【統計データ】2018年度の国内クラウドファンディング市場規模は2,000億円見込み

2018年12月6日

クラウドファンディングの市場は、右肩上がりに増えているのをご存知ですか?新規プロジェクト支援者数は2017年度で延べ137万人と、100万人を突破しているんです。クラウドファンディング自体、種類も増えていますし。

統計データ。2017年度国内クラウドファンディング市場規模 前年度比127.5%増の1,700億円

新規プロジェクト支援ベースですが、国内クラウドファンディング市場規模は、前年度比127.5%増の1,700億円。そして、2018年度の見込みは、すでに2,000億円となっています。株式会社矢野経済研究所の調査によるもので、ものすごい伸びを示しています。これは、法整備が整ってきたことで、利回りの高いサービスなどが増えてきているためです。

クラウドファンディングの種類

現在、大枠でわけると、クラウドファンディングの種類は以下になります。

購入型
寄付型
ファンド型
貸付型(ソーシャルレンディング)
株式型

クラウドファンディングで、購入型は、支援をすると、XXがもらえる、買える、といったサービスで、よくあるタイプのものです。

クラウドファンディングで、寄付型は、支援=寄付のタイプですね。

クラウドファンディングのファンド型は、支援をすると、その集めたお金で事業や金融運用をして、その収益を、支援額にあわせて、戻すタイプのものです。いわゆる、ファンドをネットでお金を集める仕組みです。ファンド詐欺なんてニュースがあったりしますが、意外と、クラウドファンディングでは、こういう詐欺は少ないんだとか。

クラウドファンディングでもっとも伸びていて多いのが、貸付型。いわゆる、ソーシャルレンディングです。

ソーシャルレンディングとは「お金を借りたい人」と「お金を投資したい人」をインターネットでマッチングするサービスです。余剰資金を投資して、利回りをもらうようなかんじですね。

たとえば、SBI社のサービスです
https://www.sbi-sociallending.jp/

利回りがよいのがいいという評判がありますね。

クラウドファンディングで株式型というのは、いわゆる、未公開株をわけるというパターンです。支援をしてくれたら、株(といっても、ミニ株)を支援額に応じて提供するというものになります。

クラウドファンディング市場の比率

購入型が約100億円(構成比5.9%)、寄付型は約7億円(同0.4%)、ファンド型約50億円(同3.0%)、貸付型(ソーシャルレンディング)約1,534億円(同90.2%)、株式型が約9億円(同0.5%)となった。最も構成比が高い類型は貸付型で、全体の9割を占め依然として市場拡大に大きく寄与している。購入型はサービス参入企業数が最も多いが構成比では5.9%であった。

クラウドファンディング市場が伸びている理由

クラウドファンディング市場が拡大している理由は、

  1. サービス参入により貸付型の拡大
  2. 金融商品取引法の改正で、非上場株式の発行での資金調達が可能になったこと。これが、2017年4月からサービス開始になっていること。
  3. 地方自治体、地銀、信用金庫でのクラウドファンディング活用

こういったところがクラウドファンディング市場を大きく伸ばしているポイントとなっている。

クラウドファンディング市場の将来

2018年度の国内クラウドファンディング市場は新規プロジェクト支援額ベースで、前年度比20.3%増の2,044億円の見込みで、ファンド型が伸びる見込み。

これは事業ファンド等に加え、2017年に不動産特定共同事業法が改正され、小規模不動産に限ってインターネットで投資が出来る、クラウドファンディングを活用した投資環境が整うためです。

こう考えると、中小企業でも、余剰資金の活用などで、クラウドファンディング事業の展開をしていったり、投資をしていく企業が増えていくかもしれませんね。

参考 株式会社矢野経済研究所
国内クラウドファンディング市場の調査を実施(2018年)
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2036