【EC】天気でコーディネートレコメンド TNQL(テンキュール)のAPIを無料版公開

天気が悪いと、ECサイトでも、アパレル商品が売れない。こんなイメージがありそうですよね。マーケティング的にいうと、勘ぴゅーたーみたいなイメージの話です。

しかし、これは、正しいのでしょうか?

実は正しくないんですよね。

今回ご紹介するTNQL(テンキュール)というサービスは、天候情報などから、おすすめコーディネートイラストを送ってくれるサービスで、ビックデータをもとに、ECサイトでの検証を進めていて、上記のことは正しくない、という検証をしてくれました。

そして、今回、TNQL(テンキュール)のレコメンド機能がAPI化されたので、アパレル、ファッション系のECサイトオーナーには、ぜひ知ってもらいたく、解説してみました。

いわゆる、気象データを活用したビジネス、デジタルマーケティングです。

しかも、TNQL(テンキュール)はAPIの無料版も公開したので、トライアル利用もできるんですよね。

コンテンツとしても面白いかもですね!

さっそくTNQL(テンキュール)について、解説していきます。

TNQL(テンキュール)とは

TNQLサービスサイト
https://tnql.jp

TNQL情報サイト
https://info.tnql.jp

TNQL(テンキュール)とは、気象ビッグデータを分析活用し、ユーザーに最適なコーディネートをリコメンドするサービス。

具体的には、天気だけではなく、降水量、気温などから体感温度を分析して、ファッション情報を、イラストでレコメンドしてくれるサービスです。

TNQL(テンキュール)は、2020年1月現在、日本全国約37万地点の天候情報を1キロメッシュでデータをもっているので、ビックデータとしての情報を活用可能。

つまり、ピンポイントで、この場所なら、このファッションがいいのでは?というレコメンドをしてくれるのです。

TNQL(テンキュール)は、AIでユーザーの好みのスタイルを学習してくれます。そして、800パターンを超えるファッションイラストからレコメンドしてくれるエンジンなんですよね。ファッションテックという名をもっているのは、そういう点からも着ています。TNQL(テンキュール)さん、すごいですよね。

TNQL(テンキュール)をもっと具体的に考えると、

ECサイト、特にアパレルのECサイトとの親和性が高いわけです。

たとえば、ECサイトで、北海道のユーザーと東京のユーザーとでは、欲しいファッションのコーディネートは変りますよね?

寒いから、北海道では、厚めのコーディネートの方が売れそうですよね。

スマホ時代なので、位置情報とうまく連動させることもできます。
*もちろん、位置情報をスマホから取得できればですが。

これによって、気候、気温に合わせた、その日、そのとき、その場所でのおすすめアイテムをレコメンドできるECサイトを作れるんですよね。

そんなTNQL(テンキュール)のレコメンド機能がAPI化

TNQL(テンキュール)のリコメンド機能が、2019年1月8日には、APIで活用できるようになりました。

これによって、ECサイトや、ホームページのコンテンツ、ECアプリなどにも簡単に実装できるようになったのです。

しかも、TNQL(テンキュール)のAPIには、無料版もついてくるのです。

気象データは、ビックデータです。特にエリアなどがからむと、普通に中小企業では、活用できない情報です。

それが、TNQL(テンキュール)のAPIがあれば、簡単に活用できるわけですから、これは面白いですよね。

具体的には、TNQL(テンキュール)のレコメンドAPIを活用することで、以下の情報をWebサイトに引っ張って来れます。

  • 最新の天気予報
  • その日の天気にマッチしたコーディネートイラスト

このAPIによってえられるメリットは、

  1. PV、アクセス、セッションなどトラフィックの増加
  2. コンバージョン率の改善

となります。

ちなみにTNQL(テンキュール)のAPIは、無料版と有料版の2種類を同時にリリースされていまして。

TNQL(テンキュール)APIの有料版は

・全世界において、任意の位置情報に紐づけて、最新の気象情報とその天気にマッチしたコーディネートをレコメンドしてくれます。

TNQL(テンキュール)APIの無料版は

・日本国内の都道府県庁所在地や世界各国の主要空港など予め指定された約300箇所の地点だけでの利用で、送られてくる情報は、有料版と変らず、最新の気象情報とその天気にマッチしたコーディネートイラストになります。

TNQL(テンキュール)のAPI詳細

APIのレスポンス情報は、TNQL(テンキュール)のWebサイトをみるとイメージしやすいと思います。

無料版TNQL API
https://api.rakuten.net/legrand-legrand-default/api/tnql-coords-trial-v2

有料版TNQL API
https://api.rakuten.net/legrand-legrand-default/api/tnql-coords-v2/endpoints

TNQL(テンキュール)料金表

うれしいのが、無料版のTNQL(テンキュール)APIがあることです。

無料版のTNQL(テンキュール)APIは、

デイリーで1,200回

利用することができます。

*超過分は、0.01ドルかかるそうです

有料版のTNQL(テンキュール)APIでも、

基本料金は、

月額 200ドル~

デイリーで1,200回~

*超過分は、~0.008ドルかかるそうです

詳細は公式サイトから

気象情報とECとの関連性。行動変容とは?

ルグラン社は、アパレルEC事業を展開するマガシーク株式会社と、共同研究もされていて、気温や天気の変化がECサイトの売上や販売アイテムに与える影響について、検証したそうです。

その結果、天気や気温の変化によって、以下のような動きを見つけたそうです。

■ECサイトの販売アイテムや数量に顕著な変化が表れる境目となる気象条件は
前日との気温差±3度以上

■トップス、パンツ、ワンピース、ドレスなどの販売シェアが上昇する天気は
「曇り」か「雨」など

引用:PRTIMES
株式会社ルグラン、気象データと大手アパレルECの売上データを分析、気象データが消費者の行動に与えるインパクトについて発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000045119.html

運営元の株式会社ルグラン

株式会社ルグラン公式サイト
https://legrand.jp/

株式会社ルグランは、デジタルエージェンシー。
ビックデータ活用や、データマーケティングを得意領域としています。

このキーワードがいいですよね!

データドリブン、なのにクリエイティブなエージェンシーを目指して。

引用:株式会社ルグラン公式サイト
https://legrand.jp/about

出典:PRTIMES
株式会社ルグラン、ファッションテックサービス『TNQL』のAPIを一般公開
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000045119.html

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