webビジネスは、どこで誰からお金をもらうかが、重要なポイントです。ビジネスモデルの構築のときに1番考えるべき箇所であり、そのwebサービスにおいて、どこが課題となるかが、このマネタイズのポイントで変わってきます。
webビジネスの主なマネタイズできる箇所は以下の点だと考えられます。
- 物販
- 決済
- 有料会員、サービス販売
- 広告収入
- データ販売
この中で、1番手軽に始められるマネタイズポイントは、広告収入です。ただ、広告収入の場合、それなりに集客能力が必要です。コンテンツ、広告投資、機能開発といったところが投資しないといけない箇所です。それゆえ、結果的に難易度が高いことも多いです。
ECや決済手数料のビジネスモデルは、購入やアクションによって発生します。ECの場合、物流なども検討しないといけないビジネスモデルです。ですが、決済手数料の場合、広告モデル同様、トラフィックを多く稼ぎ、魅力的なコンテンツを提供できれば、活路を見出せます。
今回ご紹介するWeddingday(ウェディングデイ)は、サービスを拡張することで、トラフィックを稼ぎ、結果的に、決済手数料のビジネスでの収益が取れているモデルなんだと思われます。ビジネスモデルの考え方が面白いのでご紹介します。
Weddingday(ウェディングデイ)とは
Weddingday(ウェディングデイ)は、消費者が、無料で、結婚式や二次会のWeb招待状を作れて、そして、一括送信できたり、出欠結果を確認できるサービスです。
結婚式や二次会のWeb招待状 Weddingday(ウェディングデイ)
https://weddingday.jp/
Weddingday(ウェディングデイ)は、株式会社canonica(カノニカ)(本社:東京都世田谷区)が運営しているサービスです。
Weddingday(ウェディングデイ)は、スマホだけで簡単にWeb招待状が作れるというのが1つの特長です。
Weddingday(ウェディングデイ)の主な機能 web招待状
Weddingday(ウェディングデイ)のメイン機能は、web招待状です。
テンプレートから選択するだけで作れます。
デザインテンプレート全18種類と豊富。
実際に、webサイトでは、サンプルなども紹介されています。
この招待状の写真は、自分でアップロードすることも可能です。
webなので、動画にもできるのが特徴の1つですね!
作成したweb招待状は、LINEや、facebookなどのSNS、メールで案内ができます。
一括送信ができるのもうれしいかぎり。
配信したweb招待状からの回答状況も、webサイトから確認でき、さらに、CSVでダウンロードしてリストとして、結婚式場に渡したりもできます。
ちなみに、web招待状には、案内文テンプレートもついているので、文章作るのが面倒。。。なんて、新郎新婦にもオススメですね!
Weddingday(ウェディングデイ)の機能
このほかにも、Weddingday(ウェディングデイ)の機能には、事前決済があります。
招待を受けたゲストが、結婚式や2次会の会費を事前にクレジットカードで支払えるんです。
これによって、会費のもらい忘れなどを防ぐこともできますし、結婚式前に、会費を集めて、その清算やお金の保管などをしなくてもよくなります。
結構、結婚式や2次会の会費の扱いは、事故が起きたりするんですよね。
当日の受付もスムーズになるので、ゲストの方にも喜ばれるわけです。
Weddingday(ウェディングデイ)の運営会社
Weddingday(ウェディングデイ)は、株式会社canonica(カノニカ)が運営されています。サービスの企画なども行っています。
Weddingday(ウェディングデイ)は、すでに、年間登録ユーザー数は3万組、2019年7月時点での累計利用者数は約450万人(ゲスト回答者を含む)と、かなりのボリュームになっているwebサービスです。
株式会社canonica コーポレートサイト
https://canonica.co.jp
Weddingday(ウェディングデイ)の興味深いビジネスモデル
Weddingday(ウェディングデイ)は、上記のサービスで集客をして、決済手数料での収益を立てているのだと思います。
一方で、ウェディング会場と提携したり、引き出物を紹介したりと、そういったところでのビジネス収益を得ているのだと思います。
このように、メインストリームではないところで、集客をして、メインストリームでビジネスを課金していくビジネスモデルは非常に興味深いです。
遠まわしに見えるかもしれませんが、webシステムをもってコンテンツとして集客をしていく、トラフィックを稼いでいくという流れは非常に面白い流れだな!と感じます。
おそらく、銀行などがこういったビジネスには、関連性が高いと思います。
直接的に、投資信託しませんか?貯金しませんか?といっても、なかなか普及はしにくいですが、こういったサービスを提供しながら、その結果、口座を作ったり、投資をしたり、というところに流れていくのは面白いな!と感じます。
たとえば、この事前決済も考え方で、1組の結婚式の事前決済で、100万円の会費を集めたとしましょう。これは、1組では、利子は0.X円程度でしょう。
しかし、これが、100組いれば、1日で、1億円です。この1億円になれば、短期とはいえ、利子や投資は大きく動いていきます。
年間で、3万組というWeddingday(ウェディングデイ)なので、1日100組はユーザーがいるので、そう考えると、流通金額で、1日1億円は単純計算だと動くわけです。
もちろん、事前決済を全員がしている前提ですが。。。
そう考えると、フィンテック的な活動の点では大きく収益化しやすいわけです。