アプリ不要のQRコード/XPANDコード/JANコードリーダー無料提供開始「XPAND.CODES Reader JS」

スマホの操作で、スマホアプリと、webブラウザをいったりきたりするのは、結構面倒だったりしますよね。webブラウザ、たとえば、Safariのまま、QRコードとかが読めたりしたらいいのに、と思っていたのですが、なんと、今回、そんなjsを無料で、提供開始されたのでした。

アプリ不要でQRコード/XPANDコード/JANコードが読める「XPAND.CODES Reader JS」とは

XPAND株式会社(埼玉県東松山市)は、アプリ不要でQRコード/XPANDコード/JANコードが読める「XPAND.CODES Reader JS」ベータ版の無料配信を開始。

XPAND.CODES Reader JS 公式サイト
https://xpand.codes/readerjs/

このjs(javascript)は、CDN(Content Delivery Network)経由のライブラリーなので、利用登録さえすれば、簡単に、1分でサイトに組み込めます。ブラウザーだけで軽快に動くのがいいですね。

しかも、XPANDコード普及を目的としているため、広告表示や個人情報の登録なども一切ありません。もちろん、利用は無料。

切り替え操作や撮影ボタンのタップなどは一切不要。カメラの照準をQRコード/XPANDコード/JANコードに合わせるだけ。

そんな夢のようなツールなのです。

ところで、QRコードはわかるけど、XPANDコードって何?と思いますよね。

XPANDコードとは

XPANDコードは、空間とネットをリンクする新しいバーコードです。公共交通機関などで、時刻表や看板などに活用がされ始めている状況です。

QRコードやJANコード(商品バーコード)などと同様、読み取ることで、webサイトへのアクセスをさせたり、情報を表示させたりをします。ただ、QRコードやJANコード(商品バーコード)との大きな違いは、空間やサインに最適化して作られている点です。

XPANDコードは、横長スリット状で、50m以上の遠距離からでも読み取れるというすぐれもの。つまり、多少遠距離からでも読み取れるのです。

XPANDコードの利用シーンは、そういう意味では、看板などですね。QRコードのように近づけない位置にある看板でも使えます。

日本国内では商標・意匠・実用新案登録されているほか、図形商標としてWIPO(世界知的所有権機関)にも国際登録されています。

XPAND.CODES Reader JSの動作環境

現時点では、下記の環境に対応しています。
・iOS 11.3以上 + Safari
・Android + Chrome 29以上
・Surface + Firefox 22以上(Surface以外のリアカメラ付きWindows PCでも動作します)
※アプリ内ブラウザーでは動作しません

考察:リアルマーケティングでの活用に期待!XPANDコード

多少距離があっても読み込めるということは、手の届かない天井空間や、空間上部などでも設置・活用ができるということです。今までは死角だった天井や上部空間などにも情報を配信できるので、美術館、博物館、水族館などで、説明動画をXPANDコードを利用して配信することも可能になります。

触れてはいけないものの近くにXPANDコードを置いても、消費者は、そこに触れずに情報を取得できます。

また、XPANDコードをライブ会場やコンサート会場などに設置して、会場内飲食のクーポンなどのダウンロードなどにも活用ができます。

また多言語との連携も可能というのも進んでいます。観光案内とかの表示に活用ができそうですね。

参考 PR TIMES
1分でサイトに組み込める! アプリ不要のQRコード/XPANDコード/JANコードリーダー無料配信開始!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000029164.html