2020年2月ごろまでの転職市場は、売り手市場でした。
この2~3年、「2020年の夏に向けての事業展開と、それに伴う人材ニーズの拡大」という状況が続いていました。
引用:転職市場予測 2020上半期 |転職ならdoda(デューダ)
https://doda.jp/guide/market/
このように、人材ニースは、拡大されていて、売り手市場の状況です。
それも、コロナウィルスの影響もあり、少し鈍化はしてきていますが、夏に近づくにつれ、この2月、3月の状況を取り返そうという経済活動が強く出てくるでしょう。
その結果、引き続きの売り手市場になると思われます。
そんな状況なので、仕事探し系のメディアは、いろいろな手法で、転職者に自社の転職サイトを利用してもらうことが重要になってきます。
今回、LINEは、転職情報サービス「LINEキャリア」で、なんと、地図から仕事を探せる機能をリリースしました。
考えてみれば、はたらき方改革の1つに、テレワークがあります。
しかし、テレワークだけではな、なかなか仕事が進まないことを実感されている方も多いと思います。
そうなってくると、通勤時間の短い会社で働きたい!というニーズも出てきますよね。
そんな転職者のニーズを拾えるようになったのが転職情報サービス「LINEキャリア」の地図から仕事を探せる「おしごと発見マップ」です。
LINEキャリアのおしごと発見マップとは
LINEキャリアは、エン・ジャパン株式会社と、LINE株式会社による合弁会社LENSA株式会社(本社:東京都新宿区)が提供している転職情報サービスです。
LINEキャリア 公式webサイト
https://career.line.me/
LINEキャリアで、2020年3月6日に公開されたのが、地図から求人情報を探せる機能「おしごと発見マップ」です。
もともと、LINEキャリアは、全国の転職情報を扱っています。すなわち、非常に多くのエリアでの仕事情報を持っているのです。
しかも、LINEの強みである、たくさんのユーザーがインストール、アクティブに利用しているというところから、LINEで、仕事を探せる、そして、応募もできるというサービスになっています。
今回リリースされた新機能であるLINEキャリアのおしごと発見マップは、以下のことができるようになっています。
- 自分に合った求人情報を地図で場所から探せる
- 通勤時間を基準に、仕事を探せる
という新機能です。
求人情報を探すとき、検索条件を入力する必要が不要です。なぜなら、希望エリアの地図に求人情報が掲載されているからなんです。
地図で仕事を探す人はいるのでしょうか?
ちょっと懐疑的な部分はありますよね。地図で、転職を探す人っているんだろうかと。
一般的には、
- 仕事の内容
- お給料、年俸
- 待遇
などで探します。
しかし、エリアで検索をしたい、重視したいというユーザーも多いんだそうです。
実際に全国の転職経験者1,668人を対象としたアンケート調査(第三者機関調べ)では
「転職する際に、転職サービスに期待していたこと」を質問
答えでもっとも多かったのは「希望のエリアの求人が探しやすい」
そして、「あなたが直近、転職をした際に重視した条件を教えてください」という質問
上記の質問に対しては、
「給与・待遇などの条件」の次に、
「自宅から通いやすい距離であること」が重視した条件になったそうです。
ただ、
転職コンシェルジュのワークポートのサイトの2016年のデータを見ると、
勤務地は、転職先の企業選びで最も重視しているポイントの4位でした。
- 仕事内容
- 給与
- 職場環境
この次が、勤務地
でした。
参照 転職コンシェルジュのワークポート
https://www.workport.co.jp/applicant_data/detail97.html
ただ、エンジャパンの2019年の4月の調査では、
20代の転職者の場合は、
転職先を選ぶ際に重視するのは「仕事内容」「勤務地」「事業内容」
引用:エンジャパン
20代の転職・仕事観 意識調査2019 転職先を選ぶ際に重視するポイントTOP3は 「仕事内容」「勤務地」「事業内容」。
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2019/16949.html
となっていました。
若い世代のほうが、やはり、勤務地へのこだわりが強いようですね。
せっかくなので、LINEキャリアにある機能もご紹介します。
LINEキャリアにある機能
LINEキャリアにある機能をまとめてみました。
- 求職者は、新たなアプリをインストールすることなく転職情報を閲覧可能
- 公式アカウントのトーク上で希望求人条件の登録
- 検索履歴に応じた求人情報をLINEで紹介
- 面接日のリマインドもLINE
- プッシュ通知で届くお知らせ
これらが、基本となる機能です。
さらに、お仕事診断の機能もついています。
ピタりジョブ診断
このピタりジョブ診断は、
・生活スタイル
・興味
の1分程度のアンケート回答で
求職者の性格タイプを診断
その結果、向いている職種を提案
という機能です。
こういう機能は、コンテンツとして、うれしいですよね!
LINEキャリア以外の地図で探せる転職サイト、アプリ
実は、LINEキャリア以外でも、地図から、仕事情報を探せる転職サイト、アプリはあるんですよね。
Find Job!(ファインドジョブ)
Find Job ! Maps β 公式サイト
https://www.find-job.net/fj/mapsearch.cgi
mixiが運営している転職サイト、Find Job!(ファインドジョブ)。
こちらにもあります。
ただ、見にくいですけどね。このUIだと。
デジタル系の転職情報サイトなので、ITリテラシーが高い人が見るので、まだ許されるとは思いますが。
お仕事くっく
お仕事くっく 地図から仕事を探すページ
https://www.cocook.com/search/map/
TV-CMで有名な株式会社クリエイトが運営する転職サイト、お仕事くっく。
地域密着の求人情報を提供しているサービスです。
ただ、仕事の数が少ないですね。
スタンバイ
スタンバイ webサイト
https://jp.stanby.com/
スタンバイは、株式会社ビズリーチが運営する転職サービス。
スマートフォンのGPS機能を活用した地図で仕事が探せるサービスです。
実は、複数の大手求人サイトの求人を横断して一括検索ができるので、大量の仕事情報を検索できるサービスです。
LINEキャリアのライバルは、スタンバイかもしれませんね。
スタンバイ iOSアプリ
https://goo.gl/mbfvp0
スタンバイ アンドロイドアプリ
https://goo.gl/xfJ4sy
スタンバイのレポートだと
育児中の女性への調査では、理想の働く場所として「自転車圏内(28.8%)」と「徒歩圏内(11.2%)」が4割にのぼり、忙しい女性にとっては家の近所で働くことへの要望が高いことが伺えます。
引用:株式会社ビズリーチ 地図で仕事が探せるアプリ「スタンバイ」スタート
https://www.bizreach.co.jp/pressroom/pressrelease/2016/0628.html
ママの理想の働き方に関する調査結果発表~ママ約2人に1人が「1日4~5時間労働で月収5~10万円になるパート・アルバイトを希望」
https://mama-hataraku-info.amebaownd.com/posts/212529
出典:PRTIMES
掲載求人数日本No.1 *転職情報サービス「LINEキャリア」、地図上から求人情報を探せる新機能「おしごと発見マップ」提供開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002076.000001594.html