2020年になってから、スマホアプリ(ネイティブアプリ)の開発、広告は、大きな変革の時を迎え始めています。その理由は、LINE ミニアプリ の登場による影響です。
LINE ミニアプリは、LINEアプリ内で 提供できる スマホアプリ サービスです。
なぜ、これが大きな改革になるのでしょうか?
その理由は、
- スマホアプリ 開発 コスト 削減
- スマホアプリ DL促進広告 不要
という点で、大きなコストカットにつながるからです。
LINE ミニアプリ の 登場で、今までは、数百万円~数千万円かかっていたスマホアプリの開発、広告が、
一気に、そのコストが下がります。
システム開発会社、広告代理店の収益が減少するのです。
海外、中国では、WeChat(微信) ミニアプリ が有名ですが、wechat は、すでに10億以上のアカウントがあるため、PRもしやすいプログラムになっています。
日本国内では、LINEミニアプリ(LINE Mini app)が、ネイティブアプリ開発における大きなレボリューションになっています!
ということで、今回は、LINE ミニアプリ について、解説します!
LINE ミニアプリ とは
LINE ミニアプリは、2019年6月の「LINE CONFERENCE2019」において発表されたLINE株式会社が提供する、アプリのプラットフォームです。
LINE ミニアプリ公式ホームページ
https://www.linebiz.com/jp/service/line-mini-app/
このLINE ミニアプリは、各企業や店舗、一部個人が提供できるアプリサービスで、LINEのアプリ内で、ざっくり以下のことができます。
- サービス紹介
- 予約
- クーポン発行
- ポイントカード
- 支払い
- EC
- お知らせ配信
- メッセージ配信
LINEは、日本国内のLINEアプリの月間アクティブユーザーで8,300万人超います。
*2019年第4四半期決算発表より
この中で、いろいろなサービスを提供できるように作られたアプリサービスが、LINE ミニアプリになります。
ちなみに。
- LINEpay
- LINEデリマ
- LINEゲーム
- LINE漫画
なども、ミニアプリですね。
2020年夏にはたくさんのLINEミニアプリが登場してきています!
LINE ミニアプリ メリット
LINE ミニアプリのメリットは、以下のことになります。
- 開発コストの削減が可能
- 消費者に 新しいアプリのインストールを促す必要がない
- アプリ ダウンロード促進広告のコスト削減
- LINE 機能 活用が可能
この4点が、LINE ミニアプリのメリットです。
LINE ミニアプリ デメリット
こんなにいいことばかりの、LINE ミニアプリ。
ですが、デメリットもあります。
LINE ミニアプリ デメリットは以下です。
- 細かい機能カスタマイズができない
- インストール用のアフィリエイト広告ができない
- LINE ルール に従わないといけない
- LINE 承認が必要
- LINE Front-end Framework の理解が必要
とはいえ、ですけどね。
最後の LINE Front-end Framework は、LINEの開発用フレームワークです。
LINE Front-end Framework
https://developers.line.biz/ja/docs/liff/
この辺を読んでおくと、技術的な把握はできると思います!
LINE ミニアプリ と LINE公式アカウント との違い
LINE ミニアプリ と、LINE公式アカウント(旧LINE@)との違いはなんでしょう。
基本は機能の違いです。
あとは、導線の違いです。
LINE ミニアプリ は、LINEのホーム画面から立ち上げます。
LINE公式アカウントは、お友達追加&LINEトークで使えます。
いずれにせよ、この2つは、機能的に異なるので、勘違いが起きないようにしておきましょう。
LINE ミニアプリ どうやって作れるの?
2020年7月1日現在では、Lineミニアプリは、勝手には作れません。
LINE側での事前審査、承諾があって、はじめて、開発、そして、リリースとなります。
最初に、サービスの概要をまとめて資料を作る必要が出てきます。
公式サイト内から、LINE ミニアプリの問い合わせをすることが可能です!
LINE ミニアプリ できること
LINE ミニアプリ で、できることをまとめていきます!
LINE ミニアプリ 予約機能
LINE ミニアプリ内に、予約フォームを設置すれば、日時入力で、予約ができるような機能になっています。
ちなみに、こちら、スシローなどが活用しています!
LINE ミニアプリ お知らせ プッシュ通知
簡単に言うと、プッシュ通知で、ユーザーにお知らせ配信できます。
LINEのメッセージ配信と、とくにかわり映えはないですね。
お支払い機能
LINE pay決済で、EC機能を提供できます。
クーポン
クーポンの配信、管理のできる機能ですね。
ポイントカード機能
ポイントカード機能は、いわゆる、スタンプカードというかんじの機能です。
リピーター促進につかえる機能ですね。
LINEミニアプリ 事例
LINE ミニアプリ の 事例をいくつか、ご紹介していきます!
随時、こちらの事例は、追加更新していきます!!
anybot(エニーボット)
実は、以前に、ご紹介しているチャットボットのサービスです。
無料で問い合わせの自動化!anybot(エニーボット) webチャットボット
このanybotがあれば、
- 自動接客
- 自動案内
- EC決済促進
- 予約促進
が可能です。
面白いのは、顧客データの自動分析も可能なことで、自動化に役立ちます!
おくすりPASS FAST
株式会社アイセイ薬局が提供するLINEミニアプリのサービスです。
処方箋を写真でとっておくると待たないで済む!というサービスですね。
参考)共同通信PRワイヤー
LINEから「調剤予約」ができる LINEミニアプリ版「おくすりPASS FAST」スタート | アイセイ薬局のプレスリリース
https://kyodonewsprwire.jp/release/202005199996
調剤完了のお知らせを、LINEのメッセージで受け取れるので、高齢者やお子さんが小さいお母さんにとっては、結構便利なサービスですね。
多くの薬局が普通のスマホアプリ(ネイティブアプリ)で提供していますね。
ルイ・ヴィトン ECアプリ
あの、ルイ・ヴィトン ECアプリは、LINEミニアプリでも展開しています。
LINEミニアプリでできることは
- EC(お買い物)
- ほしいものリスト
- 贈り物リスト
の機能です。
欲しいものや送りものを、LINEのお友達にシェアできるので、おねだり!ギフトにいいかもですね。
PAL CLOSET
PAL CLOSETは2020年2月にアパレル業界初の、LINE ミニアプリをリリース。
参考)PRTIMES
アパレル業界初 LINEミニアプリの先行事例として【PAL CLOSET】をリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000401.000011430.html
PAL CLOSETでは、以下の機能を提供しています。
- 会員証
- 購入明細(レシート)
- コーディネート
- EC
ができます。
PAL CLOSET LINEミニアプリ URL
https://www.palcloset.jp/shared/line_mini/
スマホで、上記URLは、見たほうがいいです!
まとめ:LINEミニアプリ スマホアプリ開発で大注目!
LINEミニアプリ いかがでしたでしょうか?
LINEミニアプリについての理解が深まったと思いますが、
2020年後半、どんどん、新しい事例は出てくることでしょう。
こうなってくると、LINE公式アカウント の 構築も重要ですね!
お友達が増えれば増えるほど、結果的に、LINEミニアプリ の活用も増加することが考えられるからです。
wechatでの、ミニアプリの利用が、とても大きいので、LINEミニアプリも確実に増えてくるツールになるでしょう。
そもそも、EC機能をもっているという点で、今後の活用は、事例がどんどん増えていくはずです!
LINEミニアプリ、今後も目が、はなせませんよ!