LINE広告は、各種LINEの広告面で掲載される画像や、動画、テキストなどのSNS広告です。LINEとYahooとの経営統合後、Yahoo広告との相互配信なども発表されてきて、今後も充実してきそうです。
そのため、広告媒体としてLINE広告を検討している方が増えているとか、そんな話も耳にします。実際に、アフィリエイターなども、LINE広告を活用してのPR、宣伝を行っているようです。
そこで、この記事では、LINE広告 種類、課金方式、ターゲティングなどを解説していきます。LINE広告 の 始め方 も 解説しています。LINE広告のアカウントの開設方法もイメージしにくいかもですが、やってみれば、Google広告などと同じです。
LINE広告 種類など、LINE広告 について、学んでいきましょう!
LINE広告とは
参考)
【公式】LINE広告とは丨ターゲティング、配信面、活用事例のまとめ
https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20191024/
LINE広告とは、クリックまたは広告表示に応じて課金される運用型広告がベースとなっているSNS広告で、LINEの持っているメディア、アプリなどで、広告が掲載されます。
LINE広告は、なんといっても、LINEのアクティブなユーザーが魅力的ですね。
LINE広告の種類や、ターゲットの絞り方は後で解説しますが、いろいろと広告配信する相手を選ぶことが可能です。また、LINE広告は、上限予算も設定可能です。ネット広告なので、少ない予算から開始できます。LINE広告は、プロユースよりも、自分でも、広告配信できる、管理画面もうれしいですね!
LINE広告 魅力 リーチ力!
LINE広告は、LINEの利用者に、広告配信できるわけですから、そのリーチ力は、相当なものです。
LINE関連サービスの月間アクティブユーザー数は8,900万人(2021年6月末時点)。
毎日LINEサービスを使うユーザーの割合は86%。圧倒的です。
人口の約70%が利用している計算です。
SNS MAUランキング
- LINE 8,900万人
- youtube 6,500万人
- Twitter 4,500万人
- インスタグラム 3,300万人
- facebook 2,600万人
※MAUは月間のアクティブユーザー数
※2021年6月末時点の調査
LINE広告 種類
参考)LINE Business Guide 2021年7月-12月期
https://www.linebiz.com/sites/default/files/media/jp/download/LINE%20Business%20Guide_202107-12.pdf
LINE広告 の 種類を、いくつかご紹介していきます!
広告配信面は、以下になります。
- トークリスト
- LINE NEWS
- タイムライン
- ウォレット
- LINEマンガ
- LINE BLOG
- LINEポイントクラブ
- LINEショッピング
- LINEチラシ
- LINEクーポン
- LINEマイカード
- LINE広告ネットワーク
LINE広告は、上記の箇所に、静止画、動画などで、露出が可能になっています。
カルーセルバナーなどで、STORY性を出す広告も可能です!!
LINE広告の概念としては、
- キャンペーン
- 広告グループ
- 広告
- メディア
といった概念で展開されているので、Google広告などと同じようなかんじの概念になっています。
LINE広告 ターゲティング
LINE広告では、ターゲティングをして、ユーザーの登録情報やLINEサービスでの行動履歴から、広告配信先ユーザーを選んで、広告配信可能です。
また、LINEのデータだけでなく、自社サイトの行動や自社保有データ(電話番号やメールアドレス)をもとにした、広告のターゲティングも可能です。
この方式をアドレサブル広告といいます。
詳細は以下でも解説しています。
【データマーケティング】アドレサブル広告とは アドレサブル広告 種類 まとめ
https://saras-wati.net/web-ad/addressable-ad/
参考にしてください。
LINE広告 ターゲティング 種類
さらに、細かく、LINE広告のターゲティングで絞れる内容をまとめると。
属性情報
- 地域(市区町村単位・地点指定)
- 性別
- 年齢
- iOS Android
- 配偶者の有無
- 子供の有無
- 趣味関心
- テレビの視聴頻度
- 転居経験
といった情報で、広告配信先ユーザーをターゲティングできます。
行動の部分でいうと
- サイト訪問者
- アプリアクション
- IDFA
- AAID
- 電話番号
- メールアドレス
- LINE公式アカウントの友だち
- 動画視聴
もちろん、リマーケティングや、リマーケティングデータからの類似拡張もできるようになっています。
