2019年12月 SEO変動|Googleの検索アルゴリズム変更、BERTアップデート

2019年11月は、11月下旬にかけて、Googleの検索結果にて、掲載順位が動きました。こんなに動くの?というくらいに、順位が変動した気がします。

ただ、それは、一部だけで、実際は、12月の方が大きく動きが出ていたようでした。

結論からすると、

  • 2019年12月4日前後
  • 2019年12月12日前後
  • 2019年12月15日前後
  • 2019年12月19日前後

なんと4回も、2019年12月は、検索順位の変動がありました。

中でも、2019年12月12日前後にあった日本語に対応したBERT(バート)アップデートの影響は本当に大きかったですね。が来ましたね。

BERTアップデートについては、細かく記事も掲載しています。

【SEO】BERTアップデートの解説、影響。その対応方法と2020年の戦略まとめ

簡単にBERT(バート)アップデートを書くと、Googleが行った検索アルゴリズムのアップデートなのですが、ペンギンとかパンダとはぜんぜん違うレベルでしたね。。

さて、BERTアップデート後、2019年12月の検索結果の変動は、どんな状況でしたでしょうか?

12日前後の変動は、7.5の数値で、かなり大きな順位変動がったのですが、、、実際、どんなカテゴリーのサイトに、どんなキーワードのジャンルなどで、影響が出たのでしょうか?

2019年12月のGoogle検索結果の動きを解説してみた。

前述して、繰り返しますが、2019年12月は、

  1. 2019年12月4日前後
  2. 2019年12月12日前後
  3. 2019年12月15日前後
  4. 2019年12月19日前後

で順位変動していた模様です。

以下は、SEO変動の大きさを示す変動率です。


参考 SEMrush(エスイーエムラッシュ)
過去30日間のSEOボラティリティ
https://www.semrush.com/sensor/?category=&db=JP

検索結果の順位で表示順が変わったジャンルとしては、

  1. 企業間取引(BtoB)
  2. 就職、転職
  3. 美容、ファッション
  4. 暮らし
  5. 結婚・恋愛

でした。

SEO的には、YMYL系のキーワードで大きく動いていた状況です。

さて、YMYLとは、なんでしょう。

YMYLとは、Your Money or Your Lifeの頭文字を取った略語です。

要するに、お金、人生系キーワードのことをさします。

では、なぜ、これらのキーワードが、この2019年12月のBERT(バート)アップデートでSEO変動したのでしょうか?

これは、YMYL系キーワードの特殊性によるものです。

YMYLとは?YMYLのキーワードを理解しよう。

YMYLのキーワードは、検索に対しての答えの信頼性が重要です。

Googleからしたら、テキトウな情報を掲載したサイトを、検索結果の上位にあげていては信頼性を損なうばかりか、そもそも、検索エンジンとしての価値を疑われかねませんからね。

基本的に人の人生を左右する(生死に関わる)検索クエリが対象となり、一般的なキーワードよりも高品質な内容が求められます。

引用:PLAN-B 健康アップデート|具体例・YMYLと最新トレンドをチェック
https://service.plan-b.co.jp/blog/seo/8773/

つまり、YMYLサイトは、そもそも、Webサイト上に情報を提供する上で信頼性が必須なのです。これが、YMYLサイトの特殊性です。

YMYLサイトの例をあげます。

YMYLサイトのイメージをつけるために、イメージしてみてください。

  1. クレジットカードのサイト
  2. 転職情報サイト
  3. 銀行情報のサイト
  4. 投資情報のサイト
  5. 結婚情報サイト
  6. 家の購入サイト
  7. 中古マンション紹介サイト

これらは、すべて、YMYLサイトです。

そして、これらのYMYLサイトでは、情報の信頼度が要求されます。

そして、その信頼度を高めるために、Googleは、引用元の記述や、引用を増やすことを積極的に推進しています。

正しい情報を、ホームページ上で記載をしてもらうためです。

これが、今回のSEO対策の1つのヒントにもなります。

引用をしっかりとしていくことが重要です。

引用を通してホームページの情報の信頼性が高まり、引用されているサイトは、権威性があがり、そもそも、サイトの情報自体が、より専門的になる。そういう流れですね。

最近では、SEO対策にて、E-A-Tが重要といわれますよね。

「E-A-T」とは、以下3つの要素をまとめた名称のこと。

Expertise(専門性)
Authoritativeness(権威性)
Trustworthiness(信頼性)

