LPO、EFOといった言葉は、webマーケティングをしていると、よく耳にすると思いますが、最近は、CROについても、耳にする機会が増えていると思います。
CROは、コンバージョン率の最適化を意味する言葉なので、LPOや、EFOとも似ているので、覚えやすいとは思います。
しかし、実際に、言葉は耳にする機会は多くても、CROについて、論じているwebサイトは少ないように思います。
そこで、この記事では、簡単にCROについて解説しながら、CROで活用されるデジタルマーケティング施策について、今回ご紹介しようと思います。
CROとは
CROとは、Conversion Rate Optimizationの略称で、コンバージョン率最適化をさす言葉です。シーアールオーと呼ばれます。
コンバージョン率は、CV(コンバージョン)が発生する割合です。
たとえば、おせち特集ページのコンバージョン率(CVR)は?と聞かれたら、
CV数/訪問者数(アクセス数)の割合になります。
そして、CROは、この確率を高めることをさししめすわけです。
冒頭で、ご紹介したLPOや、EFOは、CROの関連キーワードになるため、よく一緒に登場します。
ちなみに、LPO(Landing Page Optimization)については、ランディングページのお話ですので、過去には、こんな記事で、ご紹介しています。
LP制作 コツは?ファーストビュー勝負!CVにつなげる5つの秘訣
https://saras-wati.net/news/lp-make-201911/
EFOはEntry Form Optimizationの略称です。イーエフオーと呼びます。
EFOについては、以下でも、過去にご紹介しました。
【CVRが2倍以上!?】お問い合わせフォームの最適化(EFO)の効果は?
https://saras-wati.net/web-make/efo-homepage-2002/
なぜ、CRO EFO LPO 比較 されるのか?
CROというキーワードの話になると、EFO LPO といったキーワードも関連キーワードとして会話されます。
これは、なぜでしょうか?
答えは、CROは、CV率の最適化をはかることなので、その方法の1つとして、LPO、EFOが存在するからです。
LPOは、ランディングページ(LP)の最適化なので、CVRの最適化の1つの方法だということは理解しやすいと思います。そうなんです。LPOは、CROの1つの施策なんですよ。そう考えると、わかりやすいと思います。
EFOが、関連するのは、BtoBビジネスの場合や、btocビジネスでも、メールフォームが主流になっている予約サービスの場合です。
CVが、EEサイトのような購入ではなく、フォームへの入力になるからです。
それゆえ、CROの話になると、比較のように、EFOやLPOの話になるのです。
CRO 主な方法
CROは、CVRを高めることになるので、方法は、非常にたくさんあります。
具体的に、ご紹介していきますね。
- 購入導線を増やす
- クリエイティブを変える
- 文言を変更する
- コンバージョンに至る経路を変える
- ユーザーのモチベーションをあげるコンテンツを作る
- LP(ランディングページ)を作る
- 購入モチベーションの高いユーザーを誘導する
- ECならECカートを使いやすくする
- お問い合わせフォームなら、入力量を減らす
- webサイトの表示速度を上げる
- 電話番号を掲載する
- メールでの購入をできるようにする
- チャットでの購入をできるようにする
- 説明用の動画を掲載する
- 店舗へ行きたくなるようなコンテンツを作る
- アクセスしてくるユーザーを減らす
- CVRの高いページからの導線を作る
- AIの接客ツールを導入する
- 購入完了までのステップを入れる
- フォームの記入例を入れる
列挙しましたが、CROの施策は、実は、このほかにもたくさんあります。
webサイトは、webから派生して、来店を促すこともできます。
それゆえ、CVを店舗でしてもらうようにしていくこともありえます。
いくつか、わかりやすいものを細かくご紹介します。
CRO webサイトの表示速度を上げる
ページの表示スピードは、CVRを高めることにおいて、重要な要素です。
遅いサイトの場合、ユーザーが離れます。
データでお話しすると、
「消費者の47%はウェブページが2秒以下で表示される事を望む – Sean Work @ Kissmetrics.com」
https://blog.kissmetrics.com/loading-time/
ページ表示2秒でユーザーはイライラし始め、3分の1が「もういいや」となる
参考 Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2010/04/27/7848
そもそも、スマホの場合、表示速度の遅いページが完全に表示されるまで、待っていられないですよね。
ページの表示速度が遅いと、ホームページからの離脱者がそれだけで増えます。
結果、CV(コンバージョン)が出なくなるわけです。
それゆえ、webサイトの場合、サイトの表示速度改善は重要なのです。
ページの表示にかかる時間が3秒を超えないようにしましょう。
1秒以内を目指しましょう!
ただ、だからといって、コンテンツ量を減らすのは、本末転倒です。
CRO CVRの高いページからの導線を作る
これは、実は、面白い話で、そもそも、CVRが高いページから導線を張ると、遷移先のページも比較的、CV率が高まります。
おそらく、CVRが高いページの場合、ユーザーのモチベーションが高いからだと思います。それゆえ、その次のページに遷移したユーザーも、モチベーションが高まるのだと思います。
しかし、これも、Googleアナリティクスなどから、ページを分析していないと、なかなか、関連性を見つけることができない対応です。
日々のアクセス分析が、どれだけ重要なのかを感じる結果になると思います。
まとめ CRO 無限にある方法をトライ&エラーでメソッドとして確立
CROについて、いかがでしたでしょうか?
CROというキーワードについて、理解できましたでしょうか?
集客に広告コストを投下する会社は多いです。
新規新規!と考えるからです。
しかし、CROを考えていないと、その広告費は、こぼれるばかりです。
CRO(Conversion Rate Optimization)は、そんな、こぼれるばかりの広告費をこぼれなくしていく施策でもあります。
そもそも、CROは、ページやWebサイトの改善により、エンゲージメントを高めていくコミュニケーションでもあります。
エンゲージメントを高めることは、ファンの醸成にもつながります。これが重要なデジタルマーケティングの施策であることは明らかですよね。
それゆえ、コンテンツの改善、追加が、重要であると考えます。
しかし、何が正解かは、そのホームページごとに異なります。共通項である、使いやすいデザイン、ページ速度の向上などは、当然ですが、そのホームページごとに、考えるべきポイントは変わってきます。
機械的に、あれをすればうまくいくはないので、都度の改善施策で、CROを高めていくのだ!という意識が重要です。
そもそも、ユーザー目線で、webサイトを見直していかないと、CROは成り立ちません。ひとりよがりにならない、web構築が重要になるんですよね。