LINE広告、すでに使ったことのある広告担当者の方も、まだ、LINE広告を活用していないというweb担当者の方も、新情報です。LINE広告に、新しい広告配信面が誕生しました。それは、LINEマイカード のコンテンツ枠になります。
LINE広告は、2020年12月末時点で、累計23,000件超の広告アカウントができているほど、利用者の多い広告になっています。
この記事では、LINEマイカードへの広告配信面ができたことによって、どのように変わるのかを解説しながら、そもそも、LINE広告が、今まで、どんな広告配信面をもっていたのか、そして、LINE広告のターゲティングについて、解説していきます!
LINE広告とは
LINE広告 公式ホームページ
https://www.linebiz.com/jp/service/line-ads/
まずは、簡単にLINE広告についてのおさらいです。
LINE広告とは、LINE株式会社が運営する LINE 関連サービス を広告配信面、広告データ基盤とした運用型広告配信プラットフォームです。
LINE広告を活用すれば、2020年9月時点で、月間1.1億MAU(月間アクティブユーザー数)のアプリ広告ネットワーク「LINE広告ネットワーク」への配信ができます。
つづいて、LINEマイカードというコンテンツへの解説です。
LINEマイカードとは
LINEマイカードとは、2018年10月から始まった、ポイントカードや会員証をLINEアプリ内で一括管理できるサービスです。
LINEマイカードは、Tカード、Pontaカードなどのポイントサービスや、スターバックスコーヒーなどの加盟店で利用できるサービスです。2021年3月末時点で、カード連携数は約1,300万枚と、かなりのカードデータ保有をしています。
LINEマイカード 加盟店は、2021年3月時点で、上記以外にも
- earth music&ecology(ファッション、アパレル)
 - 上島珈琲店(カフェ)
 - GAP ギャップ (ファッション、アパレル)
 - コジマ電気(家電)
 - サカゼン(ファッション、アパレル)
 - ジョンマスターオーガニック(コスメ)
 - ディオール ビューティー(コスメ)
 - ビックカメラ(家電)
 - 無印良品(雑貨)
 - ヤマダ電機(家電)
 - ライトオン(ファッション、アパレル)
 - ロクシタン(コスメ)
 
といった店舗が加盟しています。
LINEマイカード への 広告配信開始
LINEマイカードへの広告配信を、開始したのは、2021年5月25日より!LINEマイカードへの広告配信によって、リアルな店舗利用をしているユーザーへの、広告訴求が可能になりました。
LINEマイカードの登録ユーザー層は
- 女性 60%
 - 男性 40%
 
となっています。
年齢層は幅広く、10代後半から50代。
登録ユーザー数で、約1,800万人ということで、かなり多くのユーザーが登録をしているサービスになっています。
リアルなお店での利用をしているユーザーなので、チェーン店以外での展開をしているブランドショップなどの利用はありかもですね。
LINEマイカードは、ウォレットタブの中にあるコンテンツです。
広告は、画像+テキストのネイティブ型の広告形式になっています。
さて、従来からあるLINE広告 配信面についても、簡単に解説しておきます!
LINE広告 配信面
従来からある LINE広告 配信面 は 下記10種類あります。
- Smart Channel
 - LINE NEWS
 - タイムライン
 - ウォレット
 - LINEマンガ
 - LINE BLOG
 - LINEポイントクラブ
 - LINEショッピング
 - LINEチラシ
 - LINE広告ネットワーク
 
この中で、主なLINE広告 配信面について、ピックアップしてまとめておきます。
Smart Channel
LINEのトークリスト最上部の広告枠をLINE広告 配信面としているのが、Smart Channel
という広告の種類になります。
リーチを獲得したかったり、ブランドPRにはうってつけの広告配信面です。
LINE NEWS
ニュース枠です。MAU(月間アクティブユーザー)が 約8,000万人(2020年4月時点)と、大量にみられているコンテンツです。
ネイティブ広告での配信もされるため、オーガニックにユーザーを広告に誘導してくれるので、わりと、多くの広告掲載がされています。
タイムライン
タイムラインは、タイムライン利用ユーザーへ広告訴求ができ、実は、LINE広告の中で、は、いわゆる、購買促進や、アプリDL促進といったセールスプロモーションの広告枠として使われています。
女性比率が若干多いですが、男女そんなに利用数は変わりありません。とにかく、利用者の多いコンテンツの1つですね。
ウォレット
ウォレットも、月間で5,000万超のユーザーが利用しているコンテンツです。
LINE Payがその中心になりますが、リアルな店舗利用者が多いことから、ここも、LINEマイカードと同じような属性になってくると思います。そもそも、LINEマイカードは、ウォレットの中にあるコンテンツなので、そういう意味では、ウォレットで広告配信すれば、いいといえば、いいかもしれませんね。
LINE広告 ターゲティング
LINE広告 ターゲティング 項目は、以下になります。
- 都道府県別
 - 市区町村別
 - 居住地
 - 勤務地
 - 現在地
 - 14歳以下
 - 15-19歳
 - 20-24歳
 - 25-29歳
 - 30-34歳
 - 35-39歳
 - 40-44歳
 - 45-49歳
 - 50-54歳
 - 55-59歳
 - 60-64歳
 - 65歳以上
 - 男性
 - 女性
 - Android OS
 - iOS
 - 各OSのバージョン別の指定
 - 趣味・関心
 - テレビ視聴頻度
 - キャリアやモバイル端末の変更状況
 - 配偶者の有無
 - 子供の有無
 - 携帯キャリア
 - 推定収入
 
趣味関心の部分は、さらに、以下のカテゴリがあります。
- ゲーム
 - デジタル機器・家電
 - スポーツ
 - 職業・ビジネス
 - ファッション
 - 家・インテリア・園芸
 - テレビ・映画
 - 音楽
 - 教育・学習・資格
 - 金融
 - 健康
 - 自動車
 - 書籍・マンガ
 - 食べ物・飲み物
 - 美容・コスメ
 - 旅行
 - エンタメ
 - ショッピング
 
なお、ターゲティングは、広告グループで設定します。趣味関心で設定できるカテゴリの数はほかの広告よりも少ないため、獲得目的よりも、認知目的になると思います。
*2020年12月時点のものです。
参考)
LINE株式会社 プレスリリース
登録ユーザー数約1,800万人の「LINEマイカード」が広告配信面に追加
暮らしやお得情報への感度が高い幅広い世代の男女にアプローチが可能に
https://www.linebiz.com/jp/news/20210525/