ちなみに、IDFA (Identifier for Advertisers) は、Appleがユーザーの端末ごとに割り当てているデバイスIDで、AAIDは、AndroidOSの端末ごとに振り当てられているる広告識別子のことです。
LINE広告 課金方式
LINE広告の課金方式は、
- クリック課金
- インプレッション課金
- フォロー課金
と3タイプあります。
上記の課金タイプは、それぞれLINE広告の利用目的によって変わってきます。
ちなみに、ざっくりとした価格感ですが、
クリック課金は1クリック20~300円程度
インプレッション課金(CPM)は、0.2~0.8円程度
フォロー課金は、1友達登録で、100~1,000円といった感じです。
フォロー課金は、友だち登録で、広告費が発生するものを指しています。
LINE広告 配信目的
LINE広告の課金方式でわかるとおり、LINE広告の配信目的の設定によって、課金方式は変わってきます。
- サイトへのアクセス数を増やす
- ウェブサイトのコンバージョン数を増やす
- アプリのインストール数を増やす
- アプリの起動回数を増やす
- 動画の再生回数を増やす
- LINE公式アカウントの友だちを増やす
といった目的にあわせて、LINE広告を配信できます。
LINE広告 クロスターゲティング とは
クロスターゲティングとは、LINE公式アカウントなどで取得したデータを、LINE広告での配信に活用できる機能です。
2020年1月からできるようになった機能で、LINE公式アカウントのデータを元に広告配信することで、LINE公式アカウントのお友達だけに、セール情報を配信する、などが可能になります。
要するに、LINE公式アカウントを経由して、コミュニケーションの深いユーザーにのみ、広告を配信できるのです。
クロスターゲティングで可能なのは
- クリックリターゲティング
- インプレッションリターゲティング
- チャットタグオーディエンス
の3つです。
基本的には、クリックした人、広告表示のされた人、チャットで特定のタグ付けされた人というターゲティングができる機能です。
LINE広告 おすすめ クライアント 利用シーン
LINE広告、なんか、良さそうだから、やってみようかな?と思った方。
もう少し、考えてみてください。
メリットも多いのですが、盲点もあります。
LINE広告をおすすめしたいクライアント、広告主は、どんな商材、業種の方になるかを解説していきます。
- web完結、アプリ完結するサービス
- 単価の低い商材
- 認知度アップ
- 来店誘導したい場合
といったケースで、LINE広告はおすすめです。
LINEユーザーの場合、LINE経由で、さくっと買い物できたりするもののほうが、反応はいいです。
それゆえ、web完結、アプリ完結のサービスが理想です。
スマートフォン向けサービスとの相性はいいです。逆に、スマートフォン向けのページがない場合は、広告配信しない方がいいと思いますよ!
また、ネット全般に言えますが、高級商材は、なかなか難しいときがあります。
認知度アップには、最適なので活用しやすいですが、販促効果を考えると、リスティング広告の方が、まだ、成果が出やすい状況です。やはり、ユーザーのモチベーションが違います。検索をして、課題解決をしようとしているモチベーションにまではいたっていないからですね。
来店誘導には、いいかもしれません。地域ターゲティングが可能で、店舗からXkmの範囲にのみ広告配信するというのが可能だからです。Google広告でもできるので、Google広告を試してから、そのあと、実施するのでもいいかもですね。
LINE広告 始め方
LINE広告の始め方を簡単に解説します。LINE広告のアカウント開設~広告配信までの流れ、広告配信手順などをまとめます。
- LINE広告 広告配信までの手順
- LINEビジネスID 発行
- 広告アカウント 作成
- クレジットカード情報の登録
- クリエイティブの入稿
- タグ設置
- 広告配信設定
という流れです。
基本的に、クレカでの課金なので、さくさくと進められます。LINE広告自体が、オンライン完結型です。
個別に解説します。
LINEビジネスID 発行
LINEビジネスIDは、LINEのビジネス向けサービスのアカウントIDです。メールアドレスかLINEアカウントで登録、発行が可能です。
LINEビジネスIDの発行方法は、LINEの公式サイトから可能です。
以下URLがわかりやすいマニュアル、ヘルプになっています。
LINE for Business STEP1 ログイン
https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/tutorial-step1/
広告アカウント 作成
広告アカウント作成は、商材ごと、広告主ごとにアカウントを作成してください。
サイトごとではないです。
なお、LINE公式アカウントが必要です。
商材情報の登録と一緒にできます!
