コロナの影響で、コロナ以前のような派手なクリエイティブの面白い広告が減った気がしますね。ただ、たまに、お、これは、バズりそう!面白い広告クリエイティブだな!!というのを見かけます。
最近だと、ゲーム会社のカプコンが出した 2021/5/8発売予定の『バイオハザード ヴィレッジ』というゲームソフトの広告。
舞台が村だから、歌手の吉幾三さんの「俺ら東京さ行ぐだ」をアレンジして、吉幾三「俺らこんな村いやだLv.100」という歌の動画で、PRしています。結構、シェアされましたし、ヤフーニュースなどでも掲載されましたね!!
この記事では、そんな面白い広告のクリエイティブの作り方を、事例でピックアップして、ご紹介していきます。事例を通してこそ、こういうのがシェアされやすいんだ!エンゲージメント率が高いんだ!!というイメージもついてくるはず。販売促進部、広告宣伝部、営業の方、経営者の方、必見ですよ!
2021年8月にこの記事は更新しています!
事例1 東京ガス 家族の絆
Youtubeで、公開された動画です。2021年4月の段階で、再生回数160万回を突破している動画です。
少し古い動画からご紹介します。
東京ガスのターゲットは、主婦。
それゆえ、主婦向けに、共感の得やすいSTORYを制作。
キッチンで、家事を行うお母さんの姿を表現しています。
実は、見てわかる通り、この動画の中で、東京ガスは、自社の宣伝をダイレクトに表現していません。
広告のいやらしさを消すことに成功しています。
感情移入をもとに、ふわっと、その横にある、東京ガス。みたいなイメージを表現するのに成功しています。
事例2 日本赤十字社 ウイルスの次にやってくるもの
この動画広告は、メッセージ性の高い広告でした。
公共性高い動画です。日本赤十字社のメッセージ動画。
2020年で最もエンゲージメント数が高かったPR動画、動画広告です。
共感しやすいのは、新型コロナウイルスの恐怖との闘いが、間近にあったからだとは思いますが、一方で、こういう、やわらかいイラストの世界観が、ウケたのだと思います。
本当に恐いのは偏見や差別によって人が人を傷つけ合う状況であるとして冷静な対応を呼びかけるものです。
引用:MarkeZine 2020年「最もシェア拡散された広告・PR施策ランキング」 から見るコロナ禍の各企業の成功事例
https://markezine.jp/article/detail/35266
という内容でしたが、日本赤十字社が、伝えたかったのは、ウィルスの怖さでもあります。そこは、しっかりと伝わってきますよね。
見えない恐怖を、具現化すること。これも、エンゲージメント率を高めるポイントなんだと思います。
事例3 森永チョコレート #ベイクを買わない理由100円買取
かつてのアイドル、焼きチョコ「ベイク」が何をしても売れず、絶望しています。。
1.当アカウントをフォロー
2.当ツイートを「コメントつきRT」して
3.ベイクを買わない理由を書いてください
4.Amazonギフト券100円で買取ります。
詳細はhttps://t.co/jVJDLIjbNn pic.twitter.com/SNa51O2sut— 森永チョコレート (@MorinagaChoco) July 28, 2019
森永チョコレートが行った「#ベイクを買わない理由100円買取」というSNSキャンペーンは、斬新でした。ベイクを買わない理由を引用RTすると、Amazonギフト券100円分がもらえるというプレゼントキャンペーン
ベイクを買わない理由キャンペーンはデイリー4万件を超えるリツイートが起きました。しかも、反響が多すぎて、予算超過で、終了してしまった伝説のキャンペーン。
森永チョコレートは商品の改善、不満などを、自然な形でリサーチして、しかも、リツイートで拡散も獲得できました。4万人参加で、400万円と、キャンペーン制作費用が100万円としても、500万円で、アイデアと宣伝と両方できたのであれば、このキャンペーンの費用対効果はむちゃくちゃ高いと思いますね。
事例4 サンリオ ピューロランド
コロナで、休業になったサンリオ ピューロランド。
その様子を描いた動画広告が、これです。
泣ける系の感情、共感動画です。
キャラクターたちの登場もそうですが、休業しているピューロランドを前面に押し出すことで、消費者とのコミュニケーションをはかった動画ですね。
施設がお休みでも、それを使って、できることがある。
これは、その一例ですね。
もちろん、日々の動画投稿があってこそ、成立するのですが、個人的には、いい広告になっていると思います。
- 今を伝える!
- 早く会いたい!!
という広告ですね。
こういう広告であれば、飲食店でも展開しやすいかもですね。こんなにSTORYを持たせなくてもできること、がある気がします。
事例5 トヨタ 香川編集長 Woven City着工取材フル
これは、動画広告のクリエイティブというより、ここまでの過程のすべての世界観がいいですよね。
実際、編集長に、香川照之さんを起用して、気になる視点を、しっかりと、持って行っていますから。
実際、見てもらえるとわかりますが、テロップが、とっても見やすいんですよね。インパクトのあるテロップではないですが、すっきりしていて、読みやすいです!!
がベースではありますが、クリエイティブ自体が1つの世界観として君臨していますね。ちなみに、これは、2020日本BtoB広告賞の審査委員会特別賞を受賞したwebサイトでもあります。
制作会社は電通です。
事例6 赤城乳業株式会社 ガツン、とみかん
Youtubeのコメント欄に、赤木乳業さんのcmは、センスあるやつ多い!と書かれるくらい、非常に、わかりやすい動画広告になっています。
ガツン、とみかんの動画広告は、日常のテレワークの世界と、ガツン、とみかんを、うまく重ねたPRになった広告でした。
笑えるかんじの動画でしたね。
リモート会議から、一変していく様子が面白いと話題になりまして、2020年の日本国内の広告賞ACC賞フィルム部門に入選した動画です。
世界観の表現がうまいので、プロが作ったんだろうな!という広告ですね。
こういう動画広告は、なかなか作りにくいでしょうね。
まとめ 面白い広告 事例 動画がメイン。STORY ターゲット 想い イマ がキーワード
動画がメインとなりますが、面白い広告 事例、いかがでしょうか?
個人的には、結構、面白い広告を集めたので、ぜひ知ってほしいと思っています。
これらご紹介した、広告に共通するキーワードは
- STORY
- ターゲット
- 想い
- イマ
の4つでした。
ターゲットが見やすくなるよう、考えるよう、今をタイムリーに演出している動画が、やはり、クオリティを高くしています。
また、STORY展開の面白さと、ダイレクト過ぎない広告が、ウケますよね。
コンテンツの中の自然な広告!というイメージですね。
ちなみに、冒頭で紹介したカプコン社の『バイオハザード ヴィレッジ』公式イメージソング「俺らこんな村いやだLv.100」の動画もよかったですね。
Youtube消えてしまったので、ツイートの埋め込みです。
バイオハザード版のがあったんかwwwwwwww
— 希鱗 (@pln_e10) August 14, 2021
たった1日で、150万再生を突破している動画で、すごい勢いで増えていました。youtubeの急上昇ランキング1位も獲得するほど!
吉幾三さんへの仕事のオファーも増えるかもですね。
これも、同じですね。
イマ?ではない部分もありますけどね。でも、すごいバズられています。