2019年10月は、Googleの検索順位変動がわりと落ち着いていました。
2019年10月3日前後、2019年10月20日前後と、比較的落ち着いていましたが、10月末になって、BERTアップデートが来ましたね。
BERTアップデートについては、細かく記事も作りますが、BERTアップデートとは、ユーザーが検索したキーワードを検索エンジンが理解して、より関連性の高い検索結果を返すようにするために、Googleが行った検索アルゴリズムのアップデートのことです。
以下は、Googleがtwitterにて、発表した、BERTアップデートについてのtwitterです。
Meet BERT, a new way for Google Search to better understand language and improve our search results. It’s now being used in the US in English, helping with one out of every 10 searches. It will come to more counties and languages in the future. pic.twitter.com/RJ4PtC16zj
— Google SearchLiaison (@searchliaison) October 25, 2019
2019年10月25日に公式にアップされたものです。
しかして、BERTアップデート後、11月の検索結果の変動は、どんな状況でしょうか。
結論から申し上げると、大きく動いています!
といいたいところですが、実は、そこまで大きな動きではないです。
5日の変動は、3.8の数値で、むしろ、その後、17日ごろに5.8の変動が出ていました。その2点くらいで、あとは、断続的に小さく変動をしているのが、2019年11月のSEOの動きです。
では、どんなキーワードのジャンルなどで、影響が出ていたのでしょうか?
2019年11月のGoogle検索結果の動き
今回2019年11月は、
- 2019年11月5日前後
- 2019年11月17日前後
で順位変動していた模様です。
以下は、SEO変動の大きさを示す変動率です。
参考 SEMrush(エスイーエムラッシュ)
過去30日間のSEOボラティリティ
https://www.semrush.com/sensor/?category=&db=JP
検索結果の順位で表示順が変わったジャンルとしては、
- IT
- 日用品・家財
- 旅行、観光
- 住宅、引越し
- 健康と医学
でした。
これらの検索結果の順位変動は、BERTアップデートの影響が大きいかもしれません。というのも、BERTアップデートは、前述のとおり、より、言語処理が進んで、検索エンジンが会話のように回答を出せるようになっているからです。
たとえば、
検索キーワード:寒くない毛布
としたら、
今までは、寒くない毛布 というテキストが表示されているwebサイトが上位に出てきていました。
ですが、今は、そのユーザーが買いたいという需要がありそうであれば、
暖かい毛布を売っているECサイトが検索結果の上位に上がってきます。
すなわち、より、ユーザーの検索ニーズにあった検索結果を、Googleは提供するようになったのです。
これによって、上記のカテゴリーに検索順位が変動したのではないかと思います。
それは、上記のカテゴリーは、BtoC、消費者が利用するキーワードが多いからです。すなわち、サンプルデータが多いところから、検索結果が変化しているのだと思います。
つまり、おって、美容キーワードや、ビジネス系キーワードも変ってくる、ということになると思います。
2019年11月のSEO対策:検索意図を汲み取ったページを作る
今回のBERTアップデートの影響は大きいようで、大手サイトでも、がくんと、検索順位が落ちたと、ネット、SNSで大騒ぎになっていました。
こういう状況を回避するために、日々出来ることは3つです。
根本的なSEO対策ですが、
- ページの質をあげる
- サイトの質をあげる
- 検索意図を汲み取ったページを作る
を改めて意識してみましょう。
ページの質をあげるには、情報量を増やし、ページ速度をあげ、オリジナリティを高め、かつ、引用などを行って情報信頼度を高めることです。
ページの質をあげるのに、1番手っ取り早いのは、更新ですね。
追加で、情報を入れていくことをオススメします。
また、サイトの質をあげる方法は、関連ページを増やすしかないので、まずは地道に関連するページを制作していきましょう。
そのうえで、sitemap.xmlで、どんどんインデックスを増やしていきましょう。
そして、検索意図を汲み取ったページを作る方法ですが、これが1番難しいですね。何をユーザーが質問してくるか、Q&Aを想定するのです。
離島の送料はいくらですか?
という質問に対しての回答をページ化したり。
XXXXという成分はなんですか?
という質問に対して、XXからできる植物で、こういう加工をしています、
というようなコンテンツを作ったり。
文字ベースでもいいですが、こういうものをインフォグラフィックで表現すること。それがオリジナリティを出していく鍵ですね。
webページの更新に予算をさけるのであれば、マンガなどの画像コンテンツを活用していく方法もありです。
マンガは、結局オリジナル画像で、ユーザーの説明にも最適だからです。ALTタグの設定はもちろん必要ですが。
まとめ:2019年11月 検索順位変動自体は落ち着いているが、これからが勝負
2019年11月のSEO変動は落ち着いています。しかし、落差が大きいという情報が入っています。
検索キーワードカテゴリとしては、以下のジャンルで影響が出ています。
- IT
- 日用品・家財
- 旅行、観光
- 住宅、引越し
- 健康と医学
そこで、今回は、改めて、根本的な施策をご提案しています。
- ページの質向上
- サイトの質向上
- 検索ニーズにあったホームページ制作
過去の記事のリライトなども、重要です。
また、Google Cromeにおいて発表されている「混合コンテンツ(Mixed Content)」のデフォルトブロックについても、そろそろ次の波がきそうです。
GoogleChromeにブロックされる!?ホームページの対応を考えよう
いま、できること、目の前のことから、しっかりと対応をしておきましょう。
そうだ、わたしも、リライトをしてみよう・・・