なお、アカウントの解説から審査完了までは10営業日ほどかかります。広告配信スケジュールが決まっている場合は、ご注意ください。
クレジットカード 登録
LINE広告の支払いは、クレジットカード決済です。
利用可能なクレジットカードは、
- VISA
- Mastercard
- アメリカンエクスプレス
- JCB
- ダイナースクラブ
いずれも、日本国内で発行されたクレジットカードだけが、LINE広告で利用できます。
タグ設置
クリエイティブの入稿は、広告原稿の登録なので、飛ばします。
タグ設置ですが、
LINE広告のタグは、3つあります。
LINE広告の効果測定で使います。
- ベースコード
- コンバージョンコード
- カスタムイベントコード
の3つです。
カスタムイベントコードは設定しないでも、広告配信自体には、何の問題もありません。
ベースコードとは、LINEが、対象のwebサイト内などで、ユーザーの行動を計測するコードなので、広告アカウントごとにタグの取得が必要です。
そして、webサイトの全ページに設置する必要があります。facebook広告のピクセルと同じような感じです。
コンバージョンコードは、ECサイトの購入完了画面など、コンバージョンの発生するページに掲載してください。
1つ裏技として、コンバージョンコードを、商品詳細ページにおいて、マイクロコンバージョンを多く発生させ、誘導効果を高めていく!というLINE広告の運用術もあります。LINE広告もAIで、判断していきますので、こういったコツもあります。
カスタムイベントコードは、ユーザーにタグ付けができるコードで、クロスターゲティングなどの複雑な設定で使うコードです。
詳細は、以下のLINE広告 タグの解説ページをご覧ください。
【公式】LINE広告の効果を計測する「LINE Tag」の使い方
https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20191118-3/
LINE広告も、タグが重要です。
あとは、広告配信設定して、終わりです。ここから先は、日々の広告運用になります。
LINE広告 掲載できない商材
参考)
LINE広告審査ガイドライン
https://www.linebiz.com/jp/service/line-ads/guideline/
LINE広告を実施してみたい!と思っても、実は、LINE広告で、広告掲載できない業種、商材があります。
■ LINE広告で 広告 掲載 不可 商材 業種
- 宗教関連
- ギャンブル関連(公営競技・公営くじは除く)
- パチンコ等
- アダルト関連
- 出会い系、マッチングサイト等(一部LINEが認めた場合を除く)
- 連鎖販売取引
- 探偵業
- たばこ、電子タバコ
- 武器全般、毒物劇物
- 政党
- 公益法人、NPO/NGO、社団法人(一部LINEが認めた場合を除く)
- 生体販売
- 整骨院、接骨院、鍼灸院等
- 未承認医薬品⋅医療機器等
- 消費者金融などの貸金業、質屋(一部LINEが認めた場合を除く)
- ネット関連ビジネス(情報商材、自己啓発セミナー等)
- 募金、寄付、クラウドファンディング等の資金調達(一部LINEが認めた場合を除く)
- その他LINEが不適合と判断した業種⋅業態、商品⋅サービス
なお、医薬品、医薬部外品、医療機器、化粧品は法令と広告表示規制を守った範囲で広告を表示可能です。
NPOとかも、NGだったりするのは、厳しいですよね。
LINE広告 アフィリエイト サイト でも 広告掲載 可能?
LINE広告では、アフィリエイト広告を掲載しているwebサイトのPRも可能になっています。リスティング広告、SNS広告と同様です。
アフィリエイト広告を掲載していない大手のポータルサイトは、確かに少ないですからね。どうしても、可能になりますよね。
実際、LINE広告審査ガイドラインに以下のような記述があります。
アフィリエイトサイトを含むメディアサイト
メディアサイトを配信する場合は、広告の表示内容等に問題が生じた場合、事業主側での配信停止などの広告管理体制が整備されていることが前提となります。
引用)
LINE広告審査ガイドライン
https://www.linebiz.com/jp/service/line-ads/guideline/
なお、特に、以下の3つのタイプのメディアサイトについては、厳しく見ているようですね。細かいチェックが、広告を見るユーザーにとっては、うれしいことですね。
- 比較、ランキングサイト
- 口コミ、レビューサイト
- クリック報酬を主目的としたサイト
要するに、情報に偏りがないサイトで、コンテンツがまともなサイトならOKですよ。ということかと思います。
まとめ LINE広告 種類 豊富!運用型広告なので、トライ&エラーで最適化を!!
LINE広告、いかがでしたでしょうか。
LINE広告 種類 ターゲティング、配信面、課金方式、アカウントの開設方法、おすすめ商材、業種、幅広く、網羅して、LINE広告について、解説してみました。
LINE広告は、運用型広告なので、日々の調整も大事です。
販売促進などは、まだまだGoogleのリスティング広告に勝てないと思いますが、認知度アップにはいいと思いますし、とにかく、MAUやリーチ力が大きいですよね。
クリエイティブ、プロダクトをSNS寄りにしていけば、販売も促進されるはずです!
日々の運用+の部分ですね!