コピペ や パクリ は良くないこと。といわれますが、意味を理解している方は意外と少ないです。コンテンツマーケティング の講習などで、文章の中身について解説していると、これがよくわかります。
コンテンツの質を高めるためには、オリジナリティ、1次情報性が重要です。しかし、ホームページの記事を作る際、2次情報を無断転載して、記事として掲載しようとする人がいます。それをオリジナル情報と言い張る人もいます。加工しているから、だいじょうぶ!と言っている人がいるのですが、間違いです。
コピペで作られた Webサイト の 記事 は 著作権侵害のおそれがあります。盗作疑惑です。また、Googleの検索エンジンから、ひどい評価を受け、最悪、webサイト自体がペナルティを受けます。
大事になる前、webサイト制作で、しっかりとやっておきたいフローが、コピペ記事のチェックです。
この記事では、コピペチェックのできる無料ツールを3つご紹介します。まずは、自社のweb制作のフローで、チェックをする体制を整えるためにも、無料のコピペチェックツールについてご紹介します。今回は、コピペチェックツールを3つご紹介しますが、そのほかにも、なぜ、コピペが良くないか?などについても解説します。
コピペ とは コピペ 定義
コピペとは、いわゆる、コピー&ペーストの省略形キーワードで、Webサイトの文章や画像を、ブラウザを使ったりして、コピー&ペーストする行為です。
コピペ自体は、悪いことではないですが、コピペしたものを、自分が作ったものであるかのようにして、掲載したり、投稿したり、何かの作品の中で使用したりすると、それは、盗作になるので、犯罪行為です。
映画館でも、ノーモア映画泥棒!なんてCMをやっていますが、PCで、コンテンツを無断で転載することも、盗作なので、同じ行為です。
パクリで、自分のコンテンツが評価されても。。。というのは、考えるべきポイントですよね。
ところで、コピペ自体が常に悪いわけではない、の部分の解説で、転載というキーワードを掲示しました。こちらについて、解説します。
転載とは 引用 との 違い
転載とは、他者が作成したコンテンツ(画像、文章、動画など)を、あたかも、自分が作ったコンテンツのように扱うものです。
要するに、著作権がないにも関わらず、掲載しているようなものです。
特に悪いのが、無断で、掲載している場合です。著者に許諾をとって掲載している分にはまだ許されますが、それもない、無断転載はもってのほかですね。
しかし、ぜんぶがぜんぶ、他者の言葉を掲載してはいけない!というわけではありません。なぜなら、全員が、全知全能ではないので、専門家の言葉を掲載した方が、信憑性が高まるコンテンツも多いからです。
他者のコンテンツを、自分のコンテンツで、自分のコンテンツを補完するために使う方法が、引用です。
転載との最大の違いが、引用が自分のコンテンツの内容を補完するためのもので、メインではないこと、そして、どこから引用したかを明示することが必要とされます。
引用の例です。
グルタミン酸はアミノ酸の一種です。私たちの体重の約20%を構成するたんぱく質はグルタミン酸などのアミノ酸でできています。グルタミン酸は私たち人間の体重の約2%に含まれており、もっとも身近なアミノ酸といえるでしょう。
引用元:うま味調味料「味の素®」よくあるQ&A
https://www.ajinomoto.co.jp/aji/qa/
これは、味の素のページから掲載しています。と宣言していますし、かつ、このコンテンツはコピペチェックツールについて書いているコンテンツなので、あくまで、補完関係にあるものになります。
コピペ コンテンツ デメリット
上記で、コピペでコンテンツを作ったら、どうなるか、イメージはついているかもですが、あらためて、コピペ記事のデメリットについて記載します。
- 著作権侵害のおそれ
- 裁判など係争、紛争にも
- Googleからのペナルティ
この3つが主なデメリットです。
コピペ記事は、2次情報になるので、Googleから評価されにくいです。
しっかりと、転載ではなく、引用にして、コンテンツ引用時には、引用元の利用規約をチェックして、引用タグを正しく使って記載しましょう。
引用タグ?っと思った方向けに、
HTMLで引用タグを使う方法についての動画も以下に置いておきます。
コピペで記事を作っていくと、いずれ、Googleから、ペナルティを食らうことになります。しっかりと、Googleからのペナルティを受けないように、コンテンツを作成しましょう。原則、webコンテンツは、事実であり、オリジナリティが重要です。
完全に、ちなみにですが、転載は忘れたことにやってくる!という言葉も、コンテンツマーケティング業界にあるんだとか。
記事チェックフロー に コピペチェック を
ホームページの記事制作、コンテンツの記事制作などの際、外部委託、内部委託、どちらにしても、記事のチェックフローには、コピペチェックをフローとしていれましょう。
