最近、個人のスキルの向上を促す動きが加速化しています。DX化やIT人材の育成は、実はその一環ですし、プログラミング教育の導入も、その1つですね。
世の中、DX化、ITのスキル育成は課題となっている話ですからね。
そんな中、小田急電鉄社が、提供を始めたサービス、PRAIL。
このサービスは、スキルやアクションログを登録し、共有した人たちから、スキルの再チェックを受けられるコミュニティです。ポータルサイト的な部分もあり、SNS的な部分もある、スキルのエンパワーメントサービスですね。
本記事は、PRAILについて、ご紹介していきます。
PRAILとは
PRAIL 公式ホームページ
https://www.prail.ai
PRAILとは、小田急電鉄株式会社(本社:東京都新宿区)が2020年11月25日にベータ版をリリースしたwebサービスです。
PRAILとは、自分でスキルを登録し、日々のアクションログを記載すると、自分が共有した周りの人からの前向きなフィードバックコメントなどをもらえるサービスです。
PRAILとは、そういった意味では、SNSのサービスですね。
アクションログを共有するので、facebookなどに近いイメージですね。
なお、PRAIL β版は、パソコン、タブレット向けになっています。
2020年11月25日段階ではPCがメインとなっていて、スマホからもアクセスができるのですが、動作環境上の推奨はしていないそうです。
webサービスなので、登録などのアクションが結構重いのかもですね。ネイティブアプリにしていれば、別だったんだと思いますが、そこにはいかず、webサービスとしての展開から始めるんでしょうね。
ちなみに PRAIL β版は、無料で利用が可能です。
PRAIL 登録 スキル
PRAILで登録するスキルって、どんなものでしょうか?
これは、仕事もそうですが、ボランティアや、地域活動、基礎的な暮らしのスキルなどになるそうです。
たとえば、ソーシャルスキルと呼ばれるスキルは、基礎スキルとして15種類が登録できるようになっています。
また、ポータブルビジネススキルは、企業や部署や業種が変わっても活用できるスキルで、これは33種類も登録できるようになっているそうです。
そして、業務専門スキルの登録もできます。業界、業種、職業、また個人特有の専門知識や技術などがここに入りますね。
PRAIL 主な機能
PRAIL β版では、以下のような機能がついています。
- スキル登録
- 日々のアクティビティ登録
- アクティビティ関係者やメンバーの招待&共有、
- 肯定的フィードバック
- コメントのやり取り機能
- プロフィール機能
- facebookログイン
- Googleアカウントでのログイン
上記のような機能があります。
PRAIL 紹介動画
動画のない広報、PRは最近減ってきましたよね。PRAILもあります。動画。
スキルをつなげる PRAIL 紹介動画
PRAIL β版 リポートサイト IFLATs
IFLATsは、PRAIL β版を盛り上げてくれるwebサイトになっています。
個人のスキルと経験
この中で、どんなスキル、経験が必要か?
などを
リサーチしたり、専門家のインタビューを掲載したりしていくサイトになっています。
これはこれで、面白い試みですよね。
SNSの外で、いわゆる、広報するwebサービスが存在するわけですから。
出典:PRTIMES
「スキルをつなげる」コミュニケーションツール「PRAIL β版」を公開
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000796.000012974.html
考察 小田急電鉄が取り組んでいるDX化だから、気になる
なぜ、小田急電鉄がこのようなビジネスやスキルのコミュニティポータルサイトを展開するのか、気になりますよね。
もちろん、駅は人と人とのつながりのある物質的な場所です。
それをバーチャルな世界で作り出すのも、電鉄会社の思いとしてはありそうですが、それを小田急電鉄さんが、地域に関係せず、そこを進めるのは、疑問でした。
しかし、社会貢献。そこを考えていくと、こういった新規事業に着手するのは、重要ですよね。
もちろん、本業の電鉄としての地域戦略も進めるのでしょうが、こういったポータルサイト、コミュニティの醸成がどれだけ、社会に貢献できるかと考えると、大きなことです。
それは、地域の活性化や、人の活性化につながるからです。
それによって、彼らにとって、プラスに働くか?は不明です。しかし、人と人のつながりは、いつか確実に、移動をもたらします。
それはとても重要なことです。
移動によって、体験、経験を増えるような場所を提供していくことにつながるので、面白い取り組みだと感じました。