2020年6月に、リスティング 、 ディスプレイ広告 の話で、 Google広告 担当者から電話がかかってきて、話をしました。
私「最近、いい広告ありますか?」
Google担当者「ファインド広告がおすすめです。」
私「?」
そこで、ファインド広告って、なんだろうと思って、独自に調査してみました。
ファインド広告?見つける広告 とか、想像もしましたが、違いました(笑)
ファインド広告は、Google Discoverに表示される広告のようですね。インフィード型なので、レスポンシブ形式の広告と同じ感じなんでしょうね。
別名、Google ディスカバリー広告 と呼ばれる Google ファインド広告。
今回は、このファインド広告について、徹底解説してみます!
Google ファインド広告とは
Google ファインド広告とは、Google ディスプレイ広告のメニューの1つです。
インフィード型の広告フォーマットになります。
クリック課金形式で、広告掲載が可能です。
海外では、アメリカを中心に、Discover Ads(ディスカバリーアド)と呼ばれています。
Google Discoverに掲載できる広告の方法だからです。
ちなみに、ファインド広告は、2019年にベータ版が一部の広告主のアカウントのみでリリースされていました。
それが、2020年6月には、全面公開となりました。
ところで、Google Discoverとは、なんでしょうか?
Google Discover については、以前に、SEO対策NEWSでご紹介していますので、Google Discoverにコンテンツ最適化で掲載の記事をご覧ください。
ファインド広告 掲載場所
ファインド広告の掲載面は、以下になります。
- Google Discover(旧Google Feed、旧Google now)
- YouTube Home Feed
- Gmail
上記3つの広告枠に配信できるディスプレイ広告になっています。
基本、テキストと画像、動画を活用したインフィード広告になっています。
あとで、ファインド広告のクリエイティブについても解説します。
Google Discover での 広告掲載ができる!
Google Discover では、Google アプリを開いて、フィード記事を見てみてください。
ファインド広告で、見ているあなたにマッチしている広告があれば、掲載されます。
このGoogle Discoverの面は、ユーザーの行動履歴やフォローコンテンツに基づいて、通常、インフィード記事が表示されるため、ついつい、ファインド広告を押してしまう、という誘導効果があります。
実際、ファインド広告が、このインフィード記事間にあるため、自然な形で、広告へと誘導してれます。
ネイティブ広告 なんですよね、ファインド広告は。
2019年には、ツイッターなどで、ディスカバー砲 で アクセスが急増した!みたいなつぶやきが出てました。
そのくらい、Google Discover は、パワーがある、掲載面なのです。
YouTube Home Feed 要するにYoutubeのTOP画面
YouTube Home Feed は YouTube のホーム画面のことで、動画間にて、ファインド広告が掲載されます。
なんとなく、ここは表示回数を稼ぐために、Googleがあとから付け足した面なのではないか?とも邪推してしまいがちです。
しかし、youtubeのホーム画面も、基本的には、ユーザーの動画の興味関心で掲載されます。それゆえ、ファインド広告として、先程のGoogle Discoverと、そんなには変わらないロジックなんですよね。
Gmailにも、ファインド広告 登場!
Gmail 広告枠でも、ファインド広告は、掲載されます。掲載面は、ほぼ、Google広告のディスプレイキャンペーンと同じです。
プロモーションタブの上部に表示されるため、ネイティブなかんじはしませんが、ファインド広告 の 表示回数は増加するでしょうね。
ファインド広告 こんな方におすすめ
ファインド広告は、2020年に全面公開された、まだまだ新しいweb広告です。
それゆえ、新しいがゆえの効果があります!
