GPS台湾旅行記(3)マッサージ

台湾の2日目後編。単独行動を開始した僕はどこに行く!?

台湾旅行記(3)マッサージ

○ 12月30日(土)

■ 15時30分~
「中山」駅に到着した僕は南の方に向かって歩く。それは、
高いビルが少ない方に向かうため。人ごみキライなんです。
でも、とりあえず、ホテルの部屋が寒いので、着るものを買
おうと、現地のデパート「新光三越」へ。

三越は日本と同じようなフロアの使い方をしているため、ど
こに何が売っているかはすぐにわかった。しかし、なかなか
思った通りの服はない。というのも、ほとんどが日本で買え
るような服ばかりなのだ。値段も日本で買った方が安い・・

しかたなく、三越の隣にある「IDEE」というデパートへ
入るが、ここも駄目!というのも、アルマーニやD&Gと
いった一流ブランドが多く、気軽に買う気にはなれない。。
とはいえ、ブラブラとIDEEの中を歩いていると、6Fに、
なんとバスケットコートの片面が。ダムダムダムと、ボール
をバウンドさせる小気味のいい音が鳴り響いている。

そうなんです。台湾でメジャーなスポーツと言えば、野球、
そして、このバスケットボールなのです。みんなすっごい楽
しそうにプレーしてます。後で道を歩いていて知ったのです
が、スポーツジムにもバスケットゴールがあって、シュート
エクササイズをやっているほど、好きみたいです。

またもや仕方がなく、「IDEE」を後にする。疲れたので
ドトールっぽい喫茶店に入って、一服。。。このエリアは、
本当に日本語が多い。北海道、元町、所沢、千葉。千葉カレ
ーなんてのもあれば、元町カレーなんてのもあった。そんな
地名の着いたカレーはあまり美味しそうに見えない。インド
とか、パキスタンとか、本場の地名を着けた方がいいのに。

■ 16時30分~
わけもわからず中山の駅から歩き出した僕は、とりあえず、
人のいないほうにお散歩。

僕にとって、旅行の最大の楽しみのひとつがこの街歩きだ。
別に観光するものもなく。人と話すわけでもなく。街を踏み
しめるという、疲れるだけの行動が大好きだ。
自分の足で、自分のペースで進むのが好きみたいだ。また、
景観が変わったりするのも楽しい。集団の中の孤独も、自分
の中で好きなポジションだったりもする。

とか言っているうちに、一駅分歩いて、「台北メイン」駅に
到着した。どこかで休もう
と、駅前の広場のベンチに腰掛けた。

駅前は、すごい人ごみだった。
新宿アルタ前を思わせる人ごみにヘドが出そうだ。
年末年始はどこも混んでいるのだなって痛感。

ふと、カバン屋さんが目に入った。小さいカバンとかを持っ
いないので、この旅行中、何かと不便を感じていたので、見
てみようと近づく。

するとカバン屋の前で、現地の人に話しかけられる。しかし
手に持っているのは地図。どう見ても、僕に道を聞いている
っぽかった。もちろん、中国語なんて、
「愛している」くらいしか使えないので、
英語で、ソーリー。アイム ジャパニーズと答えようとした。
しかし、「ジャパニーズ」を間違えて、
「アイム ジャニーズ」。口走った瞬間から、
顔が赤くなったのは言うまでもない。
もっとも、向こうの人は、言葉が通じないと
わかったのか、どこかへ行ってしまった。

アホな僕だけがカバン屋の前にたたずむ。

カバン屋で、黒いカバンを入手。1,100元(約3,300円)。
フェミニンな僕には、ある意味でピッタリなカバンをGET。

さぁ、そろそろ、士林駅に戻ろう。

 

 

台湾 士林夜市

■ 17時45分
「台北メイン」駅から電車に乗って、「士林」駅に到着。待
ち合わせをしていた喫茶店へ。すでに到着していた二人と合
流。しかし、この二人。昼間僕が座った席と同じ席に座って
いた。仲間だなって痛感。

大ジョッキに注がれた石榴アイスティーを飲み干し、夕飯に
なるであろう「士林夜市」へ。この夜市は台湾最大の夜市。
衣服、雑貨、食料品、屋台。色んなモノがひしめいている。
この場所で感じるのは、台湾の熱さだなっと思った。

夜市は予想以上に人が出ていた。
年末のアメ横を思い出した。
しかも、その中をスクーターが走る。
とても止まって見る余裕がないので、
そそくさと歩いた。すると、
お祭りを抜けるように簡単に夜市は終わった。アレ?
だが、夜市はそのエリアだけではなかったのだ。
300m先に、体育館のような建物があり、
そこにも屋台が展開されているのだ。

