2020年3月 SEO変動|Google 検索結果でユーザー体験を強化!構造化マークアップ

seo seo

2020年2月には、事前、事後の告知またリリースはなかったのですが、

大きいGoogle検索ランキングの更新がありました。

webマスターにとって、検索結果の順位変動は怖いですよね。順位があがればいいですが。

2020年2月は、以下のタイミングで、
Googleの検索結果で順位が大きく変動したのです。

  • 2020年2月2日~5日ごろ前後
  • 2020年2月8、9日前後
  • 2020年2月19日前後

→2020年2月のSEO変動の詳細はこちらにて

2020年2月 SEO変動|Google検索ランキングアルゴリズムの更新と対策を解説

Googleは、検索するユーザーのために、日々、検索エンジンを改良しているからおきる変動なのですが、webマスターからすると、結構、怖い動きでもあります。

また、Googleのウェブマスター向け公式ブログ でも、いろいろな動きを掲載してくれています。新型コロナウイルスの影響で、カンファレンスも延期になったようです。
https://webmaster-ja.googleblog.com/

最新の情報を知れる Googleのウェブマスター向け公式ブログ。ぜひ、チェックしてみてくださいね。

さて、2020年3月のSEO変動はどうだったのでしょうか?

コロナウィルスなどで、世界でも、いろいろな動きが出ていますが・・

結論、以下のタイミングで、Googleの検索順位は変動していました。

3月1日ごろ
3月5日ごろ

今回のこの順位変動については、もしかしたら、

nofollowリンクのクロールとインデックス作成に影響があるようです。

アメリカのSEOメディアで、
以下のようなタイトルの記事がアップされており、詳細が書いてあります。

Google Crawl and Indexing Update March 1, 2020
https://www.searchenginejournal.com/nofollow-crawl-indexing-update/349994/

まとめると

・2019年9月11日のGoogleの発表

・クロールとインデックス作成のために、
2020年3月1日からnofollowをヒントとします

・nofollowの不適切な記述があれば、削除したほうがいい

という話です。

ただ、2020年3月の SEOボラティリティ を見ると、5前後なので、コアアルゴリズムアップデートほど大きい変動でもない状態ではあります。

いずれにせよ、2020年3月のGoogle検索順位は、どう変わったのでしょうか?

例によって、サイトジャンル、キーワードジャンルで見ていきましょう。

2020年3月 Google検索 検索結果の順位変動を解説

2020年3月は、

  • 2020年3月1日前後
  • 2020年3月5日前後

上記の期間で、

Googleの検索結果の順位が比較的大きく変動したようです。

ここ数ヶ月に比べると、検索結果の変動も大きくなく、かつ、上位表示の変動も少なく、そして、そもそも、2020年3月は、検索結果の変動をする頻度も2回と少ない月です。

以下は、SEO変動の大きさを示す変動率です。

参考 SEMrush(エスイーエムラッシュ)
過去30日間のSEOボラティリティ
https://www.semrush.com/sensor/?category=&db=JP

