Youtubeは、絶大なリーチ力を持っています。そんなYoutubeでCVを促す広告といえば、TrueViewアクション広告でしたが、2021年10月時点では動画アクション キャンペーン という広告形式が推奨されています。
YouTube観ていると、多く見かける動画広告のうち、販売促進を目的にしている広告の多くは、この動画アクション キャンペーン を活用し始めています。
最近は動画広告もCVが多く取れてきているので、広告主も広告代理店も、注目しているメディアとなっているYoutube。
この記事では、YouTube広告で展開される、動画アクション キャンペーンとは何か?動画アクション キャンペーン の配信媒体、動画アクション キャンペーン 設定方法、そして、以前からあるTrueViewアクション広告と、その違いについて解説していきます
動画アクション キャンペーン とは
参考)Google 広告 ヘルプ
動画アクション キャンペーンについて
https://support.google.com/google-ads/answer/10147229
動画アクションキャンペーンとは、YouTube 広告で、2021年に新しく追加された広告形式の1つです。
広告を見た、視聴ユーザーの行動促進をしていく広告タイプで、以前からあった True View アクションキャンペーンをベースにした広告形式です。
動画アクション キャンペーンは、Googleが推奨しているレスポンシブフォーマットの広告フォーマットで、長い見出しや説明文を動画クリエイティブと一緒に掲載できる広告です。
動画アクション キャンペーン は、Video Action Campaignの略称で、VACとも呼ばれます。VACといわれると、なんかイメージがわかない方もいらっしゃるかもですね。
動画広告で、商品購入や問い合わせ、資料請求といったアクションを促したい場合、動画アクションキャンペーンの設定がおすすめです。
課金方式は、基本的には、CPM課金(表示課金)です。
動画アクション キャンペーン は、1つの広告設定で、Youtubeなどで、動画+説明文の広告を配信出来て、ボタンなどを表示できることから、LPなどへの誘導をしやすくさせています。
動画アクション キャンペーン 解説 動画
さて、動画アクション キャンペーンについて、イメージを膨らませやすいように、Youtube動画で、探してみました、動画アクション キャンペーンについての解説動画。
意外と少ないですが、以下、2つの動画をピックアップ!
YouTube広告でコンバージョンを狙うというのを端的に!メリット訴求していますね。
実際の配信面については、次で解説します。
動画アクション キャンペーン 広告 配信面
動画アクション キャンペーン で、広告を設定した場合、どんな画面に、広告が表示されるのでしょうか?
以下が、動画アクション キャンペーン の広告配信面です。
- YouTubeの動画の再生前や再生中に表示される インストリーム広告
- YouTube 検索ページ
- YouTube ホームのフィードに表示されるディスカバリー広告
- Google 動画パートナー 広告枠
1つの設定で、この4つに掲載ができます。
便利なサービスですね!
動画アクション キャンペーン は、配信面が増えているので、リーチできるユーザーが増加しています。また、Googleの機械学習の面でも効率的です。
動画アクション キャンペーン 設定方法
動画アクションキャンペーンは、キャンペーンなので、ついついキャンペーンとして設定できるように誤解されます。しかし、実際は、広告グループでの設定になります。
動画アクション キャンペーン 設定手順
- キャンペーン作成画面へ
- キャンペーンのサブタイプは「コンバージョンの促進」を選択
- 広告グループの設定で、種類 「レスポンシブ」を選択
- ターゲット設定:「ユーザー」でターゲット設定
- 広告の設定
- 10秒以上の動画設定 推奨
というかんじで、わずか5STEPです。
ちなみに、10秒以上の動画を推奨するのは、クリエイティブ的に、アクションを促す動画で、10秒より短いと、難しいからです。
基本的には、動画キャンペーンを作って、その中の広告グループに設定をあてはめていくかんじです。
リマーケティングやカスタムオーディエンスなどのオーディエンス設定も、もちろん、可能ですので、しっかりと設定していきましょう。
なお、ファインド広告とは、併用して、取り組むようにした方が、リーチ力もあがるので、おすすめです。
ファインド広告の詳細は、過去記事で紹介していますので、参照してください。
最新 Google広告 ファインド広告 2020年 期待の星!
https://saras-wati.net/web-ad/new-googlead-find-discovery/
ファインド広告を活用することで、Google Discover、Gmail といったGoogle特有の配信面へも広告掲載が可能になります。
TrueViewアクション広告とは?
