飲食店、レストラン、居酒屋のビジネスモデルは、原則、来店してもらったお客さんに飲食をしてもらって、その対価でお金をもらうビジネスモデルです。しかし、コロナの影響で、来店客は落ち込み、、という状況です。
しかし、大手飲食企業は、それだけにはとらわれないビジネスモデルを展開しています。デジタルサイネージで広告費を獲得したり、スポンサードしてもらったり。
広告業界はインターネット広告が中心になっていますが、デジタルサイネージなどの広告も、今では、馬鹿にならない状況になってきています。しかし、このデジタルサイネージへの広告掲載は、意外と高いです。。ネット広告のように気軽に展開はできません。
そこで、この記事でご紹介するTHE TABLEという飲食店で、広告を掲載できるサービス。飲食店の備品を広告枠として活用するサービスなんです。コロナ渦の飲食店の負担軽減や支援などの意味も込めて、THE TABLEを活用して、飲食店でPRしてみませんか?
THE TABLE (テーブル)とは
飲食店に広告を出せるサービス【THE TABLE】 公式ホームページ
https://ishinboshu.site/
THE TABLE (テーブル)とは、株式会社Bang technologies(所在地: 神奈川県相模原市)が、2021年8月11日にリリースした、飲食店の箸袋などの資材に広告枠を設けて、企業向けに販売をするサービスです。
飲食店は、広告費をもらう代わりに、飲食店で使用する資材を無料で受け取れる仕組みになっていて、企業は自社の名前の入った箸袋などを広告として掲載できるシステムになっています。
THE TABLE (テーブル)は、ビジネスアイデアのマッチングサービスから事業化されたもので、事業スタートの背景として、コロナ禍の飲食店の負担軽減と、企業のオフライン広告を格安で出したいというニーズを解決したソリューションになっています。
THE TABLE (テーブル) メリット
THE TABLE (テーブル)は、安い料金で、飲食店での広告掲載できるところが1つのメリットになっていますが、ほかにもあります。
- 飲食店向け オフライン広告
- 企業のブランディング
- CSR活動の一環
- オンライン広告以外の接触点
- 飲食店スタッフへのPR
THE TABLE (テーブル)は、飲食店の資材を広告メディアとするため、飲食店支援などのブランディングにも活用できます。CSR活動の一環としても、面白いですよね。
また、ネット広告や、SNS広告などは、競争激化しているので、なかなか、競合他社との差別化ができません。しかし、このような資材を活用した広告の場合、競合があまりいないので、その価値は上がりますよね。
SNSでバズられる可能性も出てきます。なぜなら、スマホの写真などで取れやすいからです。こういうのもあるんだな!というクリエイティブを作れば、ちょっとしたバズ拡散にもつながるかもしれません。
飲食店の箸袋などの資材に広告を入れることで、食事時間のPRが可能になります。
ゲームアプリなどのPRなどで活用しても面白いかもしれませんね。
広告商品例 箸袋 広告
2021年8月15日現在、ホームページで掲載されている広告としてあがっているものは、箸袋広告です。
その料金はなんと、28,000円(10,000枚)
となっています。
1枚あたり、2.8円と、格安料金です!
まるで、インプレッション課金のweb広告の表示単価ですね。
QRコードも掲載できるそうです。
THE TABLE (テーブル)運営会社は株式会社Bang technologies
株式会社Bang technologiesは、2020年9月に創業した会社です。
株式会社Bang technologiesの提供サービス
https://ishin-bangtechs.com/
ビジネスマッチングのプラットフォームなどを提供していますね。
出典:PRTIMES
【新サービス】飲⾷店へ資材を無料配布 飲食店の備品などを広告枠として利用し、企業に広告提供する新しいサービスを開始致します。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000073677.html
考察:ノベルティ広告の別形式
このビジネスモデルは、資材を作るお金を飲食店ではなく、一般企業からもらうビジネスモデルなので、いわゆる、ノベルティ広告と似ています。
ノベルティ広告は、ノベルティの制作費用+配布費用をもらって、ユーザーに配布をしていく広告です。
書店で、本とセットになったポーチなど、見かけると思いますが、ノベルティ広告の最たるものは、あの形式ですね。
また、映画館などで、プレゼントしてもらえる特製クリアファイルなども、ノベルティプレゼントのように見えて、実は、広告だったりすることがあります。この場合は、たいてい、次の映画の広告だったりしますが。
そのため、考え方を変えれば、販促物やノベルティを制作している会社なら、できる広告の形式ではあります。
しかし、配布できる飲食店を集めることが大変なので、そこが1つのポイントともいえましょう。しかし、そこを集められれば、あるいは、過去の顧客などのDBを持っていれば、このビジネスモデルは展開しやすくなります。
そのほかの飲食店に広告を出せるサービス
飲食店に広告を出せるサービスは、ほかにもたくさんあります。いくつか、ご紹介していきますね。
基本的に、リーチや認知度を向上できる、TV-CM型の動画広告が多いです!
スシロー デジタルサイネージ
回転ずしのスシローのデジタルサイネージへ広告を出せます。
月間1000万人にリーチ可能で、スシロー全国500店舗以上の待合室に設置されます。
視聴層は、ファミリー層が30%の媒体です。
デジタルサイネージなので、MP4形式の動画が必要です。
フードコートビジョン
全国170ヵ所以上にあるショッピングセンターにあるフードコートで動画を流せる広告です。
イオンモール、イオンタウン、アリオなど、大型ショッピングモール内フードコートの壁面、柱などに埋め込まれた縦型のデジタルサイネージで露出が可能。
フードコートの滞在時間は、約45分間といわれており、目につく媒体ですね。
メニウくん 広告
全国の飲食店にてメニューオーダー端末に動画広告を掲載
10インチのオーダー端末で、動画広告を配信できます。
マイクロアド経由で、コロワイドグループ運営の飲食店224店舗へも広告配信できますが、これは、このメニウくん 広告を活用したものになります。
チャージスポット
チャージスポットは、飲食店やカフェにおいてあるスマホの充電端末。スマホの充電は、有料サービスですが、このチャージスポットについているデジタルサイネージを活用して、動画広告を配信できます。
チャージスポットは、2021年7月時点、チャージスポット集計によると、カフェや、コンビニ、薬局での設置数がNO1になっているそうです。
広告メニュー自体は、お問い合わせベースになっています。
クロスオーダー販促
食材のオンライン受発注サービスを行う企業クロスマートが提供しているサービスで、現在は、テスト展開中のようですね。