メルカリの意識調査:ブランド商品は高くても売れるから買う

2019年2月28日

メルカリが面白いシェアリングエコノミーに関する意識調査の結果を発表していました。この調査レポートによると、CtoC市場が拡大することで、新商品は、高いブランドがより買われるようになる、という結果につながっていきます。

この図式は、まるで、高級マンションを買うニーズと近いです。東京都など都市部への一極集中の図式に少し似ていて、売れるから買う、価値が下がらないから買う、という考え方に近いんですよね。

シェアリング時代の新たな消費モデルは「SAUSE(ソース)」

株式会社メルカリ(本社:東京都港区)は、株式会社三菱総合研究所(本社:東京都千代田区)とシェアリングエコノミーに関する共同研究を実施。

主な調査結果としては

  • モノのシェアを日常的に行う消費者は、「売却」を意識して新品を購入する
  • 消費者の一部は、売却金額を念頭におくことで、新品購入が増加、
  • 消費者の一部は、購入する商品ブランドが高価格帯に遷移している

株式会社三菱総合研究所は、シェアリングサービス(たとえば、メルカリなどのフリマアプリを介して「モノのシェアリング」を行うこと)普及後、従来とは異なる消費モデルが生まれていると提唱しています。

そして、株式会社三菱総合研究所は、その新たな消費モデルを、「SAUSE(ソース)」と定義しました。

Search=検索
Action=行動
Use=一次利用(使用)
Share=再販売
Evaluation=評価

これの頭文字をとって、「SAUSE(ソース)」なんだそうです。

シェアリングエコノミーとは

2008年開始のAirbnb(エアービーアンドビー)、Uber(ウーバー)なんかが代表例となるサービスですね。

シェアリングエコノミーとは、物やサービスやスペース、場所、スキルなどを、多くの人と共有・交換して利用する仕組みのことを指します。たとえば、自動車を個人や会社で共有するカーシェアリング。まさに、Airbnb(エアービーアンドビー)などは、メディアを介して、個人間の貸し借りを仲介するシェアリングサービスですね。

シェアリングエコノミーは共有型経済とも言われています。所有ではない、というところが、この経済圏の面白いところですし、一方で、評価制度で信頼感を高め、その価値を表現しているところが、このシェアリングエコノミーの根幹と成る部分です。

シェアリングエコノミーの市場規模は、これから約20年後の2025年には、約3,350億ドルまで成長する見込みです。*英国大手コンサルファーム PwCの調査

日本での国内シェアリングエコノミー市場は2014年度で230億円と推定されているそうです。*矢野経済研究所調べ

英国大手コンサルファーム PwCの調査
https://www.pwc.com/jp/ja/japan-knowledge/archive/assets/pdf/the-sharing-economy1602.pdf

メルカリ活用者が多い!?シェアリングエコノミーに関する意識調査の結果

新品を買わないで、中古を買う、というわけでもないのが面白いんですよね、この意識調査の結果。

フリマアプリ利用後、新品購入時に「売却」を意識

新品購入の際、将来売却することを意識するかという問いに対し、
新品洋服購入時の場合65%、
新品化粧品購入時の場合50%が、将来売却することを意識すると回答。

フリマアプリ利用後、新品購入頻度が減少

フリマアプリ利用後、36%が、新品洋服購入頻度が変わったと回答
うち19%は購入頻度が増加、17%は購入頻度が減少したと回答

化粧品の場合、28%が、新品化粧品購入頻度が変わったと回答
うち14%は購入頻度が増加、14%は購入頻度が減少したと回答

将来「売却」できることが新品購入意欲を後押していることがわかる

しかも、新品購入頻度が増加した人の理由は
「フリマアプリでの売れ行きが良いから」
「フリマアプリで小遣い稼ぎができるようになったから」

メルカリで売却するつもりで買っているかんじですね。

購入する商品ブランドが高価格帯に遷移

フリマアプリ利用後、52%が購入する洋服の価格帯が変わったと回答
うち28%が高価格帯にシフトし、24%が低価格帯にシフトしたと回答

化粧品の場合、33%が購入する化粧品の価格帯が変わったと回答
うち18%が高価格帯にシフトし、15%が低価格帯にシフトしたと回答

20・30代で見ると、洋服の場合45%、化粧品の場合36%が高価格帯にシフトしたと回答

■シェアリングエコノミーに関する意識調査概要
調査方法:WEBアンケート
調査期間:2018年9月21日〜9月27日
調査対象者:フリマアプリで「洋服」の取引経験者
※20代以上の男女、フリマアプリ利用頻度が3ヶ月に1回以上
フリマアプリで「化粧品」の取引経験者
※20代以上の女性、フリマアプリ利用頻度が3カ月に1回以上
回収サンプル数:1,642件

出典 2019年2月26日 メルカリ プレスリリース
メルカリ、三菱総合研究所とシェアリングエコノミーに関する共同研究を実施
https://about.mercari.com/press/news/article/20190226_mercari_mri_research/

最近こんなレポートも面白いって言われました。

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