SEO対策をするうえで、いまや、かなり重要な要素となってきているのが、強調スニペット。Googleの検索結果で、強調スニペットとして、自社のホームページが掲載されれば、かなりのアクセス数が見込めるはず。なぜなら、Googleの検索結果で、目立つからです。
SEOラボは、強調スニペットで無事1位に返り咲き。
引用:note
【激戦区キーワード第1位!】強調スニペットとは何か?そしてSEOラボが見事『SEO』でどんでん返しで検索順位1位に返り咲いたその理由とは?
https://note.com/netomane/n/n04e18f48c106
このように、強調スニペットによって、激戦熱戦ともいえる SEO キーワードでも、検索順位で、1位になったようです。
そこで今回は、強調スニペットとは? その答えが何か?、そして、その重要性、そして、もちろん、Webサイトを 強調スニペットとして掲載する方法 強調スニペットの事例、強調スニペットの種類、リッチリザルトとの違いなど、網羅的に、強調スニペットについて解説します。youtubeにある強調スニペット解説動画などもご紹介!
- 1 強調スニペット(Featured Snippets)とは?
- 2 強調スニペットは、自分で申請、設定して掲載してもらえるものではない
- 3 強調スニペットの表示形式の種類は?
- 4 強調スニペット 非表示 方法
- 5 似て非なるもの:ナレッジグラフとは?
- 6 強調スニペット 出し方 キーワード とは?
- 7 強調スニペットに表示されると期待される効果
- 8 強調スニペット 設定 出し方 考察
- 9 リッチリザルトとの違い
- 10 強調スニペット 種類 どういう表示がされるか?
- 11 強調スニペット 解説 動画
- 12 強調スニペットとして掲載されているwebサイト
- 13 まとめ:強調スニペット掲載を狙うなら、Youtube動画!?
強調スニペット(Featured Snippets)とは?
強調スニペット(Featured Snippets)とは、Google検索において、キーワードが質問であると認識された場合、その答えとなる情報を検索結果の上位に強調表示してくれる機能をさします。
たとえば、
Googleで、「強調スニペット」と検索をしてみてください。
検索結果で、このような表示がされるかもしれません。
これがまさに、強調スニペットです。
強調スニペット が 何かの質問をして、それに対する回答のwebページが表示されています。
通常、ここは、表示のされ方は、異なりますが、リスティング広告などが出てきます。
「マンション購入失敗しない」というキーワードでgoogleで検索した結果のイメージをつけておきますが、このようなかんじで、リスティング広告が出てきます。
実は、強調スニペット は、2019年ごろから、非常に有力なSEO対策とされています。2020年には、WebサイトのSEO、あるいは、コンテンツマーケティングをされている方なら、「強調スニペット」という言葉は、日常的に聞く言葉になっていると思います。
強調スニペットは、自分で申請、設定して掲載してもらえるものではない
強調スニペットとして、Googleに掲載してもらうことは簡単ではありません。
というのも、そもそもの話、2020年3月時点で、
ご自分のページを強調スニペットとして設定することはできません。Google では、ユーザーの質問に対する回答がページに含まれていることをシステムで判断し、その結果を強調スニペットとして表示します。
引用:search consoleヘルプ 検索結果での強調スニペット
https://support.google.com/webmasters/answer/6229325?hl=ja
と記載しています。
それゆえ、直接的に、強調スニペット に、自分のホームページを表示させることはできないのです。
強調スニペット は、すべての検索キーワードで表示されるものではありません。
強調スニペットの表示形式の種類は?
強調スニペットの表示形式には、いくつか種類があります。
- 画像と文章
- 表
- リスト(順番)
- 動画
このような、表示パターンが、強調スニペットにはあります。
そのため、裏を返せば、この要素がないと、強調スニペットには、掲載されないということになります。
ちなみに、この中で、コンテンツとして、圧倒的に作りやすいのは、動画ですね。
たとえば、
「カーブの投げ方」
とググッて見てください!
動画が並んでくるはずです。
質問に対しての回答として、非常にわかりやすいコンテンツとして、動画は使いやすいのです。
ちなみに、画像と文章のコンテンツがないわけではないです。
それでも、動画が勝ちます。
そして、当たり前ですが、動画は、Youtube(ユーチューブ)ですね。
【少年野球質問箱】カーブの投げ方を教えてください(後編)
https://baseballking.jp/ns/181964
のような大手のwebメディアが作っているQ&Aコンテンツよりも、動画コンテンツのほうが、強調スニペット として、上位掲載されていることを把握しておいてください。
強調スニペット 非表示 方法
この項では、強調スニペット として、表示させない方法を解説します。
強調スニペットによって、ページの表示が1位になっても、クリック率が下がってしまうこともあるからです。クリック率が下がるのは、オーガニックに見えないからかもですね。
そこで、ページの全文や、特定の文章が、強調スニペットに表示されないように設定する方法を記載します。
強調スニペットを非表示にする方法は、3つ。
基本的には、HTMLでマークアップして、強調スニペットを非表示にする方法です。
- nosnippetタグ
- data-nosnippetタグ
- max-snippetタグ
を使ってのマークアップです。
Googleのマークアップポリシーに記載があるので、詳細は、そちらを参考にすると正確ですね。
もっとも非表示設定が簡単なのは、nosnippetタグですね。
ページ全体にかかるので、手間なくて、便利ですよ!