参考)Google 広告 ヘルプ
TrueView アクション キャンペーンを編集する
https://support.google.com/google-ads/answer/7671017?hl=ja&ref_topic=3119118
YouTube広告といえば、動画広告。この中で、王道とされてきたのが、TrueView広告で、TrueView広告は、YouTube動画で、動画の前後や途中で表示される動画広告のことです。
このTrueView広告が、4つに分かれていて、
- TrueViewリーチ広告
- TrueViewインストリーム広告
- TrueViewディスカバリー広告
- TrueViewアクション広告
その1つが、TrueView アクション広告です。
TrueViewアクション広告は、動画アクションキャンペーン同様、コンバージョン獲得で用いられるYouTubeの動画広告です。
購入意向の高いユーザーをターゲットとして、広告配信できる広告フォーマットがTrueViewアクション広告で、視聴ユーザーにリンクのクリックなどのアクション促進を促せる広告となっています。
そのためYoutubeの動画再生中は画面下部、動画再生完了後は終了画面で、詳細はこちら!などのバナーが表示されます。
基本的には、CPM課金になるのが、TrueViewアクション広告です。CPCで実施できるケースもありますが、おおむねCPM(表示)課金だと思っていてください。
TrueViewアクション広告 ターゲティング
TrueViewアクション広告は、基本的に、
- ユーザーの属性
- ユーザーの行動
- ユーザーの興味関心
で広告配信が可能です。
もちろん、リマーケティング、カスタムインテントからの配信も可能です。
これは、動画アクションキャンペーンでも同じです。
動画アクションキャンペーン TrueViewアクション広告 違い
この2つの広告の違いは、
- 広告配信面
- 広告フォーマット
の違いです。
動画アクションキャンペーンは、TrueViewアクション広告の新しいバージョンなので、基本的には、TrueViewアクション広告の機能をすべて持ち合わせています。
動画アクションキャンペーンは、そのうえで、
- YouTube トップページ Home Feed へ広告配信
- YouTube インストリーム広告枠以外へも配信可能
という広告配信面での違いがあります。
要するに、広告配信量が、動画アクションキャンペーンの方が多いのです。
また、広告フォーマットの面でも、
動画アクションキャンペーンは、優れていて、スキップ可能なインストリーム広告でも適用できる広告フォーマットになっていますし、True View ディスカバリー広告でも、掲載できるフォーマットになっています。
それゆえ、動画アクションキャンペーンは、TrueViewアクション広告と異なり、長い広告見出し、説明文を設定でき、視聴者へ、より多くの情報訴求ができるのです。
動画アクションキャンペーン おすすめ 動画クリエイティブ
動画アクションキャンペーン で、推奨される動画クリエイティブは、基本的には、TrueViewアクション広告と変わりません。
- スマートフォンで見たユーザーが直観的にそのメリットがわかること!
- 動画のストーリー
といった部分です。
動画のストーリーは、基本、悩み⇒解決!のプロセスです。
これを、スマホの視聴者に向けて、うまいこと、表現する!というかんじですね。
マンガやイラストでの動画広告のクリエイティブが多いのは、この理由です。
直観的!という部分では、テキストでもいいですが、コピーメイクがうまくいかないと、単なる文字バナーになりますから、ご注意ください。
参考になる、Googleのレポートもご紹介します。
YouTube 広告 1,000 本以上の分析でわかった「アクション」につながる広告、つながらない広告
https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/marketing-strategies/video/youtube-action/
がっつり悪い点を指摘して、読みやすさ!などをアピールした方がいい!!と書かれていますね。
まとめ 動画アクションキャンペーン TrueViewアクション広告 ベース は 同じ
動画アクションキャンペーン、いかがでしたか?
YouTubeを活用した動画アクションキャンペーンは、これからの時代のYoutube広告のメインどころとなるでしょう。
TrueViewアクション広告がベースとなるので、動画アクションキャンペーンについての理解を深めるうえでも、TrueViewアクション広告について、簡易的に解説しました。
Youtube広告を効果的にしていくためには、やはり、新しい広告でのトライアルも重要です。自社のプロモーションの目的にあった広告フォーマットを活用できる動画アクションキャンペーンを活用することで、より、視聴者からのアクションを促せます。
知っている、知らないで、大きな差が出てくるネット広告。ネット広告の効果を最大化させるためにも、新しい知識を取り入れていきましょう!