BIツールとは? メリット 主なツール 利用シーン をご紹介

BIツール について解説していきます!BIツールとは、膨大なデータを整理し、そして分析して、表示するツールです。BIツールは、表やグラフになっていて、経営判断、マーケティングの判断、事業判断などに使うダッシュボードです。意思決定のためのデータを整理できるツールのことです。

近年、BIツールは大事だ!なんて騒がれていましたが、導入が難しくて、結局、人間系でやっている企業や団体が多いです。しかし、2024年になって、それも風向きが変わってきています。そこで、今回は、BIツールとは 何か?を徹底的に考えてご紹介していきます。

BIツールとは

BIツールとは、政府や、自治体、企業、団体などが持つ、さまざまなデータを収集し、分析して、わかりやすく表示するツールです。

もともと、BI自体は Business Intelligence の 略称です。ダッシュボードとして活用して、数値データをもとに、経営判断をする方法全体を指していました。それを行いやすくするツールとして、BIツールとなりました。

BIツールは、え、なんで、こんなものに、お金がかかるの?というくらい物自体の表示内容は、シンプルであったりします。当たり前です。もとは、データですからね。

BIツールは、データの収集と、分析、表現をしてくれるツールなので、以下の要素が大きいです。

  1. リアルタイム
  2. 計算
  3. 大量データの処理
  4. フォーマット化

それゆえ、いいBIツールになればなるほど、表示される画面の中身自体は、シンプルな画面になってきます。

BIツール導入で、企業は、いままで、経営企画室などが作っていたデータのまとめレポート、そして、データ加工が不要になります。そして、webを介して、いつでも、どこからでも、そのデータを見たり、編集して、表現を変えたりできるようになります。

スマホや、タブレットとかで、オフィス以外からだって見れます。IP制限とかをかけて、VPN経由で見るようにしたりすれば、セキュリティも安心ですしね。

BIツール と エクセル 管理 違い

BIツールがないと、だいたい、エクセルや、パワーポイントなどで、データをまとめたり、分析していたりします。

ITが進んでいない会社の場合、データの管理・分析方法のツールは、Excelが多いんですよね。

BIツールが導入されると、当然、業務の効率化・省人化省力化、高度な分析ができるようになります。

なぜなら、Excelを活用する方法は、データがリアルタイムではないです。データの鮮度が違います。さらに、データ量も、せいぜい10万件がいいところです。そして、さらに、エクセルの場合、エクセルが得意な人じゃないと、データをまとめられません。俗人化もいいところです。

いませんか?部署に1人。エクセルが得意な人。そういう話になっちゃうんです。

BIツールは、これらすべての課題を解決します。

  1. 鮮度のいいデータ処理
  2. 大量データの処理
  3. 編集スキルは低くてもできる

BIツールの場合、テンプレートも豊富です。エクセルのようなスキルは不要です。ダッシュボードやレポート出力の機能により、印刷にも適した、いいかんじの資料ができます。
会議資料はきれいじゃないと、だめ!という上司対策にも最適です。BIツールを使うからといって、データの入力が手入力だったら、結局は意味ないですけどね。

BIツール メリット

BIツールのメリットについて解説します。上記で書いたように、エクセルとの違いで、十分メリットのイメージつくと思います。

BIツールがあれば、企業はデータを効果的に活用できますし、データに基づいてプレゼンなどもできるので、営業トークやマーケティング戦略に説得力が増します。しかも、データが自社のものなので、他社との差別化も!結果的に、それは競争力を高めてくれます。

BIツールの主なメリットをまとめていくと。

  1. 意思決定の迅速化
  2. 意思決定の精度向上
  3. 業務効率の改善
  4. コスト削減
  5. 競争力の強化

が出てきます。

それぞれ説明しますね。個別に。

意思決定の迅速化

BIツールは、企業のデータをリアルタイムに収集します。なので、データ収集スピードが速い。そのうえ、グラフや表で、視覚化できます。観点を変える編集も、BIツール上でサクッとできます。

データを読み解く側も、わかりやすいので、結果、意思決定が速くなります。

というわけで、BIツールがあると、速いんです!

意思決定の精度向上

当然ですが、意思決定の正誤はあります。しかし、精度は上がります。なぜなら、元となる資料の間違いがなくなるからです。

  • データの収集ミス
  • そもそも、データに時差ができて変わってきてしまった

こういうことがなくなります。

また、経営層や部門のマネージャーなど、読む側も、複雑なデータ分析の必要がなくなるので、フラットに、判断しやすくなります。

プレイングマネージャーの立場で考えてみてください。あれもこれもとくる中で、できますか?冷静な判断。

BIツールなら、情報の配置にもよりますが、重要なインサイトの把握もしやすくなります。

あ、あと、当然ながら、社外のデータに対しても、同じです。環境の変化に対して、迅速に対応できやすくなります。だから、意思決定の精度向上につながるんです

業務効率の改善

BIツールは、データの収集、整理、分析を自動化することで、手作業やスプレッドシートを使った時間のかかる作業を削減します。これにより、データチームや管理職が重要な業務に集中できるようになり、全体の業務効率が向上します。

コスト削減

BIツールを導入することで、データ分析にかかる人件費や外部コンサルティング費用を削減できます。また、リアルタイムでのデータ監視や分析により、無駄な支出やリソースの浪費を防ぐことができるため、全体のコスト削減にも寄与します。