nosnippetタグ 設定方法
nosnippetは、特定の記事を強調スニペットとして表示されないようにするタグです。
<head>タグ内に、以下のメタタグを記載して下さい。
<meta name=”robots” content=”nosnippet” />
メタキーワードやディスクリプションと並列でかまいません。
data-nosnippetタグ 設定方法
data-nosnippetタグは、強調スニペットとして、表示させたくないテキストの指定で設定するタグです。
ページの一部分だけを強調スニペット非表示にしたいときに、data-nonsnippet属性をつけて囲みます。
<p><span><div>といったタグの属性として使えます。
max-snippetタグ 非表示の設定方法
max-snippetを使えば、強調スニペットで表示されにくくなります。
max-snippetは、強調スニペットとして認識される文字数を制限できるからです。
max-snippetタグの設定方法は、<head>内に、メタタグで記載します。max-snippetで、文字数を10文字までとしておけば、オッケーです。
<meta name=”robots” content=”max-snippet:10″>
というようにメタタグで入れます。メタキーワードとかメタディスクリプションと並列で書いておくのです。
似て非なるもの:ナレッジグラフとは?
ナレッジグラフとはなんでしょう。強調スニペット とは、掲載のされ方も違えば、実はロジックも違うのが、ナレッジグラフです。
ナレッジグラフは、絵で見たほうがわかりやすいので、以下を見てください。
仲間由紀恵 という女優さんの名前で検索してみました。
ナレッジグラフは、Googleの検索アルゴリズムの一つです。
人や企業名、商品名、作品、場所といった物事についての情報をサマリー表示してくれる機能で、キーワードに対して、Googleが適切だと判断した情報を表示するものです。
ナレッジグラフも、それゆえ、自分で掲載してください!とGoogleに申請したからできるものではありません。
ちなみに、Googleが、間違った情報をナレッジグラフに出していた場合は、Googleに報告することで、修正してもらうことは可能です!
住所とかが古い企業情報とかが、その典型例かもしれませんね。
強調スニペット 出し方 キーワード とは?
強調スニペットとして出す方法を簡単に解説します。強調スニペットは、コンテンツとキーワードとの紐付けなので、お金を払えば、強調スニペットとして出されるものではありません。
しかし、強調スニペットとして出す方法としては、まったくないわけではありません。要するに、キーワードとコンテンツの関係性が重要になるので、ページ内で、メインとなるキーワードの調査が大切なのです。
強調スニペットとして、表示されやすいキーワードは、以下のパターンになります。
なぜなら、Googleが、検索キーワードを、質問 として、とらえやすいからです。
- XXとは?
- XXの手順
- XXの方法
- XXの値段
といったキーワードで検索すると、強調スニペットは表示されやすくなります。
そもそも、Googleは、検索サービスにおいて、すばやくユーザーが求める答えを提供する、というのを目的としています。
それゆえ、強調スニペット は、検索ユーザーに対して、わかりやすく回答を表示させている方法なんですよね。
強調スニペットに表示されると期待される効果
強調スニペットに表示されると、こんな効果が期待されます。
- アクセス数の増加
- 検索結果での順位の向上
- webページ、コンテンツの信頼性上昇
特に、アクセス数の増加は、想像してみてください。
もちろん、検索キーワードによって、表示回数はかわるのですが、それでも、大きなアクセス数につながりそうですよね。
SEOで、検索結果の1位になると、クリック率は、20%くらいはあるといわれます。
参考:SEOラボ 検索順位別クリック率(CTR)と年代別推移まとめ
https://seolaboratory.jp/29132/
表示回数が、仮に1万回の検索キーワードなら、2,000回のクリックがされるということです。これは、相当な自分のwebサイトのアクセスアップにつながりますよね。
強調スニペット 設定 出し方 考察
強調スニペットとして表示されたい!
そう思いますよね。
しかし、前述のとおり、Googleの公式発表では、その方法はありません。
ですが、あきらめられないですよね。
そこで、基本に立ち返って、Googleが求めるように、しっかりとコンテンツを作っていけば、きっと、強調スニペットに掲載されるはずです。
そこで、自分のWebサイトを強調スニペットに表示させるための設定、方法をまとめていきます。
- Googleサーチコンソールに登録する
- 画像+文章、表、動画、順位のコンテンツを作る
- Webサイトを構造化マークアップする
- webサイトをわかりやすい日本語で作る
- 簡潔でわかりやすく、正しい情報を記載する
- タイトルタグとh1タグに、キーワードを入れる
- 検索キーワードの回答になるwebサイトを作る
- FAQ、Q&Aコンテンツを充実させる
Webサイトを強調スニペットに表示させる方法の基本は、上記になります。
先に、少し触れましたが、Youtubeで、動画をあげていく、というのも1つの方法だと思います。
そして、意外と、ここはねらい目ですね。
ちなみに、強調スニペットとしてGoogleで掲載されても、変更されてしまうこともあります。Googleは検索アルゴリズムを都度アップデートさせていますからね。
ただ、逆を言えば、今は、掲載されていないコンテンツも、強調スニペット として、表示される可能性もあるのです。
前向きに、Googleが求めるような、ユーザーにとってメリットのあるコンテンツ作り、そして、Googleに伝わるwebサイト作りをしていきましょう!!