体育館のようなところにある夜市はイメージ、ドンキホーテ
を汚くして、所狭しと屋台を並べた感じだ。この中のお店に
は食事の出来るところが多く、衣服や雑貨などはほとんどな
い。あるのは、屋台とくじ引きやと、ええ?メリーゴーラン
ド!?といったかんじだ。

屋台では、1個10元と書かれた肉まんを最初に購入。
日本の肉まんよりも、小ぶりだが、肉とにらが絶妙。
日本のよりも、ずっとうまい。調子に乗った僕は腸詰を食べ
ようと試みる。前に並んでいる人がパンに白い腸詰を挟んだ
ものを食していて、とてもうまそうだった。僕も同じものを
食べようと思い、屋台のおじさんに、白い腸詰を指差した。

「にゃぁ、にゃにゃにゃ」
「OK。ワン」

すると、白い腸詰のみ渡された。まぁ、いいやと思い、25元
を払い、腸詰をほおばる。ん_?肉じゃない。そう、この腸
詰。もち米が詰められていたのです。まぁ、おいしいからい
いいかと思い、頬張るも結構お腹にたまる。。。
さっぱりとした味わいが欲しくて、次はスイカジュースを。
20元をお店の女性に払うと、目の前でスイカをジューサーに
いれてくれた。飲んで見ると、この味が最高。甘いスイカの
味は、コレまで飲んだどんな飲み物よりも素敵な味でした。
ぶっちゃけ、台湾旅行で、僕が1番おいしかったものと思っ
ている代物です。

同行者のマチは屋台に座って、カキと卵の炒め物を食してい
ました。あまりにも現地人ぽいので、何度も通り過ぎたくら
いでした。僕もその屋台に座り、チャーハンをいただく。チ
ャーハンはぶっちゃけ、そこまでの味ではなかったな。

夜市を出ると、街はなんだか静かな感じ。匂いもなくなった
街から、ホテルへと戻ります。

台湾のマッサージはリーズナブル

■ 22時00分
このままホテルで寝るのも、もったいないので、今度は、マ
ッサージへ行くことに。台湾のマッサージはリーズナブルな
ことで有名。ホテルから歩いていけるところへ早速。

怪しげなお店でした。女主人が怖い目つき&カタコトの日本
語で、「3人?」と。思わず、「はい」と答える僕。すると
2階に通されます。3人とも、別々の部屋に通され、着替えを
開始。マッサージ服に着替えて、台に寝そべると、
すぐに、40代前後の男の人が登場。
肩が筋肉で盛り上がっていて、ゴリラみたい。
力強いんだろうな、痛いのかなって思っている
と、声は妙に優しい感じ。それと比例して、力具合もとても
優しく心地よい。。。マッサージって、いいなぁっと思う。

すると、別の部屋から。。。「うっきゃきゃきゃ」っと奇声
が聞こえるではないですか。この声は、マチだなっとすぐに
わかったものの、何をしているんだかっと思いました。

マッサージは約60分ほど続き、
肝臓&腎臓が悪いと指摘されました。
腰も悪いことを見透かされたので、さすがプロだと
御礼を言って着替えると、マッサージを終えて
いたタカが待合室に座ってました。

タカも、マチの奇声を聞いて、何があったのかと思っていた
様子。戻ってきたマチに聞くと、マッサージはあわない、ク
スぐったくてたまらないっと言っていました。

1,000元(約3,000円)を支払い、ホテルへ歩く。
と、マチのマッサージをしていた人がスクーターで追っかけ
て来ました。僕らに名刺を渡して、怪しげな日本語で、足も
やらないかと勧誘。丁重にお断りして、行こうとすると、名
刺をさらに渡そうとマッサージ師が手を伸ばした瞬間。ガチ
っと、マチのおでこにひじが入りました。

マチが怒って、マッサージ師の名刺を道に投げ捨てました。

台湾は公共マナー違反に厳しい国なので、こういう行為が見
つかると、罰金になってしまう。面倒なことにならないとい
いなぁっと思っていましたが、その場は特に問題なし。

ちなみに、そのマッサージ師は、僕らの仲間のひとりによく
似ていたので、友情出演と言って話のネタにしていました。

■ 23時50分
ホテル近くにお寺があることに気づいたので、そこに寄って
記念写真など。お寺は土地があまりないので、高さのある建
物で、ちょっとしたお堂のよう。
台湾では、道の途中に、こういうのがあるのだと思うと、日
本に似ているなぁと、しみじみ。

2日目もオシマイ。ちなみに、僕はこの日、本を
読み始めたらなかなか眠れず、3時過ぎに就寝。これが後で、
じわりじわりと響いてきますが。。。

さぁ、明日は南のエリア。世界ギネスの高さのビル、
「台北101」と年越しイベントです。

続く…