電子契約サービスは、便利ですよね。便利ですが、意外と、電子契約のサービスを法人で導入するのはハードルが高いのですよね。
電子契約サービス の 導入ハードルが高い理由は
- システムに運用をあわせる必要がある
- システムコストが高い
- 経営層のITリテラシーが高くない、理解されない
というところが大きいです。
ただ、収入印紙が不要になったり、保管コストが低くなる、などのメリットも大きいのが電子契約サービス。
そこで、導入ハードルをひとつ下げられる、システムコストの安い電子契約サービスを今回ご紹介します。完全無料の電子契約サービス「e-sign(eサイン)」です。
コストが圧倒的に低いので、中小企業経営者におすすめのITサービスですよ!
電子契約サービス e-sign(eサイン) とは
電子契約サービス e-sign(eサイン)公式サイト
https://esign.ee/
電子契約サービス e-sign(eサイン) は、株式会社blockhive(本社:東京都千代田区)が提供するサービスで、2020年4月28日から、本格的に、リリースされたサービスです。
その名の通り、電子契約のクラウドサービスです。
その特長は、なんといっても、完全無料をうたっている電子契約サービスであることですね。
電子契約サービス e-sign(eサイン) は、個人でも法人でも、利用が可能です。
そして、契約締結数の制限もなし。さらに、期間のしばりもなく、無料で利用ができるというサービスになっています。
ちなみに、あとでご紹介もしますが、クラウドサインは、日本での、電子契約サービスでは、有名なサービスですが、だいたい月額2万円~。競合のドキュサインが月々11,000円~。GMOが提供するアグリーも、契約印ベースなら、月額1万円~となっています。
電子契約サービス e-sign(eサイン) は、クラウドサービスなので、スマホにも対応していて、スマホから、電子署名することも可能です。
また電子契約サービス e-sign(eサイン)はブロックチェーン技術の活用で、セキュリティを高めていて、電子署名のログを記録し、改ざんされにくいシステムとなっています。
ちなみに、社長さんの書かれているnote見ていて、思想がいいな!と共感したので、noteのURLも記載しておきます。
一生無料のe-signが、一生無料な理由 -誕生の経緯と想い
https://note.com/brightz/n/nff56989f5a1a
電子契約サービス e-sign(eサイン) 電子署名の仕組み
eサインの電子署名の仕組みは、基本、デジタル身分証アプリxID(クロスID)がベースとなっていて、これが、セキュリティとしてのベースとなります。
というのも、デジタル身分証アプリxID(クロスID)は、マイナンバーカードをベースに、情報入力者、契約書をアップした人を特定して、与信としているからです。
xID(クロスID)は、マイナンバーカードをスマホにタッチさせて、本人認証ができるデジタル身分証アプリで、登録自体は数分で完結できる仕様になっています。
xID(クロスID)公式サイト
https://x-id.me/
名前や住所などの個人情報を入力する必要はなく、さくっとできます。
*スマホの機種には依存するようですが。
ただ、電子契約サービス e-sign(eサイン)では、マイナンバーカードがない場合、メール認証だけでも利用できるようになっているそうです。ここは、与信よりも、利便性重視といったところですね。
とはいえ、xID(クロスID)は、今後、こういった与信事業に力を入れていくようです。
公的個人認証に関するサイバートラスト社との協業に関して
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000037505.html
電子契約サービス e-sign(eサイン) 電子署名の方法
e-sign(eサイン)の利用方法は、簡単なSTEPで完結できるサービスになっているようです。
- デジタル身分証アプリxID(クロスID)でログイン
- 契約書をe-sign(eサイン)にアップロード
- 契約書の送付先のメールアドレスを入力。
- 電子署名者の他に閲覧者の設定も可能
- 最後に、自分で、PINコード 入力 で 電子署名。
- 契約相手に送信
ちなみに、契約の相手先の電子署名が完了すると即時にメール通知もくるそうです。
とっても便利な仕組みですね、e-sign(eサイン)。
電子契約サービス e-sign(eサイン) 開発予定機能
2020年4月28日のリリースされたバージョンでは、電子契約に必要な最低限の機能を備えたバージョンだそうで、今後は
- 契約書ファイルビューワー
- 複数メールアドレス登録対応
- 契約相手方がe-sign未登録時に招待メールを自動送信する機能
順次実装予定だそうです。
e-sign(eサイン)の運営は株式会社blockhive
株式会社blockhiveは、設立は、2012年5月の会社。
株式会社blockhive コーポレートサイト
https://blockhive.ee/
エストニアと日本に拠点をおいているスタートアップ企業だそうです。
出典:PRTIMES
一生無料の電子契約サービス「e-sign」が提供開始 デジタル身分証アプリ「xID」も同時リリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000037505.html
電子契約サービス メリット とは?
e-sign(eサイン)の解説をしてきましたが、そもそもの、電子契約サービスのメリットについて解説します。
まず、電子契約サービスの利用シーンとして把握して欲しいことですが、電子契約サービスは、契約書、発注書、請書、納品書、検収書、請求書といった書類で活用できるものです。そのうえで、以下記載の電子契約サービスのメリットを読んでみてください。
電子契約サービス メリット は、以下の3つです。
- 印紙代、郵送代、印刷代、保管費、人件費 すべてコスト削減
- 業務効率と契約スピードのアップ
- コンプライアンス 強化
電子契約サービスで、コンプライアンスが強化される理由は、改ざんリスクの低減化、保管漏れのリスク削減によって、コンプライアンス違反がされにくくなることです。
紙の契約書の場合、日付が空欄であれば、改ざんなども可能です。物理的な鍵も壊してしまえば、簡単に、取得できます。
もっとあるのは、保管漏れ。あるあるなのは、担当者の机の中に、埋もれていた!というケースなどですね。
保管漏れが発生すると、監査のときなどに、提出できない書類が出てしまうこともありえますからね。
ただ、電子契約サービス メリットで1番大きいのは、印紙代かもしれませんね。
たとえば、請負に関する契約書。
契約書に記載された契約金額が、以下の場合。
- 1万円未満:非課税
- 1万円以上100万円以下:200円
- 100万円を超え200万円以下:400円
- 200万円を超え300万円以下:千円
- 300万円を超え500万円以下:2千円
- 500万円を超え1千万円以下:1万円
- 1千万円を超え5千万円以下:2万円
- 5千万円を超え1億円以下:6万円
- 1億円を超え5億円以下:10万円
- 5億円を超え10億円以下:20万円
- 10億円を超え50億円以下:40万円
- 50億円を超えるもの:60万円
- 契約金額の記載のないもの:200円
参考:国税庁 印紙税
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/inshi/inshi301.htm
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/inshi/7140.htm
200万円の印紙代は、1,000円なので、10契約で、1万円もかかります。
しかし、電子契約サービスの場合、このコストは0円になります。
すなわち、企業規模が大きいほど、コスト削減メリットは拡大します。
また、電子契約サービスのもう1つのメリットは、保管です。
アルバイトなど、大量の雇用契約をする場合など、とても便利です。
人が、1つずつ保管をしていたら、相当な人件費がかかるでしょうが、かからないわけですから、相当大きなメリットですね。
人気 電子契約サービス まとめ
ここからは、人気が出て、有名になっている、あるいは、有名企業の出している電子契約サービスについてまとめていきます。
電子契約サービス 1位? クラウドサイン
クラウドサイン公式サイト
https://www.cloudsign.jp/
TVやタクシーのCMで有名なクラウドサイン。
弁護士ドットコム株式会社が運営しているため、弁護士監修のサービス、というのが、なんといっても、そのセールスポイントですね。
ちなみに、クラウドサインのいいところは、担当者の権限設定が細かくできる点です。
クラウドサインの料金プランが、Standardプランで、月額1万円~
クラウドサインは、すでに、導入している企業もたくさんいらっしゃいます。
以下、事例ページです。こういう使い方があるのだな!とわかりますね。
Googleドキュメント連動 電子契約サービス NINJA SIGN(ニンジャサイン)
NINJA SIGN(ニンジャサイン)公式サイト
https://ninja-sign.com/
日本人は、忍者好きだな、と思うネーミングですね。ニンジャサイン
NINJA SIGN(ニンジャサイン)は、契約書のテンプレートやドラフトの編集をGoogleドキュメントで管理する仕組みになっています。
そのため、利用しやすい!という声が多いですね。
PRキャラクターには、TV番組「行列のできる法律相談所」で有名な北村弁護士を使っています。
NINJA SIGN(ニンジャサイン)の料金プランは、Lightプランで、月額4,980円~
ちなみに、フリープランもあり、契約書送信数が、月5件までなら、0円で利用が可能になっています。
赤丸急上昇 電子契約サービス GMO電子印鑑Agree
GMO電子印鑑Agree公式サイト
https://www.gmo-agree.com/
GMOのサービスなので、とりあえず、安心!という方も多いのではないでしょうか?インターネット業界の老舗、ガリバーの1つですからね。
GMO電子印鑑Agreeは、このサービスとの締結も電子契約でできます。
それゆえ、やろうと思えば、数分で契約が可能です。
GMO電子印鑑と名乗っているのは、SEO対策の部分もありそうですね。
GMO電子印鑑Agreeの料金は、月額¥10,000~になっています。
実印利用の場合は、月額 2万円~になります。
お試しフリー版は、社内ID数 1、署名数 月10文書まで可能です。
※コロナウィルス対応で各サービス、無料期間なども準備しているケースがあります。
※料金はすべて2020年4月現在