もちろん、あらかじめ、契約内容にコピペチェックを入れておくことも大事です。通常、ファクトチェックなども、コンテンツマーケティングの記事納品にはあるので、そこに、コピペチェックも入れればいいだけです。
ただし、制作後、必ず、コピペチェックは2重でしておきましょう。抜け漏れを減らすことが大事です。
以前、クラウドソーシングのサイトには、コピペチェックツールが、マイページ以外にもありましたが、最近は、コスト削減で、おかなくなったのかもですね。
無料 コピペチェックツール 3選
この記事でご紹介する、無料で利用できるコピペ、パクリチェックツールです。いずれも、さくっと使えるようなwebツールになっています。
- CopyContentDetector
- chiyo-co
- こぴらん
では、無料のコピペチェックツールについて、1つ1つ個別に解説していきますね。
コピーコンテンツチェック CopyContentDetector
CopyContentDetector 公式ホームページ
https://ccd.cloud/
無料で4,000文字まで対応してくれる、無料のコピペチェックツールといえば、CopyContentDetector。完全無料で利用できます。
しかも、高機能で高精度です。直観的に使えます。
- 回数制限なし
- CSV一括登録機能あり
- テキスト一括登録あり
有料版もあります。有料版になると、1回で8,000文字まで、コピペチェックができるようになります。
CopyContentDetector 有料版は、税別表記 月額9,980円~(2021年8月31日時点)
株式会社ウェブサークルが運営しています。
株式会社ウェブサークル コーポレートサイト
https://webcircle.co.jp
CopyContentDetectorの有料版では、ワードプレスのプラグインでの利用も可能です。
日本初の特許を取得した混成一致率判定というロジックで、チェックしているそうです。特許出願番号 2019-139293
ちなみに、2021年6月7日から、CopyContentDetector 無料プランに発生した制限
- 1ユーザー3アカウントまで
- 最新10件まで
となっています
chiyo-co
chiyo-co 公式 ホームページ
https://kagemusya.biz-samurai.com/
chiyo-coは、コラム、ブログ記事作成代行、SNS用のコンテンツ作成代行サービスを運営するCROCO株式会社の提供するコピペチェックツールです。
クレジット決済で、有料版の利用も可能になります。
クラウド型サービスです。
アカウント登録は必須なので、ちょっと面倒かもですね。
月間で、無料プランだと、10解析までOKです。
文章同士が似ているかどうかを判定する類似判定アルゴリズムも実装されているので、そこがchiyo-coの1つの強みですね。
東建コーポレーション、イノベーション、ITトレンドなどで利用事例があるそうです。
こぴらん
こぴらん 公式 ホームページ
https://copyrun.net/
こぴらんは、個人が提供してくれているwebサービス。
完全無料で利用できます。
簡易コピペチェックツールとして、掲載されています。
ブックマークレット機能があります。
要するに、記事をリリースした後でのチェックが簡単にできるというかんじですね。
登録不要使えて、わりと、すぐに、コピペチェックの結果が帰ってきます。まるで、検索エンジンみたいです。
こぴらん も コピペチェック1回につき、4,000文字までです。
こぴらんのページを見ると、2017/10/15が、更新の最後になっていますね。
まとめ 無料 コピペチェック ツール 使わない ロスが 大きい!
いかがでしたでしょうか?無料 コピペチェックツール おすすめ 3選
コピーコンテンツを量産しても、誰の得にもならないのに、それをする人が多いのは、これを受け入れる側にも問題があります。
チェックは確かに大変ですが、無料 コピペチェックツール おすすめ 3選のサービスを使っていけば、そこも、かなり緩和されるはずです。
- 制作フロー
- 契約フロー
にしっかりと盛り込んで、コピペチェックを怠らないようにしましょう。
そうしないと、係争にもなりかねないですし、Googleからのペナルティをうける可能性も出てきます。後で発生する問題なので、しっかりと対応をしていきましょう。
ちなみに、1点、コピーコンテンツは、他者のホームページからのコピペだけではありません。自分のホームページ内でも、コピペで、コンテンツを作ると、Googleから、コピーコンテンツとしてみなされる可能性や、重複コンテンツとしてみなされる可能性があります。Googleのロジックを意識して、オウンドメディアやブログの記事を作成するようにしましょう。
これは文章だけではありません。動画、画像などでも、同じことです。