いよいよ消費税も増税されるのではないか、となってきた2019年。消費税増税の際には、キャッシュレス決済だと、ポイント還元系のサービスがされる想定です。
昔は、クレジットカードは使わない派、みたいな話もありましたが、もはや、今では、それどころではない話になってきましたよね。
楽天ペイ、メルペイ、PayPay(ペイペイ)など、スマホ決済のサービスは続々と増え続けています。
そんな中、楽天インサイト社が、2019年6月27日に、2019年上期時点でのキャッシュレス決済に関する調査を発表しました!
男性20~30代の約5割がスマホを使ったの決済サービスを利用
日常の買い物(除くEC)や飲食などで利用する決済手段と、その中で最も利用する決済手段を聞いたそうです。
その回答の結果、
- 現金:91.7%
- クレジットカード:85.0%
- 商業系カード型電子マネー(nanaco、WAON、楽天Edyなど):48.8%
この順位だったそうです。普及量に応じて、ということでしょうか。
そして面白かったのは、決済に利用する手段で
スマートフォンを利用した決済サービス(PayPay、LINE Pay、楽天ペイなど)を、
男性20代~30代の約5割、そして、女性20代の約4割が使っていることでした。
若い世代には、このスマートフォンを利用した決済サービスは浸透してきているようですね!
現金を使う理由は?
では、なぜ、現金で決済をするのか。
これの回答が、いつもの「現金以外の決済手段だとお金を使いすぎてしまうから」が一番多い回答で、43%の人が、そういう回答をしていました。
ただ、約20%の人が、現金以外の決済手段はセキュリティに不安がある、と思っていて、現金で決済をしているそうです。
キャッシュレス決済の普及には、このセキュリティへの安心安全が求められそうですね!
現金以外の決済を使う理由は?
逆の回答で、現金以外の決済を使う理由でもっとも多かったのは、
- ポイントが貯まるから:87.6%
- スムーズに支払いできるから:68.1%
という順番で、結局、お金的に得するから、という部分と、支払いが簡単というところが支持されているようです。
どこで、キャッシュレス決済を使用しているのか?
カード型電子マネーやスマホを利用した決済サービスを使っている人に、どんな場所・サービスで使っているかを調査したところ、
- 飲食店:44.9%
- ディスカウントストア・ホームセンター:26.7%
- 自動販売機:26.4%
という順位でした。
結局、1,000円以下の決済のときに使われるケースが多いようですね!!
実際に、この調査でもクレジットカード、デビットカード、交通系カード型電子マネー、商業系カード型電子マネー、スマートホアプリを利用した決済サービスを利用する人に平均利用金額を聞いたところ、
交通系カード型電子マネー、商業系カード型電子マネー、スマートフォンアプリを利用した決済サービスでは1,000円未満の少額決済の割合が6割以上ということでした。
反対に、クレジットカードは、平均支払い金額が1,000円未満の決済は13.0%。圧倒的に少なく、1,000円以上の決済が87.0%という結果でした。
なお、この調査は、楽天インサイト株式会社(本社:東京都世田谷区)が、キャッシュレス決済に関して、インターネットで調査をした内容です。
この調査は、2019年5月22日(水)と5月23日(木)の2日間、楽天インサイトに登録しているモニター(約220万人)の中から、全国の20代から60代の男女1,000人を対象に実施したデータになっています。
ちなみに、ここで定義するキャッシュレス決済のキャッシュレスは、クレジットカードや電子マネー、口座振替を利用して、紙幣・硬貨といった現金を使わずに支払い・受け取りを行う決済方法すべてのことをさしているそうです。
考察:キャッシュレス決済は普及し始め!飲食店では導入すべき
調査結果を見ていると、この時代の流れはすごいですね。キャッシュレス決済は確実に普及してきています。そして、より、進捗があるのは、スマホアプリ系の決済です。
メルペイ、楽天ペイ、PayPayなどのアプリ系決済サービスは、どんどん伸びていくのでしょうね。
この調査から導き出されることとしては、以下が考えられます。
- 飲食店はキャッシュレス決済ができるようにするべき
- 若者向けサービスはキャッシュレス決済が必須
- 1,000円以下の商品があるお店の場合は、キャッシュレス決済は必要
- クレジットカード決済してくれるユーザーを獲得することが重要
というところです。
最後の部分は、ビジネス的に高額決済ユーザーを増やさないと、ビジネスが成立しにくいので、そのようにいれています。
ですが、もう一歩踏み出すと、こんな見え方も考えられます。
- スマホアプリ決済で、1,000円以下の決済はしてもらいやすい
- 特に、飲食系サービス
となると、屋台などは、キャッシュレス決済サービスと相性はいいんでしょうね。
デジタルコンテンツの販売なども、本屋さんを通して行えるようにするのであれば、この少額決済+キャッシュレス決済で、申し込み促進のプラットフォーム、場所として市場が見えてきそうですね。
出典元
楽天インサイト
2019年6月27日 キャッシュレス決済に関する調査
https://insight.rakuten.co.jp/report/20190627/