SDGsとは 企業 の 取り組む SDGs 事例 など まとめ 2030 への 国際目標

日経新聞 や ビジネス番組 ネットニュース で、取り上げられる SDGs 。この キーワード 何を意味するか、意外と知らない人も多いので、今回は SDGsについて 簡単に解説していこうと思います。

SDGsは、生活、生活様式、企業の生産活動の見直しを促す目標で、国際的なテーマになっている指標です。

身近なところだと、2020年7月1日~、スーパー、コンビニなどで、ビニールのプラスチック製買い物袋の有料化が義務化されましたね。これは、この SDGs達成 に向けての動きになっています。

今回は、そんな SDGs について 企業 の 取り組み 事例 も紹介しながら、解説していきます。

SDGs エスディージーエスとは

SDGsとは、国連サミットで2015年9月に採択された国際目標です。

SDGs(持続可能な開発目標)は、この言葉のとおり、持続、すなわち、維持が可能な改善目標のことをさしています。

いわゆる、エコ、自然共生だけでなく、教育、健康といった分野、経済成長といった分野にも目標を置いている指標で、ビジネス界でも非常に重要視されています。

SDGsは、17の目標、169のターゲットから構成されています。

そして、これらの目標達成を2030年までにしよう!として、国際的に活動が促されています。

参考)
SDGsとは?
外務省:JAPAN SDGs Action Platform
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html

日本でも、SDGsについては、本格的に推進されています。

2016年5月に総理大臣を本部長,官房長官,外務大臣を副本部長とし,全閣僚を構成員とする「SDGs推進本部」を設置し,国内実施と国際協力の両面で率先して取り組む体制を整えました。

引用 外務省:JAPAN SDGs Action Platform
日本政府の取組
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/effort/index.html#promotion

また、SDGsは、デロイト トーマツ コンサルティングが2017年に算出した、SDGs関連ビジネスの世界市場規模でいうと、1つの目標に関連するビジネスの規模は、約70兆~800兆円に上る試算が行われている市場規模になっています。

SDGs達成度 日本は17位

2020年の8月段階での達成順位です。世界166カ国の中で、17位。

1位は、ちなみに、スウェーデン。

2位は、デンマーク。3位が、フィンランド、4位にフランスです。

日本は、「質の高い教育」、「産業と技術革新の基盤」、「平和と公正」が達成基準です。

しかし、

  • ジェンダー平等
  • 気候変動対策
  • 海の豊かさ
  • 陸の豊かさ
  • パートナーシップ

において、最低の評価でした。

参考:日経ESG
https://project.nikkeibp.co.jp/ESG/atcl/news/00099/

SDGs 17 の 目標

SDGs 17 の 目標 は、以下のようなものがあります。

上から順番に、目標の番号と連動しています。

  1. 貧困をなくそう
  2. 飢餓をゼロ
  3. すべての人に健康と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに
  5. ジェンダー平等を実現しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  8. 働きがいも経済成長も
  9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  10. 人や国の不平等をなくそう
  11. 住み続けられるまちづくりを
  12. つくる責任 つかう責任
  13. 気候変動に具体的な対策を
  14. 海の豊かさを守ろう
  15. 陸の豊かさも守ろう
  16. 平和と公正をすべての人に
  17. パートナーシップで目標を達成しよう

先に記載しましたが、日本の場合、圧倒的に、自然破壊系、性別による格差、パートナーシップ(共同)が弱いですね。

文化といえば、文化なのかもしれませんが、コミュニケーションスキルの問題が大きいような気はしています。

企業 の 取り組む SDGs 事例

企業側も、SDGsの対応は、結構積極的です。国や自治体が、少しずつでも展開を促しているのも背景にあります。

しかし、SDGsは、働く人々の生活にも密着するので、企業が取り組むことは、非常にいい方向になります。

消費者にも具体的に伝わりますからね。

そこで、いくつか、企業が取り組んでいるSDGsの事例をご紹介します。

大丸有SDGs

大丸有SDGs ACT5 公式サイト
https://act-5.jp/

三菱地所が、有楽町で行っている取り組みで、自然と人々が共存する環境を無理なく保ち続けるために、都市の持続可能性を考えるきっかけを作ろうとした映画祭です。

なぜ、大丸有かというと、大手町・丸の内・有楽町(以下「大丸有」)エリアの頭文字をとっているからです。

映画祭は2020年8月31日から9月5日の6日間でした。商業施設や公共空間、コワーキングオフィスなど計12ヵ所に、期間限定のシアターができ、上映される映画は24作品。

SDGsに取り組む団体と賛同者をつなぐクラウドファンディング

SDGs Action 公式サイト
https://www.sdgs-action.jp/

SDGs Actionは、クラウドファンディングを通して、資金援助をしてもらえるプラットフォームの提供をしています。

SDGsの取り組みを支援するため、SDGsプロジェクトと賛同者とをマッチングさせ、より、多くの人につながるような仕組みづくりをしているようですね。

クラウドファンディングなら、多くの人につながる可能性があるため、わかりやすいですよね。

ただ、面白みの演出は難しいかもしれませんね。

資生堂 新ブランドBAUM バウム 森林との共生

資生堂 BAUM 公式サイト
https://www.baumjapan.com/baum/index.html

資生堂 バウム ブランドコンセプトは、「樹木との共生」。

日本が目指すべき、SDGsの目標として、陸の豊かさも守ろうがあります。これを促している動きのわけです。

資生堂 バウムは、2020年3月、新しくできたスキンケアブランドで、27種類のラインアップのうち、一部の商品の容器に、家具工場で余った木材を使用しています。

わかりやすく、樹木を生活にいれていく取り組みなんですよね。

ナチュラルコスメ領域が、ニーズの高まっている中、しっかりと、そのブランドコンセプトを打ち出せている商品ですね。

防腐剤やシリコン、合成着色料を使わない。シンプル重視のナチュラルを提唱しているスキンケアブランドになっています。

まとめ SDGs 全体像把握→国際目標を達成への動き方は?

いかがでしたでしょうか。

SDGsという言葉をよく聞く!という人でも、17の目標をそらんじることが出来る人は少ないです。

そんな中でも、先進的な企業は、上記のような取り組みを進めています。

認知拡大も重要な要素なので、知ることで、変わってきて、結果、目標を包括的に達成できる!なんてこともあります。

SDGsに関しては、国際的な流れに準じるものです。日本だから、企業だから、とかではなく、消費者ひとりひとりの意識、課題を解決していこう!という行動が重要ですね。特に、性差別などは、そこが大きなポイントの1つでもあると思っています。

ただ、SDGsは、わかりにくい日本語で翻訳されているし、数も多いのは、事実です。SDGsを知り、全体像を把握していくことから、始めるのがいいと思っています。

SDGsは、知る機会がなかなかないというのもあるために、最近では、なぜか、ゲーム関連とSDGsの話が一緒に動くのが多いですね。

ゲーミフィケーションでわかりやすく、ということなんでしょうが、それがいいのかどうか、定かではないですが。

また、タレントを活用して啓蒙も多いですね。SDGsという言葉の認知が低いのもあるのでしょうが、17つもあると、覚えきれないですからね。

絞って、PRしていくほうがマーケティング的に正しい気もしますが。

メーカー による #デジタルトランスフォーメーション #DX 事例集