。
2020年3月実績値で97.1％の完全視聴率だそうです！
参考 Spotify広告
完全視聴率91.7％！* なぜSpotifyの動画広告は「届く」のか
https://ads.spotify.com/ja-JP/news-and-insights/video-ads/
Spotify 動画広告 サンプル こちらのYoutubeにて見れます！
動画なので、イメージつくと思います。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告の掲載される枠は、PC、スマホで、いくつか存在します。ディスプレイ広告なので、バナー広告ですね。
- デスクトップ
- リーダーボード
などが、その対象ですね。
Google ad manager 360 などから配信も可能になっているようですね。
Spotify 広告 セグメント 種類
Spotifyには、純広告ではなく、いわゆる、運用型広告のプログラマティック広告というものがあります。
こちらの場合、配信先を絞り込めます。
セグメント内容は
- 年齢
- 性別
- プレイリストカテゴリー
- 音楽ジャンル
で絞り込めます。
個別の詳細、選択肢について解説します。
プレイリストカテゴリー
プレイリストカテゴリの詳細、選択肢は以下になります。
- チルアウト
- 通勤中
- ディナー
- フォーカス
- ガールズナイトアウト
- ホリデー
- キッズ
- Baby
- パーティー
- クッキング
- ロードトリップ
- ロマンス
- Sleep
- Summer
- トラベル
- ワークアウト
- ヨガ
- ランニング
- ゲーミング
ユーザーの行動、アクションをイメージしているのがいいですね。
音楽ジャンル
こちらは、わかりやすいかもですが、音楽ジャンルの種類は、
- オルタナティブ
- ブルース
- キッズ
- クラシック
- カントリー/フォーク
- ダンスハウス
- イージーリスニング
- エレクトロニカ
- ファンク
- HIPHOP/RAP
- ホリデイ
- インディーロック
- ジャズ
- ラテン
- メタル
- ニューエイジ
- ポップ
- パンク
- レゲエ
- R&B
- ロック
- サウンドトラック
- トラディショナル
ちなみにジャンルと、プレイリストカテゴリー の掛け合わせ、セグメントも可能です。
Spotify 音声広告 効果 事例
Spotify 音声広告 効果などの事例について、解説していきます。
わかりやすいのは、以下、Spotify 広告の事例ですね！
ガム「クロレッツ」についての事例が冒頭にあります。
広告接触者の8割超が行動を起こした
「インターネットで検索した」（37.5％）
「ホームページにアクセスした」（36%）
「実際に購入した」（27.5%）など
引用：Spotify 広告
圧倒的な｢先行者利益｣と｢コスパ｣が期待できる
https://ads.spotify.com/ja-JP/news-and-insights/toyo-keizai-3/
これはすごいですよね。
このほかにも、
出光昭和シェル社の事例も掲載されています。
また、東洋経済のサイトにも、事例情報が掲載されています。
参考）東洋経済ONLINE
感情を揺さぶる｢デジタル音声広告｣の実力
https://toyokeizai.net/articles/-/365881?page=2
東洋経済のサイトでは、
- 音声通知対応のスマートイヤホン「Zeeny」
- ウォンテッドリー
の事例が掲載されています。
どちらも、音声広告自体も、耳にすることができますよ。
ダイレクトな購買促進ではなく、ブランドイメージアップや、行動時のフックという観点での効果の方が現実的なのかもですが。
spotify広告 面白い
spotify広告 は、ネットで、面白い！といわれています。
声だけで表現する広告の面白さが評価されていたりします。
いくつか、spotify広告 面白い点について、解説しているサイトをピックアップすると、このようになります。
Spotify(スポティファイ)CM曲まとめ！おもしろい中毒性でも炎上注意？
https://irodori-salada.com/enter/cm/6088/
Spotifyは広告が面白いからプレミアムにしない
https://note.com/kaerusanzoo/n/n47bc1e6a3604
実際、バズ狙いの観点もありそうですよね。Spotifyの広告が面白いという部分は。
spotify広告 代理店 一覧
spotify広告 を 取り扱っていて、spotify認定をうけている広告代理店の一覧です。
- 株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ
- 株式会社サイバーエージェント
- デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社
- 株式会社博報堂ＤＹメディアパートナーズ
- 株式会社アイレップ
- 株式会社エフエム東京
- 株式会社オトナル
- 株式会社サイバー・コミュニケーションズ
- 株式会社ザ・ゴール
- 株式会社JR西日本コミュニケーションズ
- 株式会社新通
- 株式会社トライバルメディアハウス
- 株式会社電通デジタル
- 株式会社VOYAGE GROUP
- 株式会社マッキャンエリクソン
出典：MarkeZine
「Spotify Advertising PARTNER」リニューアル、新たに4社がパートナーに
https://markezine.jp/article/detail/35557
基本は、大手広告代理店ばかりですね。
Spotify ニュース
Spotifyのニュース情報を集約したサイトが「For The Record」
「For The Record」公式サイト
https://spotifynewsroom.jp/
Spotifyニュースサイト 「For The Record」では、以下のような記事も掲載されていて、ちょっと読み物としても面白いですよ！
Spotify日本でのサービス開始からの5年間をランキングデータと共に振り返る
https://spotifynewsroom.jp/2021-11-10/5-year-anniversary-in-japan/
やはり、強い
- YOASOBI
- BTS
が登場しています。
音楽シーンを学ぶにはいいかもですね！！
Tokyo Super Hits などのプレイリストも掲載されていますね。
まとめ Spotify広告 も リーチが増えて トライアル タイミングかも！？
spotify広告 いかがでしたでしょうか？
音声広告が、どうしても、イメージされがちですが、実際、動画広告などもあるspotify広告。
spotify広告は、もちろん、広告代理店経由での配信もできますが、お問い合わせも受け付けてくれるみたいですね。
spotify広告 は、ラジオとは、また違った、データ、機能性のある広告です。また、多くのリスナーが広告自体を楽しんでいるメディアになっています。
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