数ヶ月前に、すごくちゃんとしたLP(ランディングページ)を作っている会社さんから、ご相談をうけて、そのLP(ランディングページ)をチェックさせていただきました。
お問い合わせフォームと一体型のLP(ランディングページ)。
ファーストビューでサービスの概要も説明されているし、もちろん、レスポンシブ対応されていました。
これで、何が足りないのだろうと思考していたところ、お問い合わせフォームにおいて離脱防止の機能がないことに気づいたので、離脱防止機能を追加するように、コンサルティングをしました。
その結果、CV(コンバージョン)が、月間で10~20件ほど、増加したそうで、CVRも改善がされたそうでした。
と、お問い合わせフォームの離脱防止機能について言及しましたが、お問い合わせフォームの離脱防止機能は、あくまで、EFOの機能の1つ。
このように効果のでるEFOなのですが、意外と、ホームページやLP(ランディングページ)において、実装されないケースも多いんですよね。
そこで、今回は、EFOについて、EFOの効果について解説していきたいと思います。
今さら聞けない!EFOとは?
EFOとは、Entry Form Optimizationの略称です。
このEntry Form Optimizationのとおり、入力フォームの最適化です。
入力フォームとは、BtoBビジネスでは資料請求や、お問い合わせフォームですね。BtoCビジネスとは、資料請求や、ECの購入、会員登録などになります。
EFOは、何らかのアクションを起こそうとして、入力フォームまでユーザーが辿りついているにも関わらず、途中で、入力をやめてしまう、そんな原因を、少しでも取り除いていけるように、入力フォームの改善、最適化を行うことです。
EFOは、このようなものなので、基本概念として、
EFOの基本は「ユーザーにストレスを与えない配慮や工夫」をすることになります。
EFOの内容を、まとめると、たとえば、このようなことです。
- 入力項目が多い → 入力項目を少なくする
- 入力に時間がかかる → 入力サポート機能を付ける
- 入力画面が使いづらい → 文字を大きくする
- 操作に迷う → 画面フローや操作フローを書く
- エラーが多数でる → エラーの箇所が目立つように誘導する
ユーザーへのストレスを最小限にして途中離脱を防ぐこと。
これが、EFOの基本となります。
EFOの主な機能
EFOツールは、いろいろな会社が、いろいろな機能を提供しています。値段によってもさまざまです。
ただ、重要なポイントは、どんな機能でも、以下の2つが重要なことです。
- 機能アップデートできること
- レポート機能があること
最低限、EFOとして、上記の2つはあってほしい機能ですね。
では、以下から、具体的なEFOの機能について、解説していきます。
入力モードの自動変換
入力項目ごとに、ユーザー側文字入力のモード(日本語入力と英字入力)を自動的に切り替える機能です。
メールアドレスなら、半角英字になるなどですね。
ちなみに、最近は、半角全角自動変換などの機能もあります。
自動で入力した内容から、全角文字→半角文字、
もしくは半角文字→全角文字に変換してくれたりします。
住所自動入力(郵便番号サポート)
これはよく見かける、郵便番号を入力するだけで、住所が自動的に入ってくる機能です。ECサイトなどで、よく出てきます。
リアルタイムアラート
入力形式や文字数をリアルタイムに判別して、エラーの場合はその場でエラー表示を行ってくれる機能です。
ガイドやナビゲーション表示
入力フォームで、入力完了までの残りの項目数をリアルタイムで表示してくれます。
意外と便利で、あと、どのくらいやればいいか?などがわかるので助かります。
ただし、これは、入力項目が、そんなにない入力フォームにだけにしたほうがいいです。
離脱ブロック
冒頭で、記載した離脱防止機能です。
入力フォーム画面から離脱する際に確認メッセージを表示したり、バナーを表示して、離脱を少しでも抑制するようにする機能です。
メールアドレスのサジェスト
@以下の入力内容から、よく使われるメールアドレスの候補を表示してくれるサジェスト機能です。
これもあると便利ですね。
EFOの効果
EFOツールを導入すると、本当に効果があるのか?という話は、よく質問されます。
しかし、EFOは、実際、導入してからの運用が必要ですが、ちゃんと運用していくと、結果はでてきます。
たとえば、以下のページでは、具体的に、効果のあがった数字も掲載されています。
最新事例! コンバージョン率が「2.4倍」に向上!
引用:
Gyro-n EFO – エントリーフォーム最適化
https://www.gyro-n.com/efo/
ブライダル系サービスのEFO事例
CVRが、20倍以上にギャプライズクリックテールサイトのEFO事例
CVRが、8%以上増加。システム系BtoBサービスのEFO事例
CVRが、11%以上増加。
引用:
MarTechLab
【保存版】問合せを劇的に増やすエントリーフォーム最適化(EFO)15の方法
https://martechlab.gaprise.jp/archives/lpolab/efo-1250/
このように、EFOは、導入することで、結果は出せるツールなんです!
EFOの導入の際に、よく質問されることは?
EFOの導入で、私が、よく質問されることのQ&A回答です。
まとめ:EFOは、やって、損はない。
これまで書いたように、EFOは、やって損のない施策です。
実際、多くの企業でも導入されています。
上記事例のように、CVRも改善が見込まれます。
今まで、検索エンジン広告などで集客していても、こぼれ落ちていたユーザー。EFOツールは、このユーザーを最大限フォローして、少しでも多くのコンバージョン獲得に付与できるはずなんですよね。