ただ、強調スニペットで、表示されるwebサイトは、検索結果で上位のwebサイトです。
10位以内には入れるような検索キーワードに対して、検討をしてみてください。
リッチリザルトとの違い
強調スニペットは、リッチリザルトの話と、混同されがちなので、強調スニペットとリッチリザルトとの違いを解説します。
リッチリザルトは、検索結果の表示で、画像が出てきたり、動画が出てきたり、FAQ形式のボックスになったり、日時が出たりする、いわゆる、検索結果の表現です。
通常のテキストの検索結果よりも、リッチ!という結果(リザルト)のことですね。
そして、このリッチリザルトは、webサイト側で、ある程度は、掲載されるような内容をコントロールできます。
Google向けに、構造化マークアップして、データを渡せれば、リッチリザルトになります。しかし、前述のとおり、強調スニペットは、webサイト側では、掲載や表示内容のコントロールはできません。
リッチリザルトは構造化マークアップによって表示の仕方をコントロールできるので、そこがいいですよね。
とはいえ、ぜったい、Googleの検索結果で、リッチリザルトになるというわけではありませんので、誤解のないように。
あくまで、掲載方法がコントロールできる!というかんじです。
強調スニペット 種類 どういう表示がされるか?
強調スニペットの表示のされ方の種類について解説します。
- テキストと画像
- 箇条書き
- ナンバーリスト
- 動画(ユーチューブ)
といったかんじで、強調スニペットは表現されます。
つまり、1つの可能性として、強調スニペットに掲載されたいなら、箇条書きのでリストや表は、UL形式で作ることだったり、番号を触れるようにコードを書いたりしたほうがいい!ということです。
ちなみに、前述のとおり、「XXの仕方を教えてください」の答えになるような、ハウツーもののコンテンツも、強調スニペットの対象となります。
ハウツーコンテンツを作っていくことも大事!というわけです。
強調スニペット 解説 動画
強調スニペットについて解説している動画を一挙ご紹介。
ミエルカチャンネルなどは、業界情報なので、非常に、興味関心の高い人が多いかもしれませんね。
ブログなど、アクセスを稼ぐ!トラフィックの最適化をしたい際などに、強調スニペット対策はいいみたいですね。
強調スニペットとして掲載されているwebサイト
考えてみたのですが、強調スニペットとして掲載されるには、そもそも、現状、強調スニペットで掲載されているwebサイトは、参考になるはずです。
そこで、強調スニペットとして掲載されているwebサイトをいくつかまとめます。
*2020年3月11日時点
クリック率 で 検索したら、以下のページが、強調スニペットで掲載されました。
https://support.google.com/google-ads/answer/2615875?hl=ja
自社サービスですから、当然かもですね。
イタリア政府観光局(ENIT)公式サイト
イタリア 気候 で 検索したら、
以下のページが、強調スニペットで掲載されました。
http://visitaly.jp/climate
公式サイトとしての権威性が効果でていると思います。
カブコム証券
市場外取引 で 検索したら、
以下のページが、強調スニペットで掲載されました。
https://kabu.com/glossary/kabu3084.html
FAQのページが上位に出てくるのは、強調スニペットとしては、わかりやすい話ですね。
こうしてみていくと、権威性の高いwebサイトが多いイメージです。
ほかにもNHKのサイトなども出てきます。
まとめ:強調スニペット掲載を狙うなら、Youtube動画!?
強調スニペットに掲載されれば、検索からのアクセス数は増加するでしょう。
それゆえ、強調スニペットの表示を目指していくべきです。
しかし、ブラックな方法では、強調スニペットでは掲載されません。
また、強調スニペットに掲載してほしい!とGoogleに申請しても掲載されるものではありません。
そこで、webコンテンツを検索キーワードに対応した答えになるように作ること、webサイトのマークアップはGoogleに伝わるように、しっかりと作ることが重要です。
特に、後者の部分は、web制作会社などにしっかりとお願いしたほうがいいかもですね。
コンテンツは、情報を簡潔にわかりやすく、明確な日本語で記載することも重要です。
しかし、なかなか難しい!と感じるかもしれません。
そこで、強調スニペット掲載を狙うなら、Youtube動画というのも1つの方法です。このようなSEO対策は、まだまだ、下火です。
強調スニペット掲載を狙って、Youtube動画のコンテンツ化を継続していくのも1つのコンテンツマーケティングのトレンドになるかもしれませんね。
検索意図をくんだコンテンツ制作は、キーワードマップで作る!?