ビジネスにおいて集客のベースとして重要なSEO対策。検索エンジンから集客するには、コンテンツが重要です。そこで、鮮度の高い情報、コンテンツを掲載できる場所が必要です。その場所こそが、企業の場合、企業ブログだと思います。
企業ブログは、企業のスタッフ、たとえば、営業、カスタマーサクセス、広報、社長、事業部長、幹部などが、今の企業の情報を伝える場所として、とても有効なコンテンツになります。
企業ブログを活用している会社もたくさん見かけると思いますが、意外と、企業ブログは、アクセスが集まらないケースが多いです。技術系の会社の場合は、技術系のノウハウでアクセス数を稼げているという話も聞きますが、販売店・小売りだと、なかなか難しいということも聞きます。
そこで、この記事では、集客を高める、検索エンジン対策されたブログを作るための優先順位について書いていきます。検索エンジン広告 や メルマガ などで、自社の ホームページ に 誘導 しても、見るネタがないと、集客しても意味がありません。webサイトを活用した 集客施策 として機能するための企業ブログの始め方をまとめていきます。
企業ブログ 優先順位 9つのフロー
さっそくですが、企業ブログを始めるうえでの、優先順位について書いていきます。
先に順番をまとめると
- ブログ コンセプト決定
- キーワード 調査 決定
- コンテンツ内容のパターン化
- KPI 決定
- 予算策定
- デザイン
- ブログツール 選定
- 運用ルール作成
- ブログ コンテンツ作成
という流れが、企業ブログを始める上での優先順位になります。
詳細が分かった方がいい点について、個別に、優先順位ごとに、解説していきます。
ブログ コンセプト決定
企業ブログなので、コンセプトは、決めやすいはずです!となめていると、意外とうまくいきません。
- 何のテーマについて、ブログを書くのか?
- その内容は、企業ブログとして、ふさわしいか?
- 収益につながるのか?
- 企業のブランドイメージとかけはなれていないか?
- 競合他社、競合ブログと優位性のあるコンテンツになるのか?
最低限、上記の部分は、コンセプトを決める上で、審査、明文化しておくべきポイントです。
企業ブログだから、企業の商品、サービスの羅列でいいと思うかもしれませんが、間違っています。なぜなら、そういうコンテンツは、すでに企業サイトや商品サイトにあるので、情報が重複するだけだからです。
むしろ、そこから一歩踏み込んで、利用者の立場になったとき、どんなメリットがあって、どんな使い方をして、こういう風な結果が出ているといった、商品紹介の「先」につながるようなコンテンツこそ求められます。
客観的に、その企業ブログが、誰かの役に立つようなコンテンツにならないと、仮に企業ブログでも、集客性の乏しいコンテンツになってしまいます。
また、役に立たないコンテンツであれば、Googleやyahooといった検索エンジンからのインデックスや検索結果の上位表示もされません。
キーワード 調査 決定
重要なコンセプトが決まると、始められることが、キーワードの調査、選定です。
検索エンジンからの集客をメインとして進められるブログなので、しっかりと、検索エンジンで検索されるキーワードとマッチした内容を書いていくべきです。
とはいえ、一般的なキーワードの1キーワードで、検索結果の上位に表示させることは難しいです。競合が多すぎるからです。
それゆえ、複合キーワード、2キーワード、あるいは、3キーワードで、検索結果の上位に表示されるよう、キーワード調査、選定をしていきましょう。
たとえば、メンマのメーカーなら、
メンマの1キーワードでは難しいので、
メンマ 栄養 とか、メンマ 安い とかのキーワードでGoogle検索結果の上位表示を狙っていくようにしましょう。
そうなると、メンマ 栄養のキーワードを狙うなら、メンマ 栄養 に関するブログ記事を書き、メンマ 栄養 カルシウム という内容で、ブログ記事を書き、というかんじになっていきます。
このとき、共起語や、Googleの検索の際にレコメンドされるサジェストキーワードにも、留意しましょう。特に、検索ユーザーの検索意図を汲み取るキーワードが大切です。
例えば、メンマというキーワードの場合、買いたいのか、買った後の使い方、すなわち、レシピを探しているのか、はたまた、メンマの成分を調べたいのか。いろいろ、ユーザーによって、検索意図は変わります。コンテンツが、その検索意図に対しての結果になるように、ページを作成するようにしましょう!!
