【人事】スキルマップとは 導入方法 スキルマップ作成方法 メリット ガンガン解説

人事はエースの仕事。といわれることが多いですよね。実際、会社によっては、人事の仕事のポジションは、優秀な方が担当されているケースが多いです。

しかし、いくら人事が優秀でも、全社員のスキル把握は、個別には難しいですし、度合いもわかりにくいのが現実です。

そこで、今回ご紹介するのが、スキルマップという、スタッフのスキルを把握するためのシート、方法です。要するに、Aさんは、これができる、Bさんはこれが得意を一覧にして、数字化したものです。

この記事では、スキルマップとは? から、スキルマップのメリット、スキルマップについてのクチコミ、スキルマップの作り方などをまとめていきます!

スキルマップとは

スキルマップとは、業務上必要なスキルを一覧にした表です。最近では、この表を活用した研修、育成方法も、スキルマップといわれることがあります。

人事や部課長が設定した評価基準にあわせて、スタッフごとのスキルを記入していき、定量化するような資料ですね。

スキルマップは人材をより活用したり、育成・研修できる方法になります。

スキルマップがあると、

  • 業務の標準化
  • 人材育成
  • 人材配置
  • 評価基準

がやりやすくなるので、導入することは、とってもおすすめです。

特に2021年になると、リモートワークなどから、各スタッフ間でも、スキルのコミュニケーションが取りにくくなっているので、ひそかに、トレンドとなっています。

そもそも、スキルマップを活用して、適材適所に人事配置することは、組織のパフォーマンス向上につながりますから、有益なことです。

スキルマップ 評価 定義

ところで、スキルマップの評価するスキルって、なんでしょうか?

  • 見えるスキル 例)Windowsに詳しい
  • スキルの習熟度 例)コーディングを1人でできる
  • 会社への貢献 例)営業数字が増やせる
  • 不足スキル 例)法務だが、民法事例を知らない

こういった部分が、スキルマップの評価するスキルを抽象化したものになります。

そもそも、スキルマップは、企業内、団体の中で活用するものです。

それゆえ、品質を高め顧客満足度をあげるマネジメント遂行を目的とするISO9001(アイエスオー)の力量管理でも、スキルマップを活用しています。

また、スキルマップを活用して、スタッフのスキルや能力を可視化して、マネージャー候補、幹部候補のピックアップをしたり、新卒採用時のメンターに活用しているケースもあります。

スキルとは

さて、ここまで来て、スキルとは?って思いますよね。

実は、スキルは、ぼやっとしています。

原則は、業務遂行のスキルです。

営業なら、コミュニケーションのスキルとかですね。

しかし、資料をまとめるスキル、物事を抽象化、具現化するスキル。

金銭管理のスキルなどもあります。

実際は、業務遂行に直接かかわりがなくても実務上、必要な能力もスキルとして扱われます。

英語をはじめとする語学力もスキルですね。

スキルマップ 導入事例 多い業界

実は、スキルマップは、古くから活用している業界があります。

それは、

製造業

です。

組織全体で、スキルの漏れがないか!というので、活用されています。

最近では

  • web業界
  • 建築業界
  • 不動産業界
  • SI(システムインテグレーション)

などでも、スキルマップは活用されています。

だいたい、多くのスタッフが、専門性と技術力を持っている業界です。

それゆえ、可視化が必要とされるからです。

スキルマップ 作り方

スキルマップの作り方について、まとめていきます。

まずは、スキルマップの作り方のフローです

  1. スキルの洗い出し
  2. スキルの粒度設定
  3. 達成レベルの設計
  4. 評価者、記入者の設定
  5. 更新タイミングの決定

単純に言えば、これだけでOKです。

あとは、エクセルで、保存すれば、OKですね。googleのスプレッドシートでもいいかもしれませんね。

ちなみに、スキルマップは、個人でつけてもいいと思います。
意外と便利ですよ!

ところで、スキルマップは、スキル項目のテンプレートを厚生労働省が提供してくれています。

厚労省のものはサンプルとして、活用するといいかもですね!

参考)厚生労働省
「キャリアマップ、職業能力評価シート及び導入・活用マニュアルのダウンロード」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000093584.html

人事・人材開発・労務管理・生産管理・ロジスティックス、経営情報、情報システム、営業・マーケティング・広告、企業法務、・総務・広報、経理・資金財務、経営管理分析・国際経営管理、貿易といった職種ごとにもわかれたものがありますし、業界ごとのテンプレもあります。

便利ですよ!

スキルマトリックスとの違い

スキルマトリックスは、東証が上場企業に対して開示要請している経営陣の能力を一覧表にしたものです。◎〇△で表記した一覧です。

ソフトバンクなどは、すでに実施していました。

このスキルマトリックスは、グローバル経営、技術開発、財務、IT、リスク管理、M&A(企業合併、買収)、法務(管理)といった項目が並ぶもので、取締役がどんな能力を持っているのかを把握できます。

その結果、各役員の経歴では、知れないスキルの詳細を理解できるようになります。

スキルマトリックスがあれば、こういうのもわかりますね。

例えば、社内昇進の役員に専門性がほとんどなく、一部の社外役員だけに依存している取締役会の場合、スキルマトリックスを見れば専門性の高い項目が社外役員に集中しているので、いびつな構図がすぐに分かる。このような企業は、単なる年功序列で役員を決定している可能性が高いと判断できる。

引用)ニューズウィーク日本版
経営者のスキルマトリックスが、日本企業にとっては特に有意義な理由
https://www.newsweekjapan.jp/kaya/2021/06/post-145.php
経済ニュース超解説 加谷珪一

役員もウカウカしていられませんね。

スキルマップ クチコミ

スキルマップのクチコミ情報を、ツイッターでリサーチしてみました。

SNSだと、こういうの書かないかと思いきや。

意外と、スキルマップについて、投稿している人、多いんですよ!

自分では普通のことだと思っていること、スキルと言えるか微妙なこと、ありますよね。それも、スキルになりうるんですよ。

まとめ スキルマップ 活用 ツール で DB化も。

スキルマップ、意外と知られていないお話ですが、いかがでしたでしょうか?

スキルマップは、さまざまな会社、業務に取り入れられます。

スキルマップを繰り返し利用することで、スタッフのスキルアップ、研修プログラムの導入に役立ちます。確実に効果が実感できる施策が、スキルマップです。

メンバーのスキルを登録するwebツールなども登場しています。

スキルマップを作成して、DB化してみてください。

自己評価でやってみるのもありですよ!!

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