人はお金がかかるものです。見えない労務費、本当は???なんてことが多いのですから、そこのお金がなくなるのもいいですよね。

競争力の強化

このブロックの冒頭でも書きましたが、自社のデータ、オリジナリティの高いデータに基づいで活動するので、競争力は高まります。

また、市場や顧客の動向をリアルタイムで把握できるようになります。その結果、スピーディーに、戦略レベルでの調整が可能になります。

一例ですが、BIツールの分析結果を活用して、マス市場から、ニッチな市場への展開を進める企業もいます。結果として、それがうまくいくかどうかは別ですが、時勢、トレンドにあった展開になるでしょう。それを競争優位性が高いと言わないでしょうかね。

また、データに基づいての行動、言動をする文化にもつながります。BIツールを活用することで、企業全体がデータに基づいた意思決定するようになると、スタッフも自然とそうなってきます。

結果的に、それは、経営層から現場まで、一丸となって、向かっていく姿勢につながっていきます。しかも、全員がデータに基づいて戦略を立てられるようになれば、業務改善意識にもつながります。

それは、新しいビジネスチャンスにもつながることでしょうね。

BIツール 利用シーン

BIツール 利用シーン を簡単にご紹介します。

経営分析

BIツールは、ビジネスの根幹となる経営についての分析が可能なツールです。売上情報や経常利益情報、粗利状況、財務状況などの経営分析のためのデータもまとめられます。そして、可視化できます。

誰だって、右肩上がりの結果を見たいですが、BIツール導入で、それは、難しいときもあるでしょう。ですが、タイムリーに売上情報や経常利益情報、粗利状況を把握できるって素晴らしいですよね!

営業分析

営業は、企業にとって、大事な部署です。なのに、その進め方は、俗人的なうえ、決まったものがありません。そんな営業の業務を科学していくことができるのが、BIツールです。

営業回数、売上、セットで売られているもの、単価、数量、地域別、パートナー別。さまざまな要素をデータ化して、ダッシュボード的に読めるようにしましょう。

そのデータをまとめるのに時間がかかっていては、意味がありませんからね。蓄積されたデータをBIツールで分析し、マーケティングを意識した営業活動を進めていくことが大事です。

人事データ

人事、総務など、管理部でも、各種データをもとに整理できるのが、BIツールです。スキルチェックなどを通して、その稼働量やアウトプットを整理すれば、おのずと、採用すべき人材像が浮かびあがります。

リモートワークの活用などで、データ整理がおざなりになっているケースも多いですが、BIツール導入で、統計分析に基づいた採用、そして、研修の判断ができるようになります。

残業や工数管理にも使えるので、BIツールで、人事システム、勤怠管理システムのデータを活用して、まとめておくといいかもですね。

代表的なBIツール

代表的なBIツールをご紹介します。この時代なんで、セキュリティ意識が高い会社ほど、導入費用が低いクラウド型のBIツールを使っています。

しかも、導入費用も低いのでコスト削減にもつながるんです。ユーザーが多いと、ランニングコストが高くなることもありますが、そこは使い方次第ですね。

代表的なBIツールをいくつか記載します。

Amazon QuickSight

Amazon QuickSight 公式 ホームページ
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/quicksight/latest/user/welcome.html

Amazon QuickSight(アマゾンクイックサイト)は、AWSのBIサービスツールです。

Amazon QuickSightは、AWSのアカウントがあれば、すぐにできます。メンテナンスとか、アップデートは、AWS側でやってくれます。

当然ながら、AWSにあるデータと連携できます。また、Excelファイルからデータ連携もできるので、DXができていない企業にはいいかもですね。

Microsoft Power BI

Microsoft Power BI 公式 ホームページ
https://www.microsoft.com/ja-jp/power-platform/products/power-bi

Microsoft Power BIは、Microsoft社が提供しているBIツールです。もともと、クラウドサービス、Azuleを押しているのですから、MicrosoftにもBIツールはあります。

MicrosoftのBIである、Power BIには、アプリケーションとしても強みがあります。ダッシュボード作成においては、多くの企業で活用されていますね。

Power BIは使い勝手の良さがいいかんじの評判となっています。

ですが、パワー的には、ちょっと弱いところもありますね。

Looker Studio

GoogleのLooker Studio。これは、イチオシですね!

Looker Studio 公式 ホームページ
https://cloud.google.com/looker-studio?hl=ja

ホームページは、一番、シンプルですが、パワフルな、GoogleのLooker Studio。GoogleのLooker Studioは、ルッカースタジオと読みます。

もともと、データスタジオ、と呼ばれていたサービスが、2022年に改称されたサービスとなっています。

Googleの各種サービスを中心に、800 以上のデータソースに簡単に接続できます。
データを統合できるのは、データをもっていないとできないので、さすが、Google、違いますね。

スプレッドシートなどと同様、URLで権限付与されたメンバー間で共同編集できます。閲覧だけの権限設定もできます。

セキュリティも高いです。

そう BigQuery との連携も魅力的です。BigQuery は、クラウドのデータベースですが、圧倒的なスピードで、データ処理ができます。

テラバイトを上まわるデータ量でも、大丈夫なのが、Looker Studioです。

とにかく速いし、リアルタイムにデータを取れるし。

だから、データマイニングツールとしての活用、シミュレーションツールとしての活用にも踏み込みやすいですね。

まとめ BIツールとは

データに基づく経営判断。このために必要なのが、BIツールです。

数多くの意思決定が必要な現代において、勘で、決めている経営者、経営層は、まだまだ多いです。BIツール活用で、ビッグデータをまとめていきましょう。

BIツールは迅速な意思決定を支援してくれます。

Looker Studioなどであれば、初期導入もしやすいですからね。ぜひ検討をしてみてください。

 

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