ホームページを活用した営業、進んでいますか?中小企業経営者の方々もそうですが、営業の現場の方は、コロナの影響で、営業手法が、デジタル化されていっていることの影響を感じていると思います。
実際、対面セールスでは、販売がうまくいっていたものの、対面での販売がしにくくなり、zoomやGoogleMeetsを活用したオンラインMTGでの商談が増え、営業数字に悪影響、というケースもあるのではないかと思います。
特に、展示会などのイベントやテレアポを活用した営業の多かった企業様の場合、セールスの方法を見直さないといけない、などのケースが出てきていると思います。
そうなると、集客、リード獲得といった部分で、webマーケティングを活用せざるを得ないですよね。そんな状況から、ホームページのリニューアルをしているケースは増えてきています。
ホームページのリニューアルはもちろん、効果的です。しかし、全体のページリニューアルまでは、手間が大きくしたくない。というケースもあります。
そこで今回ご紹介するのが、商品サイトの制作です。実は多くの大手企業がすでに実施しているwebマーケティング施策で、非常に有効な集客、認知度アップの方法です。
この記事では、商品サイトの制作について、解説していきます!
商品サイトとは
商品サイトとは、1つの商品、サービスについて紹介をしたwebサイトです。
ただし、コーポレートサイトの一部、サービス紹介レベルではなく、より詳細に、より細かく、商品やサービスを紹介したwebサイトです。
ホームページは、もともと情報を伝える場所なので、企業サイトの中で、細かく商品を紹介してもいいのですが、どうしても、ページの階層が深くなってしまい、ユーザーに伝わりにくくなってしまいます。
しかし、商品サイトでは、商品、サービス1つを特化して紹介・解説するので、階層が深くならないように作ることが可能です。
また、独自ドメインで、商品サイトを作るケースが多く、商品についての概要を理解しやすくなります。
商品サイトは、要するに、商品やサービスの説明に特化したホームページです。
商品サイト 制作 メリット
商品サイト制作のメリットは、以下になります。
- 運用がしやすい
- SEO対策になりやすい
- SNSでの表示がわかりやすい
- 独自ドメインの場合、認知度があがりやすい
商品サイトのメリットを簡単に解説していきます!
運用がしやすいのは、コーポレートサイトと切り離されるため、ホームページの運用をしやすくできます。
企業ホームページが、phpやCMSなどのプログラムなどでできている場合、リニューアルやコンテンツ追加に手間やコストがかかるケースがあります。
しかし、個別に商品サイトを切り出すことで、そういった部分から切り離されるため、運用がしやすくなります。
SEO対策がしやすくなる理由は、商品サイト自体に対して、コンテンツを豊富に作りやすくなるからです。
コンテンツが豊富になることで、ユーザービリティが増えていきます。
コンテンツが増えれば、ユーザーに対して、訴求できる内容も追加されてくるので、Googleをはじめとする検索エンジンも、コンテンツが多い、ユーザーの利便性が高いサイト、webページとして認知してくれます。
商品サイトが独自ドメインであれば、サーチコンソールなどの登録も別途できますので、コンテンツの重要性説明もやりやすくなりますよね。
また、SNSで、独自ドメインを展開することで、商品やサービスの名前、イメージの訴求もしやすくなりますよね。
SNSもコーポレートサイトから切り離して運用ができるので、ここも消費者にわかりやすい形でPR可能になりますね。
商品サイトでは、以上のような、マーケティング上、メリットがあります。
なお、独自ドメインで運用するかどうかについては、賛否両論ありますので、こちらについては、企業内でのルールや決定もあるかとは思っています。
商品サイト 制作 方法
商品サイトの作り方について解説していきます!
商品サイト制作の方法は、基本的に、企業サイトと同じで、ターゲットと目的を考えて、制作をすることです。
ただし、LPとは違うので、お悩み解決みたいな話の流れでページを作るのとは少し異なってきます。
たとえば
- ターゲット:30~40代女性
- 目的:商品の認知度アップ、使い方解説、販売促進
みたいなかたちで、イメージを作りましょう。
ただし、目的は、必ず、優先度をつけておきましょう。
販売促進と認知度アップ、並列に考えていると、なかなか難しいです。
商品サイトのコンテンツとしては、
- TOP
- 商品詳細
- 商品 使い方 利用シーン
- 事例 体験者の声
- 購入方法/購入/申込み
- 取扱説明書 PDF
- FAQ
- 関連するお遊びコンテンツ
- 商品開発のSTORY
- SNS
といったところが主だったところです。
SNSは、特に、動画を活用できると理想です。
使い方がわからない商品は、購買モチベーションが下がります。
商品の使い方をしっかりと解説しましょう。
1ページにまとめればいい!という発想もあります。
しかし、1ページにまとめるよりも、ページで分けた方がわかりやすいケースも多いです。ユーザーにとって利便性が高いように、商品サイトを制作しましょう。
事例は多い方がイメージもつくので、わざと、別ページを用意しておきます。
また商品の細かい詳細は、PDFでアップしてもOKです。
商品サイトの大事なことは、ユーザーに、利用イメージを想像してもらうことなので、あまりに細かいことは、PDFなどで、見れれば、十分です。
消費者にとって、利便性を高くすることに主眼をおいて制作しましょう。
商品サイト 制作 フロー
商品サイトを作るときの段取りです。
フローとしては
- サイト概略設計
- サイト名決定
- ワイヤーフレーム、原稿、写真・動画素材集め
- ドメイン取得、サーバ設定、SNS作成
- デザインコンセプト作成
- デザイン
- コーディング、機能開発
- Googleアナリティクス、タグマネージャー設置
- 広告、プレスリリースの作成
- リリース
- コーポレートサイトなどからの導線設置
というイメージです。
意外と、わすれがちなことは、
- SNS
- Googleアナリティクス
- 既存サイトからの導線設置
こちらの設定、取得は忘れられがちです。
SNSは、最初から、
- インスタグラム
- youtube
どれをどう利用するかを検討しておくといいですね!
最近では、tiktokや、LINE公式アカウントの活用などもありえますしね!
商品サイト 制作 料金
商品サイト制作にかかる料金ですが、コンテンツや機能などによっても変わってくると思いますが、だいたい、相場観で言うと、
50~300万円
くらいで、制作するケースが多いようです。
キャンペーンや、機能などにもよりますが、
これ以上の予算がかかるようであれば、機能などを削って、
web広告の予算に割いた方が堅実です。
あくまで、商品サイトは、器です。
作っただけでは、意味がなく、消費者に届いてこそ、価値が発生するものだと思います。
商品サイト 事例
これは事例をまとめるまでもないかもしれませんが、非常に多くの企業が商品サイトを構築しています。
いくつかご紹介します
カゴメ 野菜ジュース
カゴメ 野菜ジュース 公式ホームページ
https://www.kagome.co.jp/products/brand/yasaijuice/
独自ドメインではなく、商品のポータルサイトの中のサブディレクトリで格納している商品サイトです。
パララックスで動きを出しています。
フォントもスッキリしている見やすく、コンテンツへの遷移がしやすいサイト設計になっていますね。
キリン やわらか天然水
キリン やわらか天然水 公式ホームページ
https://www.kirin.co.jp/products/softdrink/yawaraka/
通販限定で展開しているキリンのやわらか天然水。
ECサイトなのですが、
わかりやすくコンテンツをまとめています。
イラストコンテンツもやわらかい。
1ページ型の商品サイトになっています!
ロート製薬 水虫治療薬 エクシブ
ロート製薬 水虫治療薬 エクシブ 公式ホームページ
https://jp.rohto.com/exiv/
ひと目で、何のwebサイトかがわかるファーストビュー展開。
女性向け!という商品特性もわかりますね。
水虫チェックの診断コンテンツなど、
アクション要素もコンテンツとして、しっかり活用しています。
FAQなども、結構なボリュームで用意しているのがいいですね。
大塚製薬 ポカリスエット
大塚製薬 ポカリスエット 公式ホームページ
https://pocarisweat.jp/
独自ドメインで制作されている商品サイトです。
ブランド名が立っているから!というのもありそうですね。
利用シーンなどを伝える「こんなときにも」コンテンツもいいですね。
また、「水分補給について」のナビゲーションは、わかりやすく、コンテンツを格納しているため、商品サイトがすっきり見えます!
こういう見せ方も1つの方法で、コンテンツが多いときにはとてもいいですね。
情報量が多くても、わかりやすく見えるため、参考になりますね。
まとめ 商品サイト SEO対策 にもなるので おすすめ
商品サイト制作について、いかがでしょうか?
事例などを見ていると、よりイメージが濃厚になったのではないでしょうか。
日本の会社だけではなく、マクドナルドなども、商品をきっちりブランディングできるよう、たくさんのコンテンツを展開していますが、各メーカー、商品サイトについては、かなり力を入れていますよね!
BtoBビジネスでも、この観点は重要です。
なぜなら、担当者も1消費者の目線があるからです。
対面販売が難しくなってきている今だからこそ、非対面ビジネスを活性化できるように、商品サイトは、とても重要です。
BtoBビジネスでも、同じ局面にあります。
そもそも、商品サイトの特長は、やはり、売れ筋商品をフィーチャーすることで、売上拡大が狙えるところにあります。やはり、強い商品は、webで展開しても、大きいですよね。
より多くのファンを拡大していくためにも、SNSとの連携も重要ですが、まずは、その商品を語り合うための情報提供が必要なのです。
商品サイトは、そういったコミュニケーションの基盤になる、そんなwebマーケティング施策といえましょう。