引用:OWNED-MEDIA
Googleも注目のYMYL系オウンドメディア、SEOはどうする?
https://lets-ownedmedia.com/1262

これなんですよね。

2019年12月のSEO対策:引用と専門性の高い情報コンテンツへ

2019年12月のBERT(バート)アップデートの日本語版Googleへの導入の影響は大きいです。
前述したとおり、このBERT(バート)アップデートによって、検索順位の変動が大きく出ましたが、これは、信頼性の影響が大きいと思っています。

実際に、いくつかのWebサイトで、引用をしっかりと実施しているWebサイトは、検索順位が大きく下落はしませんでしたが、小手先の対策をしていたYMYL系キーワードのWebサイトは、Google検索結果での順位ががくんと落ちたそうです。

2019年12月は大手の企業のWebサイトでは、検索順位が落ちたという声をあまり聞かなかったことから、Expertise(専門性)、Trustworthiness(信頼性)の要素が大きかったのではないかと推測されます。

そこで、2019年12月のSEO対策です。

改めて以下を意識してみましょう。

  1. 引用をページ、Webサイト内で積極的に行う
  2. 専門性の高い情報を増やす

記事を書く際、ホームページの情報を考える際、この2点を意識してみましょう。

ページの質をあげるためには、情報量を増やすことも大事です。

しかし、テキトウなことを書いていても仕方ありません。

むしろ、多くの人に役立つ情報、そして、きちんと、信頼性がある、エビデンスのある情報を増やしていきましょう。

文字数を増やすために網羅性のある情報も大事ですが、エビデンスを増やすという意味での引用は重要なんです。

引用の重要性は、こういうPDFにものっています。

なぜ論文に引用/参照が必要なのか?

http://www.tufs.ac.jp/blog/ts/g/aoyama/2013-S2-%E6%AD%A3%E3%81%97%E3%81%84%E5%BC%95%E7%94%A8%E3%81%AE%E6%96%B9%E6%B3%95-2013-12-16.pdf

東京外国語大学のPDFです。

ちなみに、引用においては、ポジティブな引用や言及が多いことが重要とされています。

当たり前ですが、悪い引用をしても、Googleの検索エンジンからすると、Expertise(専門性)、Trustworthiness(信頼性)の面で、意味がないからですね。

悪口なんて、もってのほかですね。

まとめ:2019年12月 検索順位変動は凄い。SEO対策に引用をしっかりとしていこう!

2019年12月の検索順位変動は、数多くありました。月間で、4回も大きく変動したGoogle検索結果の順位でした。

2019年12月12日前後には、BERT(バート)アップデートの日本語版が導入されました。

検索キーワードカテゴリとしては、以下のジャンルで影響が出ています。

  1. 企業間取引(BtoB)
  2. 就職、転職
  3. 美容、ファッション
  4. 暮らし
  5. 結婚・恋愛

そこで、今回は、引用をしっかりとしていこう!というSEO対策の方法を解説しました。

その背景には、YMYL(Your Money or Your Life)系キーワードの対策が重要視されているのだと考えられたからです。

お金、人生系キーワードのホームページだけではなく、

ページの質、信頼性の向上

を意識して、取り組んでいってください。

2020年も、SEOの記事は、がんがん解説していきます!!

2019年11月 SEO変動|Googleの検索アルゴリズム調整、BERTアップデート

2019年10月 SEO変動|順位変化の小さい神無月は構造化マークアップを

2019年9月 SEO変動|Google 検索エンジン 継続的な順位変更 どう対策する?

2019年8月のSEO変動|順位下落が激しい8月のGoogle検索エンジンの検索結果

2019年7月のSEO変動|コアアルゴリズム変更が検索エンジンに影響

SEOの2018年12月の記事を振り返ってみると

【SEO対策マーケティング】2018年12月のSEO変動のまとめ

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