また、キーワード調査は、アクセス数を獲得する上で、とても重要なことです。Googleのキーワードプランナーや、ウーバーサジェストなど、キーワードの検索ボリュームを測れるツールを活用して、キーワードのリサーチをするようにしましょう。
検索ボリュームが少ないキーワードをメインにしても、検索エンジンからの誘導が見込めませんからね。
コンテンツ内容のパターン化
コンテンツ内容の流れをパターン化しておくと、ブログの書くスピードが上がります。事例の記事なら、事例のパターン。情報掲載のパターンなら、短くても、必要な情報のパターンを作るといったフォーマットを作っておくことです。
これで、効率化もはかれますし、何を書くべきかのイメージもつきやすくなります。
注意点としては、複数パターンを作るつもりでいることです。コンテンツによっては、定型のフォーマットでは無理なケースもあります。
そんなとき、コンテンツとテンプレがあわないから、コンテンツを掲載することを止めるのは本末転倒です。コンテンツ優先で行動しましょう!
KPI 決定
企業ブログなので、目的がないと、評価のしようがなくなります。なので、評価軸となるKPIの決定が重要です。
たとえば、PV、UU。
滞在時間。
関連キーワードでの、検索エンジンからの流入数。
こういった指標が、企業ブログの指標としてわかりやすいかもしれません。
間違っても、売上とかをKPIにしないようにしましょう。なぜなら、そんなにすぐに、売上に直結するとはかぎらないですし、そもそも、計測が難しいです。
予算策定
企業の場合、何かを作る際に、予算が必要です。
それゆえ、企業ブログの場合でも、同様に、予算の設定が大事です。
そこで、作るものをまとめていきましょう。
ミニマムな内容の予算項目だと、
- ブログツール
- ドメイン取得、設定
- SSL
- サーバ
- ブログ デザイン
- ブログ コーディング
といったところでしょうか。
ブログツール 選定
予算が見えてきたら、ブログツールの選定のタイミングです。正直あまり予算がない、というかんじでしたら、はてなブログや、アメーバブログなどの無料のブログを使うのも1つの方法です。
他者の広告が出てしまうかもしれませんが。
あるいは、広告がでない、ブロガー(google提供)を活用するかですね。
一般的には、ワードプレス、ムーバブルタイプといったブログエンジンを活用するケースが多いですね。
ワードプレスは検索エンジンとの相性も良く、レスポンシブ対応(スマートフォン対応)ができるので、おすすめです。
運用ルール作成
忘れがちですが、企業ブログの運用ルールの作成も大事なことです。
- 記事内容の決定、方針は誰が立てるのか。
- 誰が書くのか。
- チェックするのは誰か。
- プライバシーポリシーや、利用規約の改定はどうするか?
- 問い合わせのフォローはどうするか?
- 月次のアクセス数のレポートの決定
- そもそも、KPIの数字とのチェックは誰がするのか?
こういった内容を決めていかないとですね。
ちなみに、ブログには、コメント機能もあります。このコメント機能をオフにしておくこともありますが、コメント機能をオンにして、運用をしていくケースもあります。
その場合は、コメントへの返信を誰がするのかの担当決めも大事ですね!
企業ブログ コンテンツ
企業ブログのコンテンツには、どんなものがあるでしょうか。
例を挙げていくと。。
- 事例
- 体験レビュー
- インタビュー
- 関連情報
- 相場
- 製造者の声
- スタッフ紹介
といったカテゴリーのコンテンツが考えられます。
これは業態によっても変わってきます。
接骨院と、製造業とでは、コンテンツのカテゴリーは変わってきます。
接骨院なら、先生の人柄を表現するコンテンツがあってもいいですが、メーカーの場合、製造者の声、とか、顔で良くなります。
コンテンツは、結局、客観的にみて、他者が欲しがるであろう情報を掲載しないと意味がないですし、そこに、優位性・オリジナリティが必要です。
動画にするとか、漫画にするとか、インフォグラフィックで表現するとか、こういった表現方法については、2の次ですね。
さらに言うと、事例コンテンツや、関連情報コンテンツは、PVを稼ぎやすいコンテンツなので、多めに作るようにしましょう。
まとめ 企業ブログ 優先順位 知っていると、効率的な運用が可能
企業ブログの優先順位について、いかがでしたか?
この手順で進めると、サクセスストーリーのイメージもつかめていくと思います。
せっかく新しい商品、サービスを開発しても、告知が足りないと、意味がありません。
企業ブログは、そんなアクセス数を増やすことにも役立ちます。アクセス数が少ないと、そもそも、問い合わせ(リード獲得)もできません。
それゆえ、ブログを始めるにあたって、優先順位付けをして、しっかりと対応を進めていくことをおすすめします。デジタルマーケティング施策とはいえ、こういったアナログな部分は重要です。
そうしないと、今日のランチはコレ!みたいな企業ブログができあがり、あまり、意味のないブログになってしまいますよ。
優先順位をつけて、しっかりと、ブログの構築を進めていきましょう!