検索結果の順位で表示順が変わったジャンルとしては、

  • 健康と医学
  • 財務、金融、法律
  • 就職、転職
  • 美容、ファッション
  • 日用品・家財

上記キーワードジャンルのwebサイト、webサービスの検索結果に順位の変動がでていた状況でした。

しかも、今回は、割と、検索結果の上位にランクインしていたwebサイトなどにも影響がでていたようでした。

2020年2月と比べると、

  • 健康と医学
  • 財務、金融、法律
  • 就職、転職

2020年2月の検索結果の順位変動でも共通したキーワードジャンル。
ちなみに、これらは、2020年1月でも、順位変動したキーワードジャンルです。

もっといえば、

就職、転職のwebサイトについては、2019年12月の順位変動でも影響を受けたキーワードジャンルになるので、

就職、転職 については、4ヶ月連続で、検索結果の順位が動いています。

やはり、Googleも、コンテンツの需要から、季節要因を見ているのだと思います。

時事ネタが、検索キーワードの回答になるように、Googleの検索アルゴリズムは調整されていっていると思いますね。

  • 健康と医学

については、コロナウィルスの大流行の影響もあると思います。

ただ、

  • 美容、ファッション
  • 日用品・家財

の2つのキーワードジャンルのホームページについても、季節要因がありそうです。

3月は、エステや美容院などが利用が増えてきます。アクセスも増えてくることから、検索結果の見直しが、美容、ファッションジャンルには、入ったと考えられます。

日用品・家財 の キーワード についても、引越し需要が高まるため、同じように、影響の出てくるキーワードなんだと思います。

また、日用品・家財 については、マスク、消毒剤といった、コロナウィルス関連のキーワードも影響があると考えられますね。

  • 手作り マスク
  • 消毒剤 自作

といったキーワードも需要を伸ばしていたと考えられますしね。

コロナウィルスの流行がない限り、これらの検索キーワードの需要があがるとは考えにくいですしね。

2020年3月1日 の Googleのアップデート rel=”nofollow” の扱いを変更

冒頭でも記載しましたが、

Googleは、2020年3月1日に rel=”nofollow” の扱いを変更しました。

クロールとインデックスに利用するようになっています。

しかし、これが、Googleの検索アルゴリズムに与える影響は大きかったのでしょうか?

この質問の答えは、こちらです。

検索への影響は軽微、対応不要

通常は、サイト側での特別な対応も不要です。

引用:海外SEO情報ブログ
https://www.suzukikenichi.com/blog/is-nofollow-change-live-for-crawling-and-indexing/

あまり、影響がないようです。

ただ、Google のクロールを nofollow で制御しようとしていても、今後は、制御されなくなるそうなので、そこだけ注意!というかんじのようです。

ちなみに、せっかくなので、nofollowなど、Googleに外部リンク先との関係性を説明するためのタグについて、解説していきます。

nofollowタグとは?

nofollowタグは、rel=”nofollow” という形で記載します。

nofollowタグを使うことで、リンク先と自分のwebサイトの関連性を断つことができるので、リンク先のwebサイトの評価に影響を与えなくなりますし、同時に、自分のwebサイトへの影響もなくなります。

それゆえ、nofollowタグは、以下の場合に使います。

  • リンク先と自分のwebサイトを関連付けたくない場合
  • リンク先のページを自分のwebサイトからクロールさせないようにする場合

こういったときに、リンクの属性タグとして、nofollow タグを使います。

sponsoredタグとは?

最近、増えたリンク属性のタグが、sponsoredタグです。

sponsoredタグは、広告のリンクであることをGoogleに伝えるためのタグです。rel=”sponsored”というふうに、記載します。

このマークアップがあれば、Googleのガイドライン違反になるリンクではないよ!という説明をGoogleにできるため、ペナルティなどを受けなくなります。

以下、Googleの説明です。

リンク プログラム
https://support.google.com/webmasters/answer/66356?hl=ja&visit_id=637201271082615058-2221794396&rd=1

ugcタグとは?

ugcタグは、rel=”ugc” とマークアップしていくタグです。

このタグは、ユーザー作成コンテンツのリンクで活用するマークアップです。

ちなみに、ugcは、ユーザー作成コンテンツのことをさす言葉です。

掲示板、フォーラム、クチコミサイトで、ユーザーが記述するリンクなどのマークアップに活用するものです。

このugcタグがあるのは、スパム投稿の影響をブロックするためです。SEO対策上、被リンクを獲得するために、掲示板などに、URLを残すスパムユーザーがいます。

この行為を罰するために、Googleが、掲示板サイトにペナルティを与えるケースがあります。ただ、悪いのは、スパムの投稿をする人間です。メディア側、今回で言うと、掲示板サイトではないのです。

Googleから、スパム投稿によるペナルティを食らわないようにするための、自助努力的なタグが、このugcタグになります。

Googleが提供している情報には、以下の内容の話もあります。

コメントスパムを防止する方法
https://support.google.com/webmasters/answer/81749

参照 Search Consloeヘルプ
Google に外部リンクの関係性を伝える
https://support.google.com/webmasters/answer/96569?hl=ja

2020年3月のSEO対策:構造化マークアップの強化!

上記のように、リンクの属性タグの扱いを変えているgoogle。

一方で、2020年2月29日に、ウェブマスター向けの公式ブログで、検索を活用したニュース記事に関するおすすめの方法 というタイトルで、記事を投稿しています。

この記事には、以下のような内容があります。

ニュース、ブログ、スポーツ記事の AMP ページに Article 構造化データを追加すると、コンテンツを Google の検索結果でさらに際立たせることができます。また、拡張機能を使用することで、記事をトップニュース カルーセル、ホスト カルーセル、映像ニュースに表示させることもできます。

引用:Google ウェブマスター向けの公式ブログ
検索を活用したニュース記事に関するおすすめの方法
https://webmaster-ja.googleblog.com/2020/02/best-practices-for-news-coverage-with.html

要するに、AMPページで Article 構造化データを追加すると、

  1. Googleの検索結果で、目立つよ!
  2. それによって、ユーザーに、いろいろな情報を体験してもらえるよ!

という内容です。

つまり、Googleの検索エンジンは、検索エンジンでのアクションを通して、ユーザーエクスペリエンス(UX)の強化を促しているのです。

ユーザーエクスペリエンス(UX)なので、使いやすい ではなく、ユーザーの行動を促し、楽しく表現するようにしてくれるわけです。

それが、たとえば、カルーセルでの表現や動画表現になるのだと思われます。

これによって、検索結果での上位表示や、クリック数増加につながっていくわけです。

これは、コンテンツ提供側には、メリットですよね!

では、実際にどんなマークアップすればよいのでしょうか?

Article 構造化データのマークアップの方法は?

以下のページが参考になります。

Google 検索デベロッパー ガイド 参照 記事
https://developers.google.com/search/docs/data-types/article

ただ、日本語で、これを読むのは、難しいと感じる方もいると思います。

そこで、簡単に。

サンプルソースをGoogleが用意してくれています。

Article オブジェクトの JSON-LD コードの例
https://search.google.com/structured-data/testing-tool?utm_campaign=devsite&utm_medium=jsonld&utm_source=article

実際に、AMPページなら、上記のような、UXを提供してくれるGoogleさんのガイドラインですが、非AMPページの場合は?というと、リッチリザルトとして表示してくれるそうです。

つまり、このJSON-LD コードでのマークアップによって、コンテンツ提供者は、SEO効果を受領できるわけです。

ニュース系の記事サイトを運営されている場合には、ぜひ導入しておきたいマークアップ方法ですね。

Googleでチェックするときには、
リッチリザルトテストのツールが提供されています。
https://search.google.com/test/rich-results?e=SuitSdEmbeddedContent

ぜひ活用してみてください。

とはいっても、Googleの検索エンジンは、賢いので、そもそも、リンクしているコンテンツの内容が希薄では掲載されません。

良質で、オリジナリティのあるコンテンツ記事を作りましょう。

検索エンジンを使うメリット を 明確に出していきましょう。

いつもの話ですが、良質なコンテンツは、Googleの検索品質評価ガイドラインに沿ったコンテンツになります。コンテンツ作りに迷ったら、ぜひ参考にしてくださいね!

Googleの検索品質評価ガイドライン 2019年9月バージョン
https://static.googleusercontent.com/media/guidelines.raterhub.com/ja//searchqualityevaluatorguidelines.pdf

まとめ:2020年3月 google検索エンジン対策 に 構造化マークアップ

2020年3月のGoogleは、そんなに検索アルゴリズムの変更をしませんでした。

しかし、Googleでの検索ランキングは変動しています。

3月は2回の変動でした。

以下のジャンルのホームページで検索結果の順位が変わっています。

  1. 健康と医学
  2. 財務、金融、法律
  3. 就職、転職
  4. 美容、ファッション
  5. 日用品・家財

特に、2019年12月から

就職、転職

は4ヶ月連続と、常に、変わっている印象を受けます。

今回は、nofollowタグなどのリンク属性のタグについて、
Googleが扱いを変えたので、その解説。

そして、構造化マークアップの方法について解説して、

2020年3月のSEO対策の方法として、解説させていただきました。

Webマーケティングは変わっていきますし、そもそも、世界の状況も変わっています。

Googleは、日本の様子も見ています。

コンテンツのアップデートをしながら、しっかりと、Googleに、その結果を伝えるマークアップもしていきましょう。SEO対策はユーザーへのベネフィットを与える行為になるように、続けていかないといけません!

2020年4月も、SEOの記事を解説していきます。

ご声援、よろしくお願いします。

2020年1月のSEOの動きを知る!

2020年1月 SEO変動|Google コアアルゴリズムアップデートで検索順位が・・