Google リスティング 広告 初期設定 について、解説していきます。検索連動型広告、リスティング広告は、クリック課金で、メジャーなインターネット広告です。
リスティング広告は、PPC広告とも呼ばれ、Googleなどの検索エンジンで、検索キーワードに連動させて広告を配信できるテキストの広告です。
リスティング広告は即効性が高く、ECなどでも、費用対効果が高いことで有名ですね。しかも、Googleがリスティング広告の管理画面をアップデートしていっているので、設定も簡単になって、AIによる自動化で効果も出やすくなりました。
この記事では、Google リスティング 広告 初期設定 方法の教科書になれればと思ってまとめていきます。インハウス運用でも、広告代理店でも、設定を進めることで、広告配信の準備がしやすくなると思います。リスティング広告は、運用型広告です。トライ&エラーの運用をしながら実践して、成果を出せるようにしていきましょう。
リスティング 広告 基本構造
リスティング広告は、ユーザーの検索キーワードに応じた広告を出すネット広告です。
それゆえ、リスティング広告で、設定する内容を区分すると、以下の内容になります。
- キャンペーン
- 広告グループ
- キーワード
- 広告(クリエイティブ、広告文)
になります。
この4つの構造の関連性、関係値を理解したうえで、リスティング広告の初期設定はしていきましょう!
個別に解説していきます。
キャンペーン
キャンペーンは、基本的に、広告自体の基本設定をする箇所です。キャンペーンで設定できることは基本的には
- 配信戦略、目的設定
- デイリー 広告予算 設定
- 配信ネットワーク設定
- 配信デバイス設定
- 広告配信 エリア・地域 設定
- 入札ルール 設定
- 配信開始日 配信終了日 設定
になってきます。
ちなみに、キャンペーンを1つの商材で複数作るのはおすすめしていません。
キャンペーンは月間で30~50CV程度が最低でれば、AIがうまく機能していきます。
そのため、それ以下なら、1つのキャンペーンで十分です。
リスティング広告の予算が少ない場合は1つのキャンペーンで設定してください。
広告グループ
広告グループは、キャンペーンのレイヤーの下にある箇所です。以前は広告グループがいっぱいあった方がよかったのですが、今は、AIによる自動化が進み、広告グループをあまりわけない方針の方が良いとされています。
広告グループでできることは、
- 入札単価 設定
- キーワード 設定
- 広告文 設定
- 配信 ターゲティング 設定
になります。
広告グループは、
- 自社・商標名グループ
- 関連キーワード グループ
と2分するくらいで、スタートしてもいいと思います。
キーワード
キーワードは、広告を表示させるキーワードを設定します。
ターゲットユーザーを考えて設定していく必要があります。
キーワードでは、
- キーワードのマッチタイプ
- 上限クリック単価の設定
などが可能です。
ただ、キーワードのマッチタイプは、
- 部分一致
- フレーズ一致
- 完全一致
と3つに絞られてきているので、意外と設定が難しくもなっています。
広告
広告は、検索結果画面などで、検索キーワードに紐づいて広告を出すときに表示される広告文章になります。
記号などの扱いは、他社が使っている記号などを参考にするといいですね。
最近、ここもレスポンシブ型広告になっているので、広告文が、動的に変わるようになっていますので、ご注意ください。
また広告では、表示させるURLなどの設定もできます。
リスティング広告 初期設定 手順
さて、リスティング広告 初期設定 手順 について、解説を進めていきます。
先に、イメージを付けて欲しいので、リスティング広告 初期設定 についての動画をご紹介。
Youtubeで、掲載されている動画です。リスティング広告の初期のアカウント設計方法について解説されています。図もあるのでわかりやすいかもですね。
STEP的には、9つです。
- 情報整理
- メインターゲット確認
- ターゲット ニーズ 洗い出し
- ニーズにあわせた訴求内容まとめ
- キーワード調査
- キーワードまとめ
- 広告文作成
- 管理画面への投入
- CVタグの設定
というのが、リスティング広告 初期設定 手順です。
1つずつ、こちらも解説します。
情報整理
意外と、リスティング広告 初期設定 で、忘れがちな話ですが、情報整理です。
そもそも、リスティング広告を実施する目的、どんな層にささるのか、どんなユーザー層を求めていくのか、CV獲得後のアクションは?など、情報をまとめていきましょう
また、Googleアカウントは何を使うのか?などもまとめておきましょう。
情報整理しておかないと、抜け漏れがでます。。。
メインターゲット確認
インターネット広告は、ターゲットを絞って広告を出せることが1つのメリットです。リスティング広告も、キーワードで絞り込んだり、広告文で、ユーザーを絞り込んでいきます。
メインターゲット確認としてやっておくことは、
ユーザーの属性です。
- 年齢
- 性別
- 利用シーン
- 興味関心
といったデモグラ情報と、
CVを出すときの想定フローを考えておきましょう。
電車の中でも使えるサービスなのか、そうでもないのか、など、利用シーンなどがあるはずです。
例としてあげますが、喪服を売る場合であれば、季節などで、予算の強弱をつけてもいいはずですからね。
ターゲット ニーズ 洗い出し
ターゲット ニーズ について、漏れてしまうことも結構ありますよね。
たとえば、車のリースサイトの場合。
- レンタカーのかわりにしたい
- マイカーの代わりにしたい
- たまに運転したい
- なんとなく利用したい
- 初めての運転で定期的に乗りたい
- 子供が大きくなるまで利用したい
など、さまざまなニーズがあって、サービスを活用します。
このニーズをがんがん洗い出すかんじです。
なぜ、ニーズを洗い出すのかと申しますと、ここが、関連キーワードの源にもなってくるからです。
子供 成長するまで カーリース
赤ちゃん カーリース
などのキーワードを見つけるのは意外と、ニーズを考えていないと、考え付くことのできないキーワードになります。
しかも、だいたい、この手のキーワードは表示もされませんが、ニーズと合致すれば、安いクリック単価で、ドンピシャ、コンバージョンすることもあります。
これは、webマーケッター冥利につきますよね。
ニーズにあわせた訴求内容まとめ
ニーズの洗い出し後は、そのニーズにあった訴求内容を書きましょう。
エクセルで、
- ニーズ
- 訴求内容
の2列のフォーマットを作ってもいいくらいです。
訴求内容なので、ここが、広告文になります。
先程のカーリースサイトを例にして、話を続けると
マイカーの代わりにしたい というニーズであれば、
訴求内容の例としては、
カーリースはマイカーよりも安い!お手軽!!
などが、訴求内容になってきます。
ユーザーのニーズにこたえる広告文が重要なんですよね。
キーワード調査
さて、ニーズの洗い出しをしているので、キーワードの調査は不要だと思うかもしれませんが、キーワード調査をしないといけません。
なぜなら、キーワード調査しておくことで、流入の多いキーワードなど、メジャーキーワードの抜け漏れを防げるからです。
このキーワード調査は、地味に大仕事ですが、やっておきましょう。
Google広告 キーワードプランナーを使用します。
Google広告 キーワードプランナー 紹介ページ
https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/
キーワードプランナーなら、ドメインを入力すれば、現在のwebサイト、あるいは、webページにおける想定流入キーワードや、競合が多いかどうか、上部掲載に必要な入札単価がいくらなのか?などを調査できます。
当然ですが、月間の検索が多いキーワードで、自社のサービス、商品と見合うものは追加するようにしましょう。
このとき、フレーズ一致で追加をするようにしておくと、コストを抑えて、リスティング広告の配信ができます。
また、さらに、見つけたキーワードの深堀も重要です。
たとえば、魚 というキーワードで流入が多くても、検索意図がわからないので、そのまま、リスティング広告で出稿するのは危険です。
Googleサジェストで、どんなキーワードと一緒に、検索をしているかを調査してみましょう。その結果、購買などにつながりそうなキーワードと一緒に、フレーズ一致で登録をしていくといいかもしれません。
キーワードまとめ
上記の過程で、探し集めたキーワードをまとめていきます。
重複するキーワードはgoogle広告側で精査してくれるので、だいじょうぶです。
むしろ大事なことは、キーワードと広告文との関連性です。
キーワードの検索意図に沿った広告文を訴求しましょう。
CVタグの設定
最後にCVタグの設定です。
購入完了画面や、お問い合わせフォーム完了画面に設置していくかんじになると思います。なお、面倒なことになる前に、先に、Googleタグマネージャーで設置をしていくことを想定しておいた方がよいです。
仮に、Googleタグマネージャーなら、ワードプレスのcontact form7などで作ったメールフォームでも、CV計測が可能です。
無料のGoogleタグマネージャーを活用しましょう!
まとめ リスティング 広告 初期設定 キーワード 広告文 関連性 が 重要
リスティング広告の初期設定について、いかがでしたでしょうか?
キーワード 広告文 関連性が重要なことをお伝えしました。
キーワードは、
- ニーズから考えたり
- Google広告 キーワードプランナー
- Googleサジェスト
の活用をおすすめしました。
そして、それにあった、そのニーズを満たすような広告文を用意することをおすすめしました。
一般的に、キーワードと広告文は独立して考えがちです。
しかし、ここの紐づけは重要なのです。
成果にこだわるなら、クリックをさせるための、仕掛けづくりをしていきましょう。
ユーザーのニーズ、検索意図、これらを考えることが重要です。
リスティング広告はキャンペーンなど、4つの基本構造を理解して、リスティング広告のアカウント設計方法を進めるものです。ぜひご活用ください。
リスティング 広告 初期設定 実践してみて 体感できるようになってくると思いますよ。
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