2019年はRPA元年ではありません。数年前からRPA、RPAと日本経済新聞には出ているくらいです。ただ、2019年になってから、RPAの導入効果が、いろいろなところでニュースになっています。働き方改革のおかげもあり、ニュースとしての価値が高まったということなんでしょうね。
でも、RPAって、なに?という人が、非常に多いんです。すごく多くの会社の方から質問を受けています。
先に答えをざっと書いておくと、
RPAは、簡単に言うと、ソフト(システム)による業務の自動化です。
今回は、このRPAを簡単に解説していきます!!
RPAとは
RPAはRobotic Process Automationの略称です。
前述しましたが、RPAは、ソフト(システム)による業務の自動化のことを指します。
これでも、わかりにくいですよね。
RPAの例を書くと、
営業のアタックリストを作るために、ハローワークのサイトから東京都新宿区のweb制作会社の電話番号をリスト化する、ということをしていたとします。
手動の運用ならば、ハローワークのサイトから、コピー&ペーストで、リストを作っていきますよね。
これを、webシステムで、たとえば、取得 というボタンを1日1回押すと、その日取得できる東京都新宿区のweb制作会社の電話番号リストをcsvファイルで取得できるようになります。
今まで、1日8時間リスト作成だけに費やしても、仮に200件しかできなかったとしても、このシステムがあれば、5分程度で、アポイントメントリストができるのです。
こう聞くと、RPAってすごいんだ!って思いますよね。
RPAは、要は、反復手作業の自動化なんですよね。
RPAのシステムは、正直、ピンきりの価格ですが、現在多く販売されているのが月額課金のシステム利用料になっています。
5万円、10万円、100万円以上 と、たくさんRPAのシステムは販売されています。
RPAのシステムがこれだけ普及したのは、その効果が、明確だからです。
効果というのは、コストです。
人件費が高い2019年現在。
それよりも、システムで自動化した方が安いから、普及したんですよね。
実際に、RPAツールの事例などを見ていると、年間で数百万円単位で、コスト削減できている事例がゴロゴロあります。
RPAツールが月額50万円でも、年間で600万円。
人件費の削減が、それ以上あるいは同等であれば、RPAツールを導入した方がお得なわけです。
なぜなら、RPAツールは、人ではないので、さぼらないですし、また、精度も高いです。人間だとミスをしますが、システムは、仕様を間違えなければ、ミスしませんから。
RPAで、できること
RPAで、自動ができる業務は、何があるのでしょうか。
すごく抽象的に書くと 以下の3つすべてを満たしている仕事は、RPAを入れると、圧倒的なコスト削減ができるわけです。
- ルール化が可能な仕事
- 定期的 かつ 繰り返しの多い仕事
- パソコンやweb上だけで作業が完結する仕事
え、仕事なくなるよ?っていう人、いませんよね。
もっと、いろいろな仕事を作るほうになっていけば大丈夫ですよ。
具体的には、こんなことがRPAでできます。
- 経費計算
- 給与計算
- ネットから自社製品の口コミ収集(エゴサーチ)
- 自社オウンドメディアの記事をまとめサイトに投稿
- 自社サイトの記事を、SNSやブログへの自動投稿
- OCRからの受注システム登録
- 営業数値のリスト、速報
- 伝票作成
- 入力データの整合性チェック
- システム間の転記
- いいにくいことの自動メール配信
- データの消しこみチェック
- 入金リマインドメール
いっぱいできますね。
RPAなら。
しかも、システムだから、間違いがないのもいいんですよね。
また、システムだから、嫌悪感もわかないっていうのも、RPAのいいところだと思っています。
RPA導入効果
よくRPAの導入効果は、人件費の削減といわれます。
実際、RPAツールの会社も、それを書いていますし。
年間数百万円単位のコスト削減は、すぐに出るようですね。
ただ、RPAの展開費用で、わりと、差し引き0のときもあるみたいですが。
ですが、時間の削減も明確な効果になります。
たとえば、
【RPA事例⑧ 金融業界―地域金融機関の組織変革で1万6,000時間余力創出】
なども書かれています。
RPAを導入前に考えること
参考として いいブログを見つけました!!
このブログにも書かれています。
RPA導入のプロセス
導入目的の確認
導入目標の設定(KPI等)
業務整理
費用対効果の試算
優先順位決め
まとめ:RPAいいよね!それってシステム化と同じ!?
RPAはいいんです。
でも、これって、システム化することなので、RPAツールを月額で借りなくても、、、というケースもあります。
初期開発費用を出せば、自社用のRPAツールをシステム化できるケースも多く、結果的に、毎月月額費用を払うよりも、その方が、お得だったりもします。
RPAがトレンドだから、RPAツールを借りよう!!という安易な発想にいかずに、まず、何をRPAするか。そこですよね。
目的と仕様を決める、これは、システムやホームページの制作でも同じですが、RPAでも同じです。
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