【収益化へ】fluct、初期・月額無料でクラウドファンディングサイトを提供

2018年11月20日

  1. SSPの永遠の課題、悩みは、良い媒体、メディアを集めること。集客力の高いサイトを独自で持てれば最高ですよね。これは、SSPだけではなく、ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)にもいえることですが。

その課題を埋めるために、SSPのfluctが出した答えが、メディアを育てる、あるいは、作るということでした。確かにコントローラブルなメディアを増やすことは陣地を増やすようなものですから、プラスになりますよね。SSP側がメディア構築に関与するという仕組みだから、このニュースは面白いサービスなんです。

どうやって初期・月額無料でクラウドファンディングサービスを提供するか。

株式会社VOYAGE GROUPの連結子会社で、広告配信プラットフォーム事業(要はSSP)を展開する株式会社fluct。
https://corp.fluct.jp/service/publisher/ssp/

彼らは、クラウドファンディングやECプラットフォーム事業などを展開する株式会社Relicと提携しました。これにより、株式会社Relicが提供するクラウドファンディングサイト構築サービス「CROWDFUNDING NETWORK Powered by ENjiNE」( https://relic.co.jp/services/enjine )を、メディア側に提供していく、という方法です。

このクラウドファンディングサイト構築サービス「CROWDFUNDING NETWORK Powered by ENjiNE」のサービスが、初期・月額費用無料で、クラウドファンディングサイトの成果報酬だけで、クラウドファンディングサイトを作ってくれるというすごいサービスなんです。もちろん、集客力のあるサイト、メディア向けだけでしょうけど。成果報酬が見込めないですからね。

つまりは、クラウドファンディングサイト構築サービス「CROWDFUNDING NETWORK Powered by ENjiNE」( https://relic.co.jp/services/enjine )の営業を、メディアのことを知っているfluctがやっていく、ということです。

建付けとしては、広告以外の新たな収益機会をメディアに提供していく、ということになりますが、当然、作ったサイトには、fluctの広告枠が作られます。また、このサイトの更新やカスタマイズなどが出てくれば、ケースバイケースで、メディアから収益を得ることができるようになります。

相互集客ネットワークでアクセスをあげるのも目的。

このfluctの思惑のもう1つは、クラウドファンディングサイト構築サービス「CROWDFUNDING NETWORK Powered by ENjiNE」をすでに導入している大手新聞社をはじめとする大手メディアとの連携による、サイトやメディア間での相互集客、プロジェクト&商品の同時掲載によるアクセスアップ(PV、UUの獲得)だと思います。1つのメディアの中での行き止まりよりも、fluctが提供するネットワークの中での回遊の方が、アクセスは絶対的に伸びていきます。これによって、広告枠の表示回数を増やし、いわゆる、広告在庫を確保していくという施策になります。

株式会社fluctは、2008年からメディアの収益化事業に取り組んでいるため、当然ながら、高いノウハウを持っています。現状、16,000以上のメディアやアプリに、最適な広告配信の在庫を持っていますから、その中での、広告価値を高める方法として、この選択をしたのでしょうね。賢い手法ですよね。

考察:無償ツール提供による収益拡大のビジネスモデル

クラウドファンディングサイト構築サービス「CROWDFUNDING NETWORK Powered by ENjiNE」というツールを提供するとはいえ、当然ながら、メディア側は、新たなコンテンツを考えていく必要性が出てきます。これによって、より多くのアクセス獲得になる可能性はあります。その数が10や20ではなく、数百単位で行われる可能性があるのが面白いところなのです。

これは、ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)が実施しても面白い施策ですよね。有力メディアに対して提供していくことで、数字的には大きな伸びが期待できるかもしれないですからね。

また、これはネット上での多くの会員DBを持っている企業でも、別の考え方ができます。何らかのツールをその会員に無償提供することで、アクセス数(PVやUU)を増やし、それによって、サポート料金や、2次的な収益を拡大させつつ、本来の収益拡大に回帰させていく、という考え方です。

たとえば、ホテルのポータルサイトであれば、自社サイトの無料CMSを提供する。無料で自社サイトの予約枠の管理をするツールを提供する。これにより、予約枠の情報を、ホテルのポータルサイトにアップをさせる。また、ホテルの最新情報をCMS経由で、取り込んでいく。こういうようなことです。

気づきましたか?リクルートさんのホットペッパービューティなどはすでに実施していますよね。この取り組み。これはそういった観点では、似たようなビジネスモデルの展開でもあるのです。

株式会社fluct
http://corp.fluct.jp/

参照 VOYAGE GROUP プレスリリース
https://voyagegroup.com/news/press/01_20181114_01/