そう考えると、ファインド広告は、こんな方におすすめです。
- 商品写真がきれいなECサイト
- 写真素材をたくさん持っているBtoCビジネス
- 新しい広告 したい方
というイメージです。
インフィード型の広告なので、BtoBビジネスというよりかは、BtoCビジネスの方が、効果が出そうですね。
また、広告としては、画像クリエイティブを大きく使えるので、ECサイトや、不動産、旅行、ホテル、施設などが、使いやすい Google広告だといえます。
ちなみに、冒頭で、会話をしていた Google 広告 担当者 は、不動産の物件広告などで、CVがとれているという話をしていました。
ファインド広告 どんな クリエイティブ フォーマット
ファインド広告のキャンペーンは、
- ファインド広告
- ファインドカルーセル広告
という2種類があります。
ファインドカルーセル広告は、ファインド広告のクリエイティブがカルーセルになるイメージです。
ただ、基本的には、ファインド広告は、レスポンシブ形式のディスプレイ広告です。
レスポンシブ形式の広告との違いは
- 長い見出しがない
- 見出しの文字数が違う
という点ですね。
ファインド広告の入稿素材は
- URL
- 画像⇒ディスプレイ広告 レスポンシブ形式 と同じ画像サイズ
- ロゴ
- 広告見出し テキスト 全角20文字(半角40文字)
- 説明文 全角45文字(半角90文字)
- 会社名 全角12文字(半角25文字)
- 行動を促すフレーズのテキスト選択(詳細はこちら とかです)
ご覧のように、
基本的には、ディスプレイ広告の入稿をイメージして、
広告原稿を用意してください。
そのため、ファインド広告の画像サイズは、
- 横長 1,200×628ピクセル 縦横比 1.91:1 の比率です
- 正方形 300×300ピクセル
- ロゴ 1,200×1,200ピクセル(180×180ピクセルでもOK)
*ロゴは、最悪なくても、OKですけどね。
ファインドカルーセル広告の入稿素材は
- URL
- 画像
- ロゴ
- 広告見出し テキスト 全角20文字(半角40文字)
- 説明文 全角45文字(半角90文字)
- 会社名 全角12文字(半角25文字)
- 行動を促すフレーズのテキスト選択( 予約する とかです)
と、ファインド広告とほぼ一緒。
*ファインドカルーセル広告の画像サイズは、ファインド広告の画像サイズを参照してください。
単純にカルーセルカード毎に1つずつ、URL設定ができるようになったりしています。
カルーセルカードは、画像 見出し URL 行動を促すフレーズ のセットで構成されるクリエイティブになります。
注意点として、カルーセルカード では、画像のアスペクト比を、
- 1.91:1
- 1:1
どちらかのサイズに統一しないと、広告を配信できません。ご注意ください。
参考)Google 広告ポリシーヘルプ
ファインド広告フォーマットの要件
https://support.google.com/adspolicy/answer/9311119?hl=ja
ファインド広告 セグメントできる設定
ファインド広告では、基本、ディスプレイ広告と同じように、セグメントできる設定項目があります。
ターゲティングは、
- 地域
- 時間帯
- オーディエンス
など、セグメントが可能です。
当然、リマーケティングも可能です。
カスタマーマッチも可能になっています。
違いとしては、配信される枠が決まっているので、プレースメント指定はできません。
そして、トピックの指定もできません。
URL指定のカスタムインテントも設定できません。
ただ、逆をいえば、それ以外の 広告設定 は可能です。
- 購買意向の強いオーディエンス
- ライフイベント
の設定も可能です。
ファインド広告 メリット
ファインド広告のメリットは、基本的に、ファインド広告の特性と一致します。
- 新しい広告配信面なので、CVが比較的期待できる
- ユーザーへのリーチ力
- ファインド広告 設定が簡単
- Google、Youtubeといった決まった面にのみ掲載される
といったところが、ファインド広告のメリットですね。
特に、最後の部分は、意外と、CV効果が期待できるかもしれません。
ディスプレイ広告の場合、プレースメント指定しなければ、わけのわからないblogでも、広告が配信されかねません。
クリックはされるかもしれませんが、CVが出るかどうかは甚だ疑問です。
しかし、ファインド広告は、Googleか、Youtube、Gmailです。
そこはメリットですね。
ファインド広告 デメリット
デメリットを2つ。
気づいてしましました。
- 配信面が決まっていること
- Google Discover にだけの配信はできない
この2つです。
ファインド広告の大きなデメリット。
前者は、表示回数に限りがあることです。
いうなれば、広告在庫が少ないことにもつながります。
後者は、Google Discover だけ、掲載したいのに、
Youtubeでも広告が配信されてしまうというデメリットです。
個人的には、新しい配信面だけ、広告を掲載したいと思っているのに、それができない!
場合によっては、CPAの悪化につながりますから、そこは、ファインド広告のデメリットですね。
まとめ ファインド広告 Google 広告 では新しい枠だから期待大
ファインド広告、いかがでしょうか?
意外と、いい広告なのかも!と期待できますよね。
なぜなら、
- Google Youtube Gmail と 掲載面がいい
- ユーザーの興味関心に沿って配信される記事の間に出るから、精読率が高い
という点です。
新しい広告なので、CVも取りやすいはずです。
ただ、2020年6月に、Google広告 ディスプレイキャンペーンの全アカウントに解放されましたので、
クリック単価が高騰
の可能性も出てきましたし、
在庫枠が少なくなる!
という可能性も出てきたと思います。
青田刈りで、ECサイトのweb担当者の皆さん、さっそく、広告配信してみませんか。