AI(人工知能)を活用したシステムは増加していますが、その利用用途はさまざまです。しかし、その多くはビックデータに基づいたマッチング、検索といったサービスが多いですね。
AIは機械学習に基づいて、システムが判断をしてくれるというプログラムなので、そこが俗人的な業務をクリアにしてくれる強みがありますよね。そのため、大量に、マッチングや検索結果を返せる強みがあります。
この記事でご紹介する Beee ビー というサービスは、まさに、ビックデータをもとにして、AIによって、マッチングをしてくれるプラットフォームです。従来だと、人間が情報を整理して、企業が出した悩みから検索をして、マッチング結果から、提案をするというフローでした。しかし、このフローを一気に削減し、Beee ビー は、人工知能で提供するビジネスプラットフォームになっています。
新サービスである Beee ビー とはどんな機能、サービスなのか?Beeeの料金は?といった部分を解説していきます。
Beee ビー とは
企業向け Beee 公式サイト
https://www.d.beee.kol-tech.co.jp/
インフルエンサー向け Beee 公式ホームページ
https://beee.kol-tech.co.jp/
Beee ビー とは、株式会社KOLテクノロジーズ(本社: 東京都渋谷区)が、2021年8月2日に提供を開始したビジネスプラットフォームサービスです。Beee(ビー)は、自社商品やサービスを宣伝したい企業が、インスタグラマーや、ユーチューバーなどのインフルエンサーに、SNSで、口コミ投稿を依頼できるサービスです。
要するに、宣伝したい企業は、PRしてほしい案件を登録すれば、自社に適したインフルエンサーを、Beee(ビー)が提案してくれるのです。
インフルエンサーも、これによって、企業からの広告費をもらえる可能性があがるため、本来のクリエイティブ活動に注力でき、win-winの環境を作ることができますね。
そもそも、この手のプラットフォームの場合、マッチングが的確かどうか、そこは重要なポイントになります。今までは、広告代理店が、人間の目で、提案、精査していたのを、システムでまわすので、そこが、恣意的な部分を排除できて、良い結果をもたらす可能性がでてくるのです。
Beee(ビー) 企業側メリット
Beee(ビー)のメリットは、登録しているインフルエンサーのフォロワーや投稿内容をAIで解析して、それをもとに、企業が登録した情報とマッチングしてくれる点です。これによって、圧倒的にスピーディーな、SNS展開が可能になるわけです。
また、自社では探せなかった、本来宣伝、口コミがマッチするインフルエンサーを探せるのも企業の販促担当者、広報担当者からすると、メリットですね。
そもそも、ツイッター、インスタグラム、youtube、tiktok(ティックトック)など、SNSメディアも、どんどん増えていっています。その結果、各メディアを常にリサーチしつづけることも大変です。専門知識が必要なキャスティングなので、広告代理店のフィーが高くなるのも、1つの理由なのです。
しかし、実際、AIを活用することで、どのインフルエンサーが自社に最適かがわかるようになるのは、1つの指標として面白いと思います。
また、費用対効果をあげていきたい!数を増やしていきたい!!といった、口コミの側面を考えていくと、Beee(ビー)のような、AIのビジネスプラットフォームは効果的ですよね。
さらに、Beee(ビー)を活用する、企業メリットの1つとして、インフルエンサーに、こういった依頼ができる点です。
- 1投稿X円
- 商品の無償提供のみ
といった予算化がしやすい形式でも、インフルエンサーに依頼ができるようになっています。Beee(ビー)なら、商品の無償提供のみのような、案件でも展開できるので、そこはいいですよね。広告代理店に頼んでも、この手の話は、有料になってきますからね。
コスパがいいわけです。テストマーケティング的に、インフルエンサーの活用をして、費用対効果を調べてみたい企業にもおすすめですね。
Beee ビー 料金 企業の利用料金
企業がBeee(ビー)を利用するときの料金は、以下のようになっています。
単月プラン 月次4万円(1商品)
追加1商品ごと2万円になります。
※税抜き価格
Beee(ビー)の初期費用は無料です。クレジットカードの登録が必須です。
なお、半年プランだと、月額3万円(1商品)
追加1商品ごと、1.5万円
※税抜き価格
なお、すべて、上記の料金は、2021年8月10日時点の料金です。
Beee(ビー) 事例
Beee(ビー)の事例としては、公式ホームページに掲載されています。
- 飲食店で、12万円使って、フォロワー数が約550名増加、リーチ数が17万リーチ獲得
- アパレルで8万円使って、160人のフォロワー増加、5万リーチ獲得
などの事例が掲載されています。
インフルエンサー 向け Beee ビー 利用料金
Beee(ビー)は、インフルエンサーの登録料・利用料はすべて0円!
インフルエンサーにとっても、プロモーション案件をテストマーケティング可能です。
より簡単に、企業のPR案件と出会えて、AIに基づいてのレコメンドなので、自分が展開しているジャンルにマッチした内容で、プロモーション案件を展開可能です。
インフルエンサー向け Beee 登録フォーム
https://share.hsforms.com/1eHLVhSHDQiuP9N3ds9Fc2A5m01l
Beee(ビー)運営会社 は 株式会社KOLテクノロジーズ
株式会社KOLテクノロジーズが、運営、開発元となるBeee(ビー)。
インフルエンサーのマーケティング活動支援というのは、アパレル企業向けのサービスとして提供していたものを、アパレル以外の別途のビジネスモデル展開している企業向けに提供しているかんじなんでしょうね。
Beee(ビー)は、アパレル系インフルエンサーとのつながりを活かせるはずなので、コスメや、エステ、脱毛といった分野でも、活躍しそうですね。
株式会社KOLテクノロジーズ 公式 ホームページ
https://kol-tech.co.jp/
サステナモール 公式サイト
https://www.sustaina-mall.com/pages/about
ちなみに、この、株式会社KOLテクノロジーズ社は、シードラウンドとして、新規投資家を引受先とした第三者割当増資、取引先銀行などからの借入れによる資金調達とあわせて、総額約1億円の資金調達を行っています。これは2021年4月15日のことです。
人材などの費用に充てているそうですね。マネタイズの方法の1つがこのBeeeになるんでしょうね。
出典 PRTIMES
インフルエンサーとPR案件をA.Iでマッチするプラットフォーム『Beee』がリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000072949.html
考察 AI マッチング の メリット デメリット
いわゆる、AIを活用したインフルエンサーのマッチングサービス、すべてにあてはまることですが、基本的には、マッチングが速くできます。
また、各ビジネスプラットフォームに登録されているインフルエンサーの中で、だれがもっともよいかを示してくれます。
これは、上述したように、圧倒的に工数が下がる上に、専門知識が不要になるので、価格が下がるのでいいことです。
しかし、最適化については、常に、難しい部分も出てきます。
関連性が乏しくても、販売につながるケースや、クリエイティブによって変わってくることがあるからです。
特に、上位のインフルエンサーであれば、ストーリーがマッチすれば、ある程度、販売してもらえる可能性は大きいです。
広告代理店が絡まないことで、この辺の動きがかわってしまうので、いかに、ストーリー性をもった話を、展開できるかは、各企業担当者に依存してきます。
トライ&エラーによって、インフルエンサーとの協和をしていきたいのであれば、問題ないですが、一発勝負であれば、広告代理店と、前向きに、話を進めていく方が、いいかもしれないですね。
数を展開したい場合には、こういったAIのプラットフォームは確実に有効だとは思っています。STORYなどの文脈やクリエイティブを意識したい場合は、広告代理店を活用した方